【ガンプロ】渡瀬瑞基が望月成晃との死闘を制し、2年8ヵ月ぶりにSOG王座奪還!「世界中を駆け巡って、面白いベルトにしてやる」
ガンバレ☆プロレスが2月22日、東京・高島平区民館で『スキャナー・ダークリー2026』を開催した。渡瀬瑞基が望月成晃(ドラゴンゲート)との死闘を制し、2年8ヵ月ぶりにスピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級王座を奪還。次期挑戦者には和田拓也が名乗りを挙げた。
望月は昨年8・26後楽園ホールで今成夢人を破って王座奪取を果たすと、勝村周一朗(両者KOのドロー)、まなせゆうな、大家健、石井慧介、冨永真一郎の挑戦を退けてV5に成功。これは第8代王者・今成の持つ最多防衛記録の「5回」に並んでいた。

開始間もなく、ロックアップからロープに押し込んだところで渡瀬がエルボーを叩き込んで望月がダウン。場外戦に転じると、望月のキックが鉄柱に誤爆。

リングに戻ると、渡瀬は足を攻撃。望月は腕にマトを絞り、キーロック、両腕と指を同時に極める拷問技で絞り上げるもエスケープ。

渡瀬は顔面にドロップキックを見舞うと、カーフブランディング、ダイビング・フットスタンプ。望月がPKを繰り出せば、渡瀬は垂直落下式ブレーンバスター。

望月がグラウンド状態から蹴りを放つと両者ダウン。チョップのラリーから、望月がミドルキックを見舞うと、渡瀬が「足が壊れるまで受けてやるよ」と挑発。

そこから望月は怒涛のミドルキック19連発から、頭にキック。望月はツイスターもカウントは2。渡瀬が投げ捨てジャーマンを繰り出せば、望月は投げ捨てドラゴン・スープレックスで応戦。

渡瀬のヴェネチアン狙いを回避した望月はスピンキックから真・最強ハイキック。さらにエルボーを放つと、渡瀬はベアエルボーを叩き込んで執念の3カウントを奪取した。
渡瀬は2023年7・9大田区総合体育館で木髙イサミ(BASARA)に敗れて、王座陥落して以来の挑戦で返り咲きを果たした。
両者ダメージが大きく、ダウンしたままで渡瀬は「勝って、チャンピオンがしゃべって締めるもんだと前回言ったけど、ちょっと難しいから、モッチーさん、しゃべって」と言い出した。

望月は「俺は負けたんだ。これ以上、しゃべることはない…。でもガンバレ☆プロレス、初参戦から10ヵ月。チャンピオンになって半年だ。おまえらに礼を言う筋はないけど、外敵なのに声援送ってくれたガンバレ☆プロレスファンの皆さんにはお礼を言わなきゃいけないな」とマイク。
続けて「負けても、ガンプロファンの皆さんに、“こいついい奴だ”という印象を残して帰らなきゃいけない。確かに会場もそんなに大きくない。団体も大きくないかもしれない。でも、俺はこのキャリアにして貴重な楽しい体験をさせてもらった。俺はこのベルト持ったとき、俺の残りのプロレス人生の使命だと思ったけど、どうやら使命は終わったようなんで。次またご縁があるならば、皆さんと会えるかもしれません。ありがとうございました」とファンに礼を述べた。

場内がモッチーコールに包まれるなか、望月は渡瀬の腰にベルトを巻いた。望月が退場しようとすると、渡瀬は「望月さん、あんたが強い壁になってくれたおかげで、ガンプロのほとんどの人が挑戦して、みんな成長できたんだ。最後みたいな言い方してるけど、これからも俺たちを指導してくれよ」と言って、去って行く望月に向かって座礼。
渡瀬は「獲り返したぞ!三島さん(通義社長)獲ったぞ。これからもみんなにたぶん迷惑かける。でも、俺の残り少ないプロレスラー人生、全部ユニバースとガンプロに捧げるよ。ガンプロをもっと大きくしてやる。4月に米国に行ってデスマッチやってくるぞ。このベルト持って。あ、今教えたね?俺がいるかぎり、ガンプロは死なないぞ。所属かもしれないけど、みんなライバルだと思ってる。もっと俺に嫉妬しろ!」とガンプロメンバーにゲキを飛ばしたが、米国遠征の件は会社にはまだ報告してなかったもよう。
最後は出場選手がリングに上がり「ウィー・アー、ガンバレ☆プロレス!!」で締めくくった。

ほかの選手がリングを降りると、和田拓也だけがリングに残り目で挑戦をアピールし、渡瀬も目でそれに応じていた。
渡瀬は「10周年のときに言っただろ。迷惑をかけた分、これから全部恩返しだって!第一歩は俺がガンプロを世界中のガンプロにしてやるよ。(望月は)56歳?(FREEDOMSで)このベルトのタッグを組んでる(葛西)純さんも50歳超えてる。プロレス界の50代、やべえな。でも、みんなライバルだと思って、これからやっていくよ。(大田区で陥落して以来の戴冠だが?)それから、このシングルは俺は関わっちゃいけないと思っていたけど。でも、そうじゃない。俺が持ってないと面白くないよ。世界中を駆け巡って、面白いベルトにしてやるよ。まずは米国だ! 行ってきます!」とコメント。
ついに王座から滑り落ちた望月は「ここで止まるとは…。勝村選手と決着ついてなかったから、今日勝ったら、あとは若手しかいないから、勝村選手ともう一回なんて思ってたけど。後がない悲壮感もあったし…。あいつはドMだね。俺、あんなにミドル連打したの何年ぶりかっていう。ドSとドMなら、プロレスラーはドMの方が強いんだなって分かったよ。いろんな選手と戦えて、女子とタイトルマッチもやって、修斗の元世界チャンピオンともやって、貴重な体験をさせてもらいました。この6カ月、少しでも、あのベルトの価値が上がったんであれば悔いはないです」と話した。今後の参戦については「どういう形で来るか…。自分のなかで今日大きい仕事が一つ終わったという時点なので、すぐっては…。でも明日起きてみたら、そういう気持ちになるかもしれないけど、来て楽しい団体なんで。次は外敵じゃなくて、誰かと組んでやるのも面白いかなと思ってるけど、どうなるかは分からない」と明言は避けた。
新王者に挑戦表明した和田は「まだ決定じゃないけど…。若い奴が本当は行かなきゃいけないところだけど。渡瀬選手があとどれくらいできるか分かんないって言ってたけど、それを言ったら俺は50歳まで時間がないし。ガンバレ☆プロレスでタイトルを獲って、プロレス人生を変えられたらなと思っております」と初のSOG世界無差別級王座獲りに意欲を見せた。
また、前大会(1・31新木場)で石井とのシングル戦をアピールしていた進祐哉は第4試合で勝村、YuuRIと組み、小路晃&前口太尊&ちゃんよたと対戦し、前口からクロス・フェースロックでギブアップを奪い2連勝。その後のセミファイナル(今成&冨永vs石井&趙雲子龍)終了後、リングに上がり、石井と視殺戦を展開。石井と進の一騎打ちが今後実現するのか注目が集まる。
ガンバレ☆プロレス
「スキャナー・ダークリー2026」
2月22日(日)東京・高島平区民館(18:00) 観衆187人
1.シングルマッチ 15分1本勝負j
〇五十嵐玲也(9分13秒、フィッシャーマンズ・スープレックスホールド)元島仙多郎●
2.3WAYマッチ 20分1本勝負
〇春日萌花(8分23秒、お嬢さまクラッチ)パピヨン朱美● ※もう1人はホラちゃん
3.タッグマッチ 20分1本勝負
〇和田拓也&PSYCHO(13分25秒、腕ひしぎ逆十字固め)大家健&川上翔大●
4.ミックスト6人タッグマッチ 30分1本勝負
勝村周一朗&〇進祐哉&YuuRI(13分10秒、クロス・フェースロック)小路晃&前口太尊●&ちゃんよた
5.タッグマッチ 30分1本勝負
今成夢人&〇冨永真一郎(13分27秒、片エビ固め)石井慧介&趙雲子龍●
※葡萄酒色の波紋疾走
6.スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合 60分1本勝負
<挑戦者>〇渡瀬瑞基(18分10秒、片エビ固め)望月成晃●<王者>
※ベアエルボー。望月が6度目の防衛に失敗、渡瀬が第10代王者に
<写真提供:ガンバレ☆プロレス>















