【W-1】『CRUISER FES』出場者インタビュー:アレハンドロ「ヘビーとやってきた力がどれほどのものなのか見せつける!」 第1回覇者が堂々の優勝宣言!

2年前の第1回『CRUISER FES』で初優勝を遂げたアレハンドロ。しかし、その後はクルーザー戦線で目立った活躍を見せていない。昨年はタッグ戦線を賑わせていたが、改めてクルーザー戦線のトップに立つためにも、このトーナメントにかける気持ちは強いようだ。そんなアレハンドロに話を聞いてみた。

 

──アレハンドロ選手が『CRUISER FES』に出場するのは3年連続3度目となります。しかも、第1回の優勝者ですが、今回はどのような意気込みで臨みますか?

 

アレハンドロ 2年前に初出場初優勝して、今のチャンピオンである吉岡世起とすぐにタイトルマッチをやったんですけど、こてんぱんにやられて、蹴られて、ぶん投げられて、ぶん殴られて、心を折られてしまったんですよ。でも、今のアレハンドロは違いますから。必ず優勝して、今のアレハンドロを吉岡世起にぶつけて、あのベルトをそろそろ巻こうかなと思っています。

 

──この2年、いろいろなことにチャレンジしてきた思うんですが、2年前に優勝した時のアレハンドロと現在のアレハンドロではどういった違いがあると思いますか?

 

アレハンドロ まず、去年から対ヘビーということで、大きな人に向かっていく挑戦をしてきたので気持ちの面で違いますね。また、ヘビーの選手たちと闘い続けることによって、それなりに力はついたと思うんですよ。2年前になかったパワーもつきましたし、自分よりも大きな相手との闘い方も身につきましたよね。クルーザーの選手であっても、基本的にみんな僕よりも大きいんですけど、ヘビーの選手と闘うことで、クルーザーの選手と試合をする時に感覚的に楽になる部分があるんですよ。もう感覚麻痺ですね(笑)。

 

──いい意味で感覚が麻痺したと(笑)。そういう意味でも、この1年間で河野選手とのタッグを組んできたことはプラスになっているということですね。

 

アレハンドロ もちろんプラスになっています。今、まさゆきを児玉裕輔に取られそうで危ないですけど、僕とまさゆきのタッグは一度ベルトを巻いていますし、タッグチャンピオンの芦野&児玉には2回負けてますけど、もう一回挑戦したらベルトを獲れるかなと思っています。

 

──河野選手がEnfants Terriblesに勧誘されたりしていることは、今回の『CRUISER FES』に影響はないですか?

 

アレハンドロ 気になるところではあるんですが、まずは『CRUISER FES』に集中します。それから僕がクルーザーのベルトを獲る。そのあとでまさゆきに無差別のベルトを獲ってもらい、2人でタッグのベルトも獲る。だから、まずは僕が優勝して、クルーザーのベルトを巻くことが先決ですね。

 

──わかりました。では、トーナメントにエントリーされているメンバーを見て、どのような印象を受けますか?

 

アレハンドロ 仮に1回戦を突破すると、次がアンディさんかパンテーラさんですよね? アンディさんには2年前の決勝戦で勝っていますけど、そこは油断しないでしっかりと行きたいと思っています。パンテーラさんが上がってくると、W-1では初シングルマッチになるんですよ。ずっとシングルマッチをやりたいと思っていたんですけど、そこも勝ち上がって、2月12日の後楽園ホールであの優勝トロフィーを再び手に入れたいですね。

 

──1回戦の相手が昨年デビューしたばかりの加偉選手になりましたが、これについてはどのように思われていますか?

 

アレハンドロ 仁木と『CRUISER FES』の一枠を争って勝ち取ったんで、勢いは凄くあるのかなと思いますし、その勢いに飲み込まれないように、油断しないで試合に臨みたいなと思っています。

 

──12月の後楽園大会での6人タッグマッチで対戦しましたけど、お二人が対峙した時に客席が凄くざわついていましたね。

 

アレハンドロ ざわついていましたね(笑)。ロープを潜って向き合った時にざわつきましたね。なんなんですかね、あれは?

 

──ファンもこの2人の対戦に対して、何か期待感を抱いているということなんでしょうね。

 

アレハンドロ それは凄く感じました。そのあと、ビジョンで『CRUISER FES』の1回戦の発表があった時も盛り上がっていたので、その期待を超えて、『CRUISER FES』で一番よかったと言われる試合にしたいと思います。

 

──実際に対戦してみて、いかがでしたか?

 

アレハンドロ やっぱり勢いは凄く感じましたね。技はエルボーぐらいでしたけど、一発一発から感じることができました。

 

──なるほど。では、自分が決勝戦に上がると仮定して、対抗ブロックから上がってきそうだなと思う選手は誰ですか?

 

アレハンドロ やっぱり実績的にはヒート、児玉裕輔、それを覆してまさかの頓所隼というのもあるかもしれないですね。

 

──ヒート選手が12月の後楽園大会に来て、クルーザーの選手たちに「一緒にするな」という厳しい言葉を言っていましたけど、それについてはどのように思われますか?

 

アレハンドロ 素直に悔しい思いですね。「どの選手も目がギラついてない」と言われましたけど、ヒートから見たらギラついていなかったんでしょうね。でも、僕はギラついてますから。

 

──マスクの奥の目はギラついていると。

 

アレハンドロ はい。もし、ヒートと闘う時が来たら、そのギラつきを見せつけてやりますよ。以前、J STAGEで「ヒートと対戦したい」って言ったんですけど、実現しなかったんで、W-1のリングで自分の力で実現させようかなと思っています。

 

──その時、ヒート選手と対戦したいと思ったのは何か理由があるんですか?

 

アレハンドロ 昔から見ていた選手ですし、実績のある選手ですから、プロレスラーをやっている以上はそういう選手と闘いたいと思うのは当たり前ですから。

 

──同じマスクマンでもあるし。あと、因縁と言えば児玉選手とはいろいろあると思うんですけど。

 

アレハンドロ そうですね。決勝に児玉裕輔が上がってくるなら、勝ったほうがまさゆきをゲットするという闘いになるでしょうね。

 

──2年前の『CRUISER FES』の1回戦の相手が児玉選手でしたよね。

 

アレハンドロ その時はESO ES TODOで勝ちましたけど、最近決まらないので、新技を開発しないとまずいなと思っています。

 

──おっ! その新技は考えているんですか?

 

アレハンドロ まだ考えてません(笑)。まあ、開幕までには考えておきますよ。

 

──期待しています! では、今回の『CRUISER FES』でどのようなアレハンドロを見せたいと思っていらっしゃいますか?

 

アレハンドロ 今のW-1のクルーザーの選手は、ベルトを巻いた経験のあるアンディ・ウー、吉岡世起、エル・イホ・デル・パンテーラ、児玉裕輔、あと今回はエントリーしてないですけど過去に実績のあるカズ・ハヤシと、こういう選手たちのイメージが強いと思います。そのクルーザー戦線にアレハンドロもいるっていうのをしっかりと証明して、その後はクルーザーでも無差別でもどっちでも行けるアレハンドロを見せたいですね。

 

──2019年はクルーザー戦線をお留守にしがちでしたよね。

 

アレハンドロ タイトルに一度も挑戦しなかったですからね。その代わり、タッグに集中していましたから。芦野、T-Hawk、入江、タイトルマッチでは絡んでいないですけど羆嵐……みんなでかいですよ。さっきも言ったように、彼らとやったことで免疫がついてますから。その免疫のついたアレハンドロの力がどれほどのものなのか、見せつけてやりますよ。

 

──クルーザーへのベルトへの思いは相変わらず強いですか?

 

アレハンドロ それはもちろん。常にクルーザーのベルトを見据えて闘っていますし、挑戦に名乗りをあげるタイミングを見計らってましたけど、なかなかなかったんでね。2019年はタッグに集中しすぎたかなというところはありますけど、やっぱりW-1のクルーザーといえばアレハンドロという印象を、今回のトーナメントでつけたいなと思っています。

 

──わかりました。では、改めて意気込みをお願いします。

 

アレハンドロ まずは1回戦、1月18日の横浜ラジアントホールで一発勢いをつけて、そのまま優勝まで突っ走ります。そして、クルーザーのベルトを巻いて、まさゆきが無差別のベルトを巻いて、2020年はW-1の新しい景色を僕とまさゆきで見せていく! ソイ・アレハンドロ!

 

ー1.18横浜大会詳細ー

 

【大会名】

「WRESTLE-1 TOUR 2020 SUNRISE」1.18神奈川・ラジアントホール(横浜市)大会

 

【日時】

2020年1月18日(土)17時30分試合開始/17時開場

 

【場所】

神奈川・ラジアントホール(横浜市)

 

【対戦カード】

▼6人タッグマッチ30分1本勝負 ※変更カード

稲葉大樹&立花誠吾&仁木琢郎 vs 河野真幸&ペガソ・イルミナル&エル・イホ・デル・パンテーラ

 

▼シングルマッチ30分1本勝負 ※変更カード

伊藤貴則 vs 本田竜輝

 

▼シングルマッチ30分1本勝負 ※変更カード

一 vs 吉岡世起(#STRONGHEARTS)

 

▼『WRESTLE-1 CRUISER FES 2020』トーナメント1回戦 シングルマッチ 時間無制限1本勝負

アレハンドロ vs 藤村加偉

 

▼『WRESTLE-1 CRUISER FES 2020』トーナメント1回戦 シングルマッチ 時間無制限1本勝負

ヒート vs 頓所隼

 

▼6人タッグマッチ30分1本勝負

カズ・ハヤシ&伊藤崇文(パンクラスism)&佐山駿介(TTT) vs アンディ・ウー&土肥孝司&タナカ岩石

 

▼6人タッグマッチ30分1本勝負

近藤修司&竹田光珠(暗黒プロレス組織666)&サイラス vs 芦野祥太郎&児玉裕輔&羆嵐

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