【プロレスリングACE】「ACEのトーナメントのほうがバチバチしていたっていう感じの闘いをしたい」7.2ACE新木場大会インタビュー②──立花誠吾

プロレスリングACEの外部会場初進出となった5月1日の新木場大会では頓所隼と共にメインイベントを務めた立花誠吾。W-1王者の芦野祥太郎と行動をともにしていることもあり、着実に成長を遂げている。実績面では2期生の伊藤貴則とタナカ岩石に遅れを取ったものの、今回の新木場大会で行なわれる『W-1 GRAND PRIX 2017』出場者決定トーナメントでは1期生の実力を見せるチャンス。2度目の新木場大会を前にトーナメントに臨む心境を聞いた。

──ACEとして2回目の新木場大会が近づいてきましたが、どのような心境でしょうか?

立花「2回目をやれるっていうことは、1回目が悪くなかったから2回目も、という話になったということだと思うんですよ。でも、1回目よりももうちょっとお客さんが入ってくれたら、会場に来てないお客さんも『こんなに来ているんだな』って思ってくれると思うんで。僕自身もたくさんのお客さんの前で試合をしたいし、そういう意味での2回目でもあるんじゃないかなと思います。1回目あれだけ入ったんだから、2回目はもう少し増やそうよっていう」

──1回目は凄く好評だった大会なんですけど、2回目もできるんじゃないかっていう手応えはあったんですか?

立花「1回目の新木場大会では頓所とメインでやらせてもらったんですけど、その時の試合の評判が先輩方からも良かったんで、その手応えはありましたね。この1年ちょっとやってきたことが無駄じゃなかったんだなって。お客さんにも伝わっただろうし、観ているプロレスラーの人にもそれが伝わったんだなって思いました。最後も勝てたし、非常に手応えが感じられた試合でしたね」

──もっともっと自分たちでいいものを見せていけるという自信になりましたか?

立花「そうですね。1年であれだけやれたので。まだまだ僕も頓所も技は少ないし、オリジナルの技もないんですけど、そういう状態で評価していただけるような試合ができたことは自信になりました。だから、焦らずにじっくりと成長していって、そのうち頓所とまたどこかでシングルマッチとなったら、新木場の時よりもいい試合を見せられると思っています」

──なるほど。そして、今回の新木場大会では、7月12日のW-1の後楽園大会の『W-1 GP 2017』のACE選抜代表選手を決めるトーナメントを行なわれます。立花選手もエントリーされて、1回戦を岩石選手とやることになりましたけど、どのようなお気持ちですか?

立花「まあ反対側のブロックは頓所隼と伊藤貴則なんですけど、伊藤はタッグ王座も取ったし、6月の後楽園大会ではそのタッグ王座に岩石が挑戦しているし、6月18日の清水大会では岩石もUWAの世界6人タッグを取りましたし、2期生はドンドン結果も出しているし、実績も作っているんで、ここで逆に僕が2期生の2人から勝てば、ベルトに挑戦できるだろうし、上に行くステップアップになるって思いますね。ただ、ACEでトーナメントをやるっていうことがあんまり……」

──と、言いますと?

立花「なんかACE自体がW-1の下って認めているような感じがして。まあ、客観的に見て下だし、自分の現在の実力をしっかりと認識することも大切だと思うんですけど、それでも下だということを団体や選手が認めちゃったら、ずっと下のままじゃないですか? 決まっちゃったことは仕方がないですけど、ACEの選手はこれだけできるんだぞっていうのを今回のトーナメントでも見せたいですね。W-1の下ではなくて、追いつきたいです」

──W-1の下部組織ではなく、ACEという一つの団体として認めてもらいたいと。

立花「そうですね。僕たちは気持ち的な部分でやっていくしかないんで、そういうところで下って認めちゃったらリング上で気持ちが出なくなっちゃうんじゃないかなって思うんですよ」

──それこそ本戦と言われているW-1のグランプリよりもACEのトーナメントのほうがおもしろかったっていう評価になればいいですよね。

立花「そうなれば最高ですよね。もちろん『W-1 GP』も出られるってなったら、実際は皆さん僕らよりも強いし、巧いし、デカいし、そこで闘えることはいい経験になると思うんですよ。だけど、ACEのトーナメントのほうがおもしろかった、あっちのほうがバチバチしていたっていう感じの闘いを僕らでできればなと思っています」

<次ページ:「ACEのトーナメントは『W-1 GP』よりもおもしろい試合をする」>

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