【新日本】王者ザック、H.O.T.の“公開処刑”を耐え抜き、成田に辛勝V2!「どうやって勝ったんだ?」と自問するほどの死闘
新日本プロレスは9月28日、兵庫・神戸ワールド記念ホールにて『DESTRUCTION in KOBE』を開催。今大会では5大タイトル戦を含む熱戦が展開された。
『DESTRUCTION in KOBE』
日時:2025年9月28日 (日) 14:30開場16:00開始
会場:兵庫・神戸ワールド記念ホール
観衆:4,672人
メインイベントで行われたIWGP世界ヘビー級選手権試合は、王者ザック・セイバーJr.が挑戦者・成田蓮を破り、2度目の防衛に成功した。
しかし、その戦いは王座戦の品格を汚す、HOUSE OF TORTURE(H.O.T.)による一方的な“公開処刑”と化し、王者が絶望的な状況から、執念だけで勝利をもぎ取るという、壮絶なサバイバルマッチとなった。

前哨戦から、成田率いるH.O.T.は、王者ザックの左膝を徹底的に破壊。その悪意は、この日のゴングが鳴ると同時に、さらに剥き出しとなった。
成田は、序盤からザックの負傷した左膝へ一点集中攻撃。場外では鉄柵やパイプイスを使った非情な攻撃で、王者の牙城を内部から崩しにかかる。

リングに戻っても、その地獄は終わらない。
H.O.T.のセコンド、高橋裕二郎やSANADAが次々と介入し、レフェリーのブラインドを突いては王者を蹂躙。
ザックは、1対3以上という、あまりにも不公平な状況で、孤立無援の戦いを強いられた。

中盤には、成田が改良型プッシュアップバーでザックの膝を殴打し、クロス式の膝十字固めで捕獲。誰もが王座陥落を確信した。
しかし、王者の心は折れていなかった。驚異的な精神力でロープエスケープを果たすと、ここから怒涛の反撃を開始する。

終盤、レフェリーが倒れ無法地帯と化す中、成田がローブローからのダブルクロスで勝負を決めにいくが、これも執念でキックアウト。
最後は、成田のローブローを読んでいたザックが、カウンターの張り手からのサッカーボールキック、そして必殺のセイバードライバーを完璧に決め、H.O.T.の野望を、ただ一人の力で打ち砕いた。
<試合結果>
▼メインイベント(第8試合) 60分1本勝負
IWGP世界ヘビー級選手権試合
<第13代チャンピオン>
ザック・セイバーJr. 〇
vs
<チャレンジャー>
成田 蓮 ×
29分24秒 セイバードライバー→片エビ固め
※ザックが2度目の防衛に成功

試合後、ザックはマイクを握ると、「オイ、成田、オマエ!HOUSE OF TORTURE、イラナイヨ!」と、その戦い様を完全否定。
そして、次期挑戦者であるG1覇者KONOSUKE TAKESHITAに対し、「両国、タノシミ!」と、10.13両国国技館大会での対戦へ、視線を移した。
バックステージでザックは、この日の死闘を、こう振り返った。

「(※日本語で)サイショ、レンレンハ、(※英語に戻り)この数年間、お前はそこにいたってわけか。お前の持ってた全ての可能性……シバタの“ワンダーボーイ”として……そしてスズキに見そめられて……その後の道は知っての通りだけど……あのガキ、テクニック持ってやがるぜ!アイツには“ワザ”がある。くだらねぇ茶番はクソ喰らえだ!仲間たちが介入することなんてどうでもいい。レン・ナリタが、8年前に新日本プロレスに来て以来、俺からタップアウトを取る一番近いところまでいった。だからお前に敬意を表するぜ、このクソガキが!素晴らしかった。いったい、どうやって勝ったんだ?この俺の信じられないような“闘魂(ケツ)アゴ”以外で何が勝ってた?それは俺がただのテクニカルレスラーじゃないってことだ」
そして、次なる挑戦者TAKESHITAへ、改めてメッセージを送った。
「これで準備は整ったな、タケちゃん。あと数週間はアメリカでの生活を楽しめ。俺こそが新日本を代表してるんだ。国内だけじゃない、世界中でだ、このバカ野郎!お前のこと、待ってるよ……リョーゴクで待ってる」
一方、H.O.T.の総力を以てしてもベルトに手が届かなかった成田はノーコメント。その沈黙が、この敗北の重さを物語っていた。
王者の肉体と尊厳を破壊し尽くされながらも、最後は王者の矜持で勝利を掴んだザック。その視線の先には、G1覇者という、最強の挑戦者が待っている。
<写真提供:新日本プロレス>
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