【東京女子】「存在意義を探す10代」、「不安を乗り越え素を貫いた」風城ハルと凍雅が明かす、プロレスが与えてくれた成長
2023年3月、共にプロレスラーとしてのキャリアをスタートさせた二人の女子プロレスラー、凍雅と風城ハル。東京女子プロレスの未来を担うと期待される同期タッグの前に、あまりにも高く、そして巨大な壁が立ちはだかる。
来る9月20日、団体最大規模のビッグマッチ『WRESTLE PRINCESS Ⅵ』東京・大田区総合体育館大会。彼女たちが対峙するのは、“破壊する女”の異名を持つ松本浩代と、SKE48を卒業しプロレスラーとして覚醒を遂げた荒井優希と激突する。
前編ではビッグマッチへ向けた意気込みを聞いたが、後編では2人のデビューしてからの変化、東京女子プロレスについて、今後の目標について迫った。
前編:【東京女子】“破壊する女”と“アイドルを卒業し覚醒” 巨大な壁に挑む、若き同期タッグ。凍雅と風城ハル、それぞれの覚悟「チャレンジマッチにはしたくない」
■プロレスラーになって変わった人生。責任感とセルフプロデュース
――お二人は、2023年3月にデビューされました。プロレスラーになって、ご自身の人生は、どのように変わりましたか?
風城:責任感が、生まれたなって思います。学生の時って、なかなか自分自身への責任感って、ないじゃないですか。でも、プロレスラーとして、世間に顔を出している以上、普段の生活の一つ一つの行動にも、気をつけなければいけない。多分、プロレスラーになっていなかったら、高校生活も、こんなに真面目にやっていなかったと思うので(笑)。そういう、やらなければいけないことがあるから、ちゃんとやるようになった。プロレスが、私を大人にしてくれたんだと思います。

――学校では、プロレスラーであることは……?
風城:内緒にしています。多分、バレてないです。今の学生は、あまりプロレスを見ないので(笑)。
――凍雅選手はいかがですか? 人生は変わりましたか?
凍雅:なんですかね……考えることが、すごく増えた、というか。プロレスをやっていなかったら、普通に社会人として働いていたと思うんですけど、プロレスラーって、試合をするだけじゃなくて、セルフプロデュースがすごく大事。他の団体、他の選手と比べて、いかに自分らしく、自分のやりたいことを表現するか。それを、常に考えています。デビューしたての頃は、すごく悩んでいたんです。私のやりたいスタイルは、今のような「かっこいい系」だったんですけど、ファンに受け入れられるのかどうかすごく不安でした。でも、「やってみて、違えば変えればいいや」って。そう思って、自分のスタイルを貫いてみたら、ファンの方も受け入れてくれた。イメチェンもして、今は、すごく“素”の自分で、やりたいことがやれています。大変なことも増えた分、お客さんが楽しんでくれたり、「好きになった」と言ってくれる、その幸せや楽しさも、何倍にも増えたかな、って思います。

■東京女子プロレスは“生き様”。二人が語る、団体への愛
――お二人にとって、今、所属している東京女子プロレスは、どんな存在ですか?
凍雅:私は、正直、最初は何も知らないで入ったんです。DDTの赤井沙希さんが、男性レスラーと戦う姿を見て、「ああ、かっこいいな」と思ってプロレスラーになりたい、と思った時に、その赤井さんが出ている団体、というぐらいの認識で。でも、入ってみたら、先輩方もめちゃくちゃ優しいし、ダメなことは、ちゃんと愛情を持って指摘してくれる。あんまり関わりのない先輩でも、取材とかで私のことを聞かれた時に、「凍雅は、こういうのを頑張ってて」みたいに、ちゃんと見てくれてるんだなっていうのが、すごく分かるんです。みんな仲が良くて、本当に家族みたい。私みたいな、何も知らずに入ってきた人間を、ちゃんと家族の一員として受け入れてくれた。そういう、アットホームな場所ですね。

風城:私にとって、東京女子プロレスは、風城ハルの“生き様”、そのものです。
――生き様、ですか。
風城:私は、もう、東京女子プロレスしか見えていなかった。ここで生まれ、ここで生き、ここで死のう、ぐらいの気持ちで、入ってきました。練習生として入った時から、「私は、もう、東京女子に“クビだ”って言われるまで、ここに居続けてやろう」って。
――それほどの覚悟で。
風城:はい。だから、もう、東京女子プロレスは、風城ハル、そのものだと思っています。














