【編集長インタビュー】「内藤は俺のパクリ」と「世界一こずるい男」タイチが「ディーバ」阿部未歩とニンマリ

 

――幼馴染ではないんですね

 

阿部 年が離れていますから。出会ったのは4年前です。

 

タイチ たまたま見ていたテレビ番組で彼女が出ていた。「エロかわいい女がいるな」と気になったんで、調べたら「え、俺と同じ石狩出身じゃねえか」と。どうにも気になったんで、ツイッターでリプ飛ばしたら、彼女も俺の事知っていて、すぐ意気投合したよ。

 

――そして・・・

 

阿部 いつの間にか特別な感情を抱いていましたね。支えたい、力になりたいなって。

 

タイチ 俺も「じゃ、1番近くで俺の事支えろよ」って。

 

 

――そしてディーバに

 

阿部 最初はディーバという意識を持ってリングに立ったわけでは無かったのですが、いつの間にか自然とそう呼ばれていましたね。「どうしたらディーバになれるのか」と、相談を受けるのですが・・・彼だけを愛して、全てを捧げる自信がありますか? レスラーとしての彼だけでなく、色んな顔を持つ部分も含めて全部愛せますか? と問いたいですね。その人のすべてを受け入れる覚悟がないと、ディーバになるのは無理なんじゃないかな。

 

タイチ 「裕二郎ガールズ」とかぶるじゃねえか、というやつがいるけど、そもそも全く別モノ。彼女たちは入場の際にエスコートするだけ。ゴングが鳴ればフェンスの外で観戦している。彼女(阿部)はリングサイドで俺をずっと見守っていてくれる。時には手も足もケツも出して俺をサポートする。全く違う

 

阿部 実は挑戦状も届いています。「ディーバになって、私がOO選手を守ります。そしてあなたをボコボコにします。」と。でも、生半可な気持ちではディーバは務まらないんじゃないですかね。

 

――次回の登場は?

 

タイチ 3・6大田区総合体育館大会だな。

 

阿部 2015年の12・23大田区大会で初めてリングに上がったので、思い出の場所ですね。

 

――タイチさんはIWGPジュニアタッグ王座に挑戦ですね

 

タイチ ロッキー、コズロフ(実際はロッキー、バレッタ)だな? 何年も外国人天国だったジュニアタッグもここで終わり。何年振りかの日本人タッグチャンピオン、のぶ(金丸義信)と一発でなってやるよ。そしていかに新日本ジュニアの連中が情けなかったか、教えてやるよ。

 

――IWGPジュニア王者・ヒロムは旋風を巻き起こしています

 

タイチ そう? まぁ、今のうち好きなだけ粋がっておけば? 「自分は最強だ」と勘違いし始めて調子に乗った頃にはアレだよ。

 

 

――ヒロムを始め、鈴木軍がいない間にロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンが新日マットを席巻しています

 

タイチ ナニを言ってやがる。内藤なんて俺のパクリじゃねえか。タラタラ入場してくるのも、ベルトをほっぽり投げたり、蹴っ飛ばすのも、レフェリーの目を盗むのも俺がやっていたこと。大体、あいつ(内藤)は俺のファンなんだろ。俺がジュニアのリーグ戦に出ていたころ、毎年俺を優勝候補にしていた。俺が好きなんだろ。入場のスーツの早脱ぎも俺のパクリだろ。

 

――そういえば、そうですね

 

タイチ だろ。「パレハ」とかスペイン語を使うのも俺が先だった。トップの内藤が俺のパクリなんだから、ロス何とかも、しょせん「俺たちの下」って事だよ。内藤が昨年のMVPだった? て事は「俺がホンモノのMVP」ってことだ。

 

 

憎々しげに内藤をロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを“口撃”するタイチに熱い視線を送る阿部。まさに一心同体。固い絆を結んだ二人は無敵。最強の「ディーバ」を従えたタイチから目が離せない。

(撮影:二瓶隆弘)

 

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