【潮﨑 豪インタビュー】中嶋戦はノアの新時代を切り開く戦い!蹴りを凌いで豪腕で勝つ!!そして新時代の中心になる!!
――チャンピオンになった時に思い描く未来像はありますか?
潮﨑:中嶋・マサ・拳王・小峠もヘビー級に上がってきて、ノアの形もまた新しくなりつつあるので、もちろんそこを盛り上げていけるような戦いも必要だけど、俺は丸藤選手にシングルで勝ったことがない。タイトルマッチは新時代の選手ともやりたいけど、それ以上にノアを守ってきた人たち、「ノアの人間」とやりたいですね。
――丸藤さんとは前回、ノンタイトルでやっていましたけど、丸藤さんは越えないといけない壁ですよね。
潮﨑:そこを越えていかないと、新時代というのも見えてこないと思います。
――潮﨑さんから見て、文体の試合で、ほかのアピールポイントはありますか?
潮﨑:TNA Impact Wrestlingから三選手が参加します。その中で、前までTNAチャンピオンだったエディ・エドワーズが参戦します。彼はアメリカでもデビューしていたけど、ノアに新弟子として入ってきて、腰を据えて合同練習に参加して、ノアで再デビューした経歴です。
俺は一緒にやっていたことがあって、彼との戦いがシングル初勝利でした(2005年8月24日)。年齢は近いけど、デビューは彼のほうが早くて、会うのは久しぶりですね。楽しみです。
――今後ぶつかる機会はありますか?
潮﨑:横浜大会だけだったらぶつからないけど、今後の可能性はゼロじゃないかもしれない。ノアの戦い方を知っているし、おもしろい選手ですよ。
――彼のファイトスタイルは要チェックですね。
――新生ノアになってから化けた選手はいますか?
潮﨑:清宮選手が、杉浦選手と組むようになって、自分を試合に出すようになった。負けん気の強さも、より強くなりました。彼とは一回シングルやりましたね。拳王選手の裏切りからどうなるかわからないけど。その拳王選手は文体で、杉浦・拳王、マサ北宮・モハメドヨネで王者決定戦。杉浦・清宮タッグが崩れたので、横浜で清宮選手がどう自分をアピールするかが楽しみです。
――清宮選手に注目されていると。ヘビー級に上がってきた拳王選手はいかがですか?
潮﨑:自分自身で、ヘビーとしての責任やプライドを持ってやっていたというのを感じます。彼の蹴りはどこから飛んでくるかわからない。
――日本拳法のチャンピオンになってますよね。
潮﨑:中嶋選手とは違う蹴りの威力。拳王は鋭い蹴りです。よけたと思っても、どこからか飛んでくるような蹴りを使うので、とても嫌なタイプですね。小細工効いてるなというか(笑)
――マサ北宮選手はいかがでしょう?
潮﨑:いいですね。まさに(笑)GHCに挑戦してから、異常なくらい急激に変わったんですよ。すごいなって思います。
――どう変わったんでしょう?
潮﨑:自信を持って試合をやっているんです。自分に自信を持つような試合をするようになったので、勢いに乗っているなと感じます。今度のGHCタッグ決定戦の要になると思う。
――マサ斎藤スタイルを踏襲してから一皮むけたように思います。
潮﨑:マサ斎藤さん、あんなグルグルしてないと思いますけどね(笑)スタイルが彼に合ってるんでしょうね。
自分がノアに戻ってきて初めて対戦した相手が北宮でしたが、当時と比べると雲泥の差ですよ。
――ちょっとずつ心の叫びが出てきましたね。
潮﨑:いいっすね、彼は。
――小峠選手はどうですか?
潮﨑:石頭(笑)彼がどういうつもりでヘビー級に上がってきたかはよく知らないけど、彼自身もすごく悩んでいるんじゃないか。どうしたらいいのかが、まだわかっていないんだろうな、と。自信がなくて、探り探り、迷いながら試合をやっているような印象がある。
ジュニアでやってきた部分が強すぎて、ヘビー級に対しての戸惑いがあるんでしょう。
――昔は線が細かったですからね。
潮﨑:最初からヘビー級らしく戦うなんて、絶対にできないはずなんです。俺だってできているかわからないですけど……。ヘビー級をやっていて身についてくるものだとは思います。
――数をこなして、血肉化するものでしょうね。潮崎さんは、新世代の人たちと戦いつつ、丸藤さんや杉浦さんとの戦いも視野に入れているんですね。
潮﨑:ファンの人に対して、今は自分たちの時代だとアピールしなければいけない。その時代を誰が先につかむかという時に、自分がトップに立っていないといけません。