【新日本】タイチ、H.O.T.の無法地獄に沈む!裏切り者SANADA、ギターショットで因縁対決に非情の終止符

新日本プロレスは7月27日、愛知・ポートメッセなごやにて“真夏の最強戦士決定戦”『G1 CLIMAX 35』第7戦を開催した。

『G1 CLIMAX 35』
日時:2025年7月27日 (日) 16:00開場17:00開始
会場:愛知・ポートメッセなごや 第1展示館
観衆:2,162人

セミファイナルのAブロック公式戦で、タイチとSANADAによる裏切りと遺恨に満ちた一戦が行われた。しかし、その結末はHOUSE OF TORTURE(H.O.T.)の非道なまでの介入によって歪められ、SANADAが無法勝利。タイチの怒りは、深い闇へと葬られた。

昨年11月、当時リーダーであったタイチを裏切り、Just 5 Guysを去ったSANADA。その怨念は、タイチの心に深く刻まれていた。今年2月の大阪大会でも、SANADAは急所攻撃からの勝利という屈辱をタイチに与えている。このG1の舞台は、タイチにとって、その全ての落とし前をつけるための聖戦であった。

その想いは、ゴングを待たずに爆発した。リングインするや否や、タイチはSANADAに襲いかかり、ストンピングの雨を降らせる。しかし、H.O.T.に魂を売った男は、もはやかつてのクールな姿ではない。顔面をかきむしって応戦すると、すぐさま場外戦へと引きずり込み、観客のペットボトルを凶器にするなど、非道なラフファイトでタイチの怒りを巧みにいなしていく。

リングに戻っても、その流れは変わらない。タイチがジャンピングキックで流れを掴み、必殺の天翔十字鳳を狙おうとした瞬間、リングサイドに潜んでいた金丸義信がその足を掴んで妨害。この一瞬の隙を突き、SANADAはタイチの急所を的確に蹴り上げる。

それでも、タイチの怒りの炎は消えない。放送席のミラノコレクションA.T.氏をも巻き込んだ乱闘の中で、金丸に強烈なチョップを見舞うと、リング上ではアックスボンバーの連打でSANADAを追い詰めていく。

勝負は、互いの必殺技を巡る攻防、そしてH.O.T.の介入によって、さらに混沌を極めた。タイチがブラックメフィストを狙えば、SANADAはレフェリーを盾にする。タイチがお株を奪う急所攻撃からタイチ式外道クラッチで3カウントを狙えば、金丸がレフェリーの足を掴んで阻止。無法地帯と化したリングで、正々堂々という言葉は意味をなさなかった。

この試合の結末を決定づけたのは、H.O.T.の最も卑劣な一手であった。タイチのセコンドについたヤングライオン・安田優虎が、師を助けようとSANADAのギターショットを身を挺して止める。しかし、その健闘も虚しく、金丸がタイチの顔面にウイスキーミストを噴射。視界を奪われたタイチに、金丸は角瓶で一撃を見舞うと、最後はSANADAが底の抜けたギターをタイチの頭部へフルスイング。非情なまでの悪の連携が、遺恨渦巻く戦いに終止符を打った。

<試合結果>

▼第7試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 35』 Aブロック公式戦
タイチ ×(2勝3敗=4点)
vs
SANADA 〇(2勝3敗=4点)
14分05秒 体固め

試合後も、H.O.T.の暴挙は止まらない。怒りを露わにする安田に対し、金丸はフロントハイキック、そして角瓶での殴打という非道な追撃を加える。その惨状を見下ろしながら、SANADAと金丸は葉巻を燻らせるポーズを決め、悠々とリングを後にした。

バックステージでは、両者共にノーコメント。その沈黙が、この試合の異常さと、H.O.T.の不気味さを何よりも雄弁に物語っていた。タイチはこれで手痛い3敗目。G1の優勝戦線から一歩後退するとともに、その心には、さらに深く、暗い闇が刻み込まれることとなった。

<写真提供:新日本プロレス>

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