【ノア】17年ぶりの再会マッチ制した髙木三四郎、サスケの気を吸収し『UNIVERSE CUP』決勝へ「丸藤選手を気で倒します」
プロレスリング・ノアが主催する「第1回UNIVERSE CUP」。
その準決勝第2試合は、互いに団体を牽引してきた「トップ」同士による、実に17年ぶりとなる一騎打ちであった。
DDTプロレスを大社長として率いて来た髙木三四郎(現サイバーファイト副社長)と、みちのくプロレスの創始者であるザ・グレート・サスケによる激突である。
14分47秒の戦いの末、勝利の女神は髙木三四郎に微笑んだ。
必殺のスタナーから片エビ固めでザ・グレート・サスケをマットに沈め、決勝への切符を手にしたのである。

長きにわたりプロレス界の荒波を乗り越えてきた両者だからこそ生み出せる、独特の空気感と駆け引きが交錯する熱戦であった。
試合後、髙木三四郎は17年ぶりの再戦を振り返り、相手の「気」に翻弄されながらも、それを吸収し自らの力へと変えたこ とを明かした。
そして、決勝戦で待ち受ける「天才」丸藤正道への必勝を力強く宣言したのである。
【髙木三四郎】
「グレート・サスケさんとの17年ぶりのシングルマッチ。お互いにね、いろんな道のりを歩んできたと思うんですよ。ホント経験値で、サスケさんの気が本当に何かどんどんどんどん効いてきて。でも、俺もサスケさんの気を食らっている間になんか使えるようになったんですよね。だから、丸藤さんとの決勝が決まったからには、初対決。丸藤選手を気で倒します」
一方、敗れたザ・グレート・サスケは、普段主戦場としているみちのくプロレスのリングとの微妙な環境の違い——ロープの感覚や高さの数センチのズレ——が、精神的な「アウェイ」を感じさせ、結果的に敗北へ繋がったと分析した。しかし、その言葉に敗北の影は薄く、むしろ髙木三四郎の優勝を強く願い、さらなる戦いへの渇望を露わにしたのである。
【ザ・グレート・サスケ】
「ほんのこう、数ミリとは言わないんだけど、ほんの数センチの違いがあって。何かって言うと、リングのロープの感覚であったり、トップロープ、セカンドロープの微妙な高さだったりっていうのがね、いつものみちのくプロレスのホームリングと若干ちょっと変わっててね。違ってたんで、ムッチャクチャもう…なんかこれ、やっぱり今私はアウェイのリングに立っているんだなっていうのがわかった。その瞬間、もう負けていましたね、気持ちで。ただ、とにかくこれはトーナメント。今準決勝が終わったわけなんで、次は決勝ですから。まずは高木大社長には絶対優勝してもらって。必ず優勝してもらって。そして、まっさらな状態でもう1回シングルマッチ、私は挑みたいです。高木大社長に、あるいは丸藤さんだって、あるいはハヤブサ選手だって、もっともっと戦いたいですよ。ちょっともう、かなりダメージが今日は深いんで、すいません。コメントはこのあたりで失礼します」
17年の時を経て再び交わった二人の軌跡は、この日のリングで新たな物語のページをめくった。
髙木三四郎は「気」を武器に決勝へ挑み、ザ・グレート・サスケは次なる雪辱戦、そして新たなる強敵との戦いを見据え、静かに闘志を燃やし続けるのである。
<写真提供:プロレスリング・ノア>














