リングと議場を駆ける“闘う市議会議員”大和ヒロシ。プロレスで故郷・君津を元気にする、秋から冬への三つの挑戦
プロレスラー、そして、千葉県君津市の市議会議員。大和ヒロシは、異色のキャリアを歩む男だ。リングの上では激しい戦いを繰り広げ、議場では故郷の未来のために声を上げる。その二つの活動は、大和の中で見事に融合し、地域に新たな活力を生み出す原動力となっている。
この秋から冬にかけ、大和は自らがプロデュースする3つの大規模なプロレスイベントを、立て続けに開催する。その一つ一つに込められた、地域活性化への熱い想い、自らルールを変えて道を切り拓く行動力、そして、プロレスという文化への揺るぎない愛情。
「努力に勝る力なし」を信条とする、異色の“闘う市議会議員”。その現在地と、彼が見据える未来図に、深く迫った。
■10月・秋の大感謝祭。「食」と「プロレス」で三世代を繋ぐ

――この秋から冬にかけて、プロデュースされる大会が3つも控えているということで、精力的な活動に驚かされています。まずは、10月に開催される「君津商工会議所青年部 秋の大感謝祭」についてお聞かせください。
大和:このイベントは、君津商工会議所の青年部さんが主催するもので、プロレスの部分を私がプロデュースさせていただいています。昨年、「キッチンカー祭りと収穫祭」として始まったイベントが、大変好評でして。今年はさらに規模を拡大し、プロレスも本格的に組み込んで開催することになりました。
――キッチンカー、収穫祭、そしてプロレス。非常にユニークな組み合わせですね。
大和:そうなんです。会場となる君津市民文化ホールのすぐ脇に、君津市の特産品である「小糸在来(こいとざいらい)」という枝豆の畑がありまして。その収穫を体験しながら、美味しいキッチンカーの食事を楽しみ、そして、プロレスも観戦できる。飲食スペースも用意されているので、文字通り、食べて、飲んで(ノンアルコールですが)、楽しんで、プロレスで熱狂するという、さらに落語やキッズダンス、野球場絵画コンテスト入賞者発表までありますので、一日中楽しめるイベントになっています。
――まさに、五感で楽しむイベントですね。
大和:ええ。君津市は、人口の約3分の1が高齢者という街でもあります。ご年配の方々にも、のんびりと楽しんでいただけるような、ほんわかした空気感になるのではないかと期待しております。
――おじいちゃん、おばあちゃん世代は、かつてのプロレスブームを体験されている方も多いと思いますが、反響はいかがですか?
大和:すごく声をかけていただけますね。もちろん、今の選手のことはご存知ない方がほとんどですが、「昔、力道山を見てたよ」と、その懐かしさから足を止めてくださる。そして、今のプロレスの迫力に、「今のプロレスって、すごいんだね!」と、新しい刺激を受けて帰っていただける。プロレスが、世代を超えたコミュニケーションの窓口になっていると感じますね。

――その君津に、プロレスラーである大和選手がいる、というのは、市民にとっても心強いのではないでしょうか。
大和:そうなれていれば、本当に嬉しいのですが(笑)。「プロレスラーがいるらしい」という噂は、なんとなく皆さんご存知のようで、市役所などで「もしかして…」と声をかけられることもあります。ただ、その後に「思ってたよりも、小さいんだね」って言われることも多いですけど(苦笑)。
――(笑)。ですが、大和選手が関わることで、プロレスの輪が地域に広がっているのは事実です。
大和:商工会議所の青年部さんと組ませていただくことで、私が普段お伝えできない層の方々にも、情報が届いているのを実感します。私が知らないところでチラシが配られていたり。プロレスにとっても、地域にとっても、すごく良い活動ができているのかな、と感じています。















