【大日本】神谷英慶が格闘技イベントひしめく大晦日に放つカリスマ・葛西純との“デスマッチ対決”「俺は開き直って、歴史を変えてきた」
2025年を締めくくる大晦日のプロレス界に、注目のカードが実現する。
大日本プロレスの神谷英慶が、12月31日の後楽園ホール大会で、デスマッチのカリスマ・葛西純(プロレスリングFREEDOMS)とのシングル対決に挑む。
史上初のストロング&デスマッチヘビー級同時戴冠という偉業を成し遂げた神谷は、この一戦を「点と線がつながる対戦」と位置づけ、並々ならぬ闘志を燃やしている。
神谷は、重圧を「開き直り」で力に変える独自の境地を語るとともに、同日開催の格闘技イベントに対抗し「プロレスの底力を見せつける」と宣言。
“ミスター・プロレス”天龍源一郎も認める強靭な肉体と、「長いものには巻かれない」という反骨心を武器に、狂猿・葛西との蛍光灯デスマッチで大晦日の聖地を熱狂の渦に巻き込む構えだ。
【大会名】「キング・オブ・デスマッチ・ワールドGPⅡ~Light Tube Crusaders~」東京・後楽園ホール大会
【日時】2025年12月31日(水)開場16:30 開始17:15
▼セミファイナル 狂猿vs妖怪超人
蛍光灯+凶器持ち込みデスマッチ 30分1本勝負
葛西純 vs 神谷英慶

■葛西純との遭遇「点が線になる時が来た」
――12月31日、大晦日の後楽園ホール大会。セミファイナルで、葛西純選手とのシングルマッチが決定しました。今の率直な心境はいかがですか?
神谷: 葛西選手とはこれまで何度かリング上で触れ合う機会はありましたが、こうしてシングルが決まったというのは素直に嬉しいですし、「ついに決まったな」という感覚です。正直、ここまで長かったなとも思います。
――大日本の看板を背負う神谷選手と、プロレスリングFREEDOMSのカリスマである葛西選手。超刺激的なカードが決まりました。
神谷: 自分としてはこれまでリング上で打ってきた数々の「点」が、ようやく一つの「線」に繋がった。そんな一戦だと思っています。
――気持ちの高ぶりは最高潮ですか?
神谷: 高ぶってますね。2025年をいい形で締めくくりたいというのもありますし、そもそも大晦日という特別な日に、葛西純とデスマッチでシングルができるなんて、なかなかのプロレス人生じゃないですか(笑)。そんな経験ができる奴、そうそういないですから。
――対戦相手である葛西選手を、デスマッチファイターとしてどう見ていますか? 尊敬する部分、そして超えたい部分は?
神谷: 僕が思う葛西選手は、ものすごいたくさんの「点」を打って、それを確実に「線」に繋げられる選手です。新日本プロレスの選手たちが対戦を熱望したり、葛西選手と絡むことで必ず何かが生まれたりする。そういうドラマを作れるのが、葛西純というプロレスラーの凄さだと思います。あの「年間ベストバウト」もそうじゃないですか。そういうドラマを作る才能には尊敬しかありませんし、超えたいというよりは、「俺もそれを取り込みたい」という気持ちが強いですね。
――「取り込みたい」ですか。
神谷: はい。魂のメッセージというか、あのワードセンスも含めて、お互いの魂が惹かれ合うような戦いができる。そこは本当にすごい。だからこそ、そのエッセンスを自分の中に取り入れて、プロレスラーとしてさらに深みを増していきたいんです。

■デスマッチへの適性「ルールなんて関係ない。めちゃくちゃやるだけ」
――今回は「蛍光灯+凶器持ち込みデスマッチ」というルールです。
神谷: 僕、デスマッチに関してちょっと特殊な感覚を持っていると思うんですよ。以前、ネクロ・ブッチャー選手とシングルをやった時、蛍光灯デスマッチだったのに、蛍光灯を2本くらいしか使わなかったんです。
――ほぼ殴り合ったと(笑)。
神谷: そう(笑)。僕はアイテムを駆使するデスマッチファイターというよりは、「デスマッチという無法地帯のルールで戦うのが得意な選手」だと思ってるんです。デスマッチルールって、ある意味自由度が高いじゃないですか。何をやってもいい、めちゃくちゃできる。そこが僕にとっては魅力的で。だから、凶器がどうとか、ルールがどうとかはあまり関係なくて、とにかく「めちゃくちゃ暴れてやる」という野暮ったい覚悟で臨みます。

――ストロングBJの神谷選手がデスマッチに参入した当時、葛藤はありましたか?
神谷: 当時は……新しいことを取り入れたい、自分の可能性を広げたいという挑戦の意味もありました。あと、これはあまり言ってないんですけど、石川勇希選手の存在も大きかったんです。彼は体もそんなに大きくないのに、毎試合のようにボロボロになって、病院送りになっていた。デスマッチファイターが減っていた時期で、彼への負担が大きすぎると感じていたんです。「このままだと壊れてしまう。誰かが助けに入らなきゃいけない」と思ったのも、理由の一つでした。
――仲間を救うための参入でもあったのですね。
神谷: 結果的に彼は引退してしまいましたが……。でも、僕はストロングで積み重ねてきたものを「引き算」するんじゃなくて、「足し算」「掛け算」にしてデスマッチで戦いたいと思ったんです。自分の肉体こそが最大の凶器であるというスタイルです。

■「ミスター・プロレス」からの言葉。そして自信
――その肉体と言えば天龍プロジェクトのリング上でも活躍されています。そして天龍源一郎さんから「プロレスラーらしい体になってきた」という言葉をかけられたとか。
神谷: あれは最高の褒め言葉ですよね。プロレスラーとして、これ以上ない名誉です。でも同時に、「ちゃんとやれよ」っていう強烈なプレッシャーでもあります(笑)。下手なことはできないな、と。
――史上初のストロング&デスマッチ同時戴冠も成し遂げました。関本大介選手、岡林裕二選手といった壁を越え、今や大日本の看板を背負う存在になりました。
神谷: 自信というか、プロレスラーとしての一種の「自分」というものを確立できた気はします。他のレスラーと話していても、「神谷英慶と戦ったら面白そう」と言ってもらえることが増えました。一人のプロレスラーとしてではなく、「神谷英慶」という固有名詞で見てもらえるようになったのは、積み重ねてきた実績と実力が伴ってきたからだと思います。

――「デスマッチの底力、神谷英慶の底力、大日本プロレスの底力」という言葉もありました。この一戦で、その“底力”をどう体現したいですか?
神谷: 「デスマッチの底力」という言葉は、かつてバーブ佐々木さんが言っていた言葉で、すごく印象に残っていたんです。今回は団体トップ同士の戦いですから、デスマッチが持つパワーを見せつけたい。そして、今の正直な大日本プロレスの状況……選手が抜けたりして、決して万全とは言えないかもしれない。だからこそ、今いる俺たちが見せられる「底力」があると思うんです。神谷英慶として培ってきたもの、大日本プロレスが持っている熱量、その全てをこのリングで爆発させたいですね。














