【SSPW】船木誠勝、異端の弟子との“10年目の再会”は予測不能の王座戦「いつもとは違うイケメンを引き出す」

 3月13日、56歳となる誕生日にスーパー・タイガーを破り自身4度目のレジェンド王者となった船木誠勝。これまで3度の戴冠ではいずれも防衛を果たせず終わっていたが、6月の初防衛戦で新崎人生を撃破。

9月21日にデビュー40周年記念大会を控える中、まずは11日のストロングスタイルプロレスで、かつての弟子である黒潮TOKYOジャパンを迎え撃つ。全く異なるスタイルを持つ2人の再会は、いかなる展開を生み出すか。

――9月になっても暑い日が続きますが、コンディションはいかがですか?

船木 8月は試合がなかったので、逆に練習だけに集中できて充実していました。もう昔とは暑さの質が違いますけど、戦いの練習が始まると暑さは関係なくなっちゃうから不思議です。練習中はダルいとか暑いとか感じないんです。だから練習している方が調子がよくて、それだけ集中できているんだと思います。

――夏バテ・暑さに対する、何か船木選手独自の対策があれば教えてください。

船木 とにかく水をたくさん飲みます。普段から水分は摂る方ですが、夏場はその倍くらい飲んでいる気がします。知らないうちに脱水しているので、いつも以上に意識しています。それから、10分とか15分ですけど時間があれば少し横になって昼寝をします。目を瞑るだけの仮眠ですけど、これをちょこちょこやることで疲れを溜めないようにしています。この年になるといかに回復するかが重要なので、この仮眠もトレーニングのうちです。午前中にトレーニングをして、食事を摂った後に少しウトウト来るので、そのタイミングでパッと仮眠します。寝過ぎると逆にダルくなるので、短くパッと休むのがコツです。

――今年はデビュー40周年となる1年ですが、9月はその記念大会が決定しています。

船木 そうですね。21日に大阪で記念大会をやるので、そこが一つのハイライトで、この9月を目指して今年1年を生きてきた感じです。

――その21日の記念大会では息子の船木ライアン選手がスペシャルエキシビションマッチに出場するのが決まっています。

船木 自分が大阪に引っ越してちょうど10年になるんですが、当時10歳だった息子とその頃から一緒にトレーニングを始めました。それが今年でちょうど10年経って、自分の40周年記念大会があるので、「記念に試合をしてみたい」と本人からありまして。やっぱり練習だけしていても自分がどれだけ強いのかしっくり来ないし、試したくなるみたいです。2005年から柴田勝頼と格闘技の練習を始めて、そこから2年経ったら「総合で戦いたい」って言い出したんです。やっぱりやっていくと試したいというか確認したくなるのか、なんかその時と似ているなと思いました。

――そしてその対戦相手を努めるのが、かつての弟子でもある近藤有己選手です。

船木 本当に不思議な感じです。息子がリングに立つことも、ましてその相手が近藤だということも、全く想像していませんでした。でも、近藤はああいう男なので、思いっきりぶつかっていけばしっかり受け止めてくれると思います。

――ライアンさんの今後はどのように?

船木 格闘技1本でやっていくというわけではなく、普通に仕事をしながらアマチュアでやっていく形になると思います。自分自身この世界で40年生きてきて、業界の状況が昔と大きく変わったのを肌で感じています。昔は団体に所属していれば生活が守られていましたけど、今は個人の力が全てで、息子もその辺りは分かっていると思います。格闘技をしなくても生活していける基盤を築くことがまず基本だと考えています。

――そして弟子ということで言えば、その一人である黒潮TOKYOジャパン選手を今大会での防衛戦の相手に指名されました。その理由をお聞かせください。

船木 彼と別れて、ちょうど10年なんです。当時まだ22歳だった彼も今は32歳。レスラーとして一番いい、脂の乗った時期を迎えています。自分もちょうど40周年というタイミングだし、その彼とシングルマッチで戦ってみたいと思ったんです。

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