【新日本】嘉藤匠馬、ティタンの洗礼に沈むも握手は拒絶! メキシコ修行へ向けた若獅子の剝き出しの反骨心

新日本プロレスが誇るルチャ・リブレの祭典『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2026』は終盤戦を迎え、2月26日に東京・後楽園ホールで第6戦が開催された。

第2試合では、今シリーズ終了後に本場メキシコへの武者修行が決定しているヤングライオン・嘉藤匠馬の「壮行試合2」が組まれ、新たに「Unbound Co.」へ電撃加入を果たした実力者・ティタンとシングルマッチで激突した。

2月24日の大阪大会で行われた壮行試合第1弾では、OKUMURA、マスター・ワトとのトリオで出陣したものの、SHOの強烈な逆エビ固めの前に屈した嘉藤。

壮行試合での連敗を阻止し、自らの力で渡航への弾みをつけたいところであった。

試合のゴングが鳴ると、嘉藤は若手らしく気迫を前面に押し出した。

激しい打撃戦からタックル合戦へ持ち込むが、ティタンは素早い身のこなしで場外へのトペ・スイシーダを放ち、先制の洗礼を浴びせる。

その後も多彩な攻撃に苦しめられる嘉藤であったが、決して闘志は消えない。ドロップキックで反撃の糸口を掴むと、脇固めや逆エビ固めでルチャドールに必死に食らいついた。

しかし、最後は百戦錬磨のティタンが圧倒的なグラウンドコントロールを見せつけ、変型リバースインディアンデスロックで捕獲。

嘉藤はたまらずギブアップを宣言し、無念のタップアウト負けを喫した。

 

決着後、リング上では印象的な場面が見られた。健闘を称えるように右手を差し出したティタンに対し、嘉藤はその手を力強くはねのけたのである。

この行動には、単なる敗者の悔しさだけでなく、これから乗り込む異国の地でトップ選手たちを超えなければならないという、強い覚悟が込められていた。

勝利を収めたティタンは、試合後のバックステージで対戦相手の将来性に大きな太鼓判を押した。

ティタン「新日本のファンに別れを告げるこの場所で、初めてヤングライオンと対戦した。それがカトウだ。カトウ。最初に見た時から、強くて、勝利に飢えていて、学びたい気持ちが出ている。そして、大事なことだけど、カリスマ性がある。それはとても大切なことだ。だから、彼はメキシコで成功すると思う。メキシコのみんなやCMLLのスタッフは、常に日本のレスラーたちや、新日本プロレスラーを迎え入れることを誇りに思っている。だから今回は、まず神様が、そして俺も、カトウはうまくいくと分かっている。彼はもっと基礎を固めて、もっと成熟して、日本のファンの前に戻ってくるよ。どうもありがとう。そしてUnbound Co.、ここに在り、だ。メキシコでも更なる拡大を見せていく。今回もまた、モチベーション高く、成長を続けていく。神のご加護のもと、明日『FANTASTICA MANIA』が終わる。不死身のティタン、ここに在り、だ」

一方、握手を拒否して引き揚げた嘉藤は、悔しさを隠そうとせず、言葉の端々にメキシコでの逆襲への反骨心をにじませた。

嘉藤「ああ~。クソ! わかってたんやけど、カンタンに料理されてもうた。ティタン、試合後、握手しようとしてきたけどよ、握手なんかできるか? いまから俺はメキシコに行くんや。お前と闘って、お前を上回るようにならなあかんのによ。握手なんかしてられへん。メヒコ行って、まだまだ何回もお前とやらせてもらうからな? 仲良しこよしじゃねえ。お前を上回るためにメキシコで……やってやるよ!そして明日!アベルノ!スゲー相手やな?レジェンド、待ってるよ。だけどな、俺の方が動ける部分とか勝っている部分もあるねん。勝って、気持ちよく、メキシコに行ったらあ!」

強豪ルチャドールからの厳しい洗礼を浴びながらも、決して闘志を折られることのなかった嘉藤匠馬。

仲良しこよしで終わらせないという自覚が、差し出された手を払いのけさせた。

翌日の最終戦に組まれたレジェンド・アベルノとの一戦に勝利し、見事な門出を飾ることができるか。

若き魂の戦いはメキシコ渡航の直前まで続く。

<写真提供:新日本プロレス>

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