【今日子のプロレス今日この頃】㊸「ないしょの話」㉙「植木崇行」

こんにちわ!今日子です(^^)

突然ですが、嫉妬って怖いですね。人間の感情の中で一番、深くて消えないのは嫉妬だそうです。

年末から「それ嫉妬? やだなぁ」という場面が多く、砂をかむ思いだったのですが、それで思い出した事があります。

うちは親がうるさくて、行儀見習いと称して、2歳から日本舞踊を習わせられていました。

小さい頃からやっていたので、そこそこ踊れたのですが、中1の頃、2年に一度の大きな発表会で師匠と「連獅子」を踊る事になりました。

先生が親獅子で、私が子どもの獅子。先生と一緒に踊れるのが嬉しくて一生懸命、練習していたのですが、半月前に急に演目が変更になりました。

今から? 無理! と泣きそうになりました。理由はかなり後になってから知ったのですが、古いお弟子さんたちが反対したからだそうです。

自分たちは先生と踊っていないのに、と。70歳、80歳のおばあさんたちが中学生の子どもに嫉妬するなんて。

結局、先生は古手の弟子たちとみんなで踊る「元禄花見踊り」を、私は急きょ変更になった「道成寺」を踊りました。

その後も稽古場で舞扇や足袋を隠されるなどの意地悪が続き、一番お気に入りの桜の扇を折られてゴミ箱で発見した時には何かがプツンと切れ、ほとほと嫌になってしまったので、高校受験を言い訳に名取も取らないで日舞をやめました。

以前にそれをジェイク・リーさんに話した事があります。そしたら「子どもが相手でも、そういう事をやる人はやりますよ。相手が誰でもやるんです」と冷静におっしゃいました。

その時「ああ、この人は日常的にいろいろな嫉妬を受けて来た人なんだろうな」と思いました。だから、そんなもんだと達観している感じがしました。

まあ、あれだけハンサムで大きければ、いろいろあるんでしょう。でもいくら嫉妬してもその人にはなれないのだから、自分は自分で頑張れよと思うのですが。

さて、今日は大日本の植木嵩行さんです。

現在、怪我で欠場中の植木さん。復帰までは少し時間がかかりそうです。

神奈川県警勤務という経歴で「胸毛ポリス」と言われています。

「植木はすぐ調子に乗るからねぇ~」と苦笑いする先輩方もいますが、それには必ず「しょうがねーなぁ」というニュアンスが含まれており、放っておけないタイプなのかも知れません。

まだ若手の頃、ある取材に同行した時、某選手がツンツンした態度を取っていてビックリしました。「何で、自分ではなく植木?」という事なのでしょう。気持ちはわかりますが・・・。まあ「俺の原動力は嫉妬だった」とハッキリ言う、レジェンドレスラーもいますからね。それがリング上に反映されれば良いのですが。

W-1の征矢学さんは、後輩の取材にも「すごくいい奴なんでよろしくお願いします。応援してやって下さい」と言うのですけどね。人生いろいろ。レスラーもいろいろですね。

W-1は4月1日以降の活動停止を発表しましたが、真っ先に頭に浮かんだのは征矢さんの事です。私には「いつ何時でも味方だからね」というような励ましの言葉を贈る事しかできませんけれど。最近、心配な事が多くて泣けて来ます(T_T)。

話を戻しますが、植木さんは取材時、微妙な空気を察したのかチラチラとその先輩を目で追って、遠慮がちに話していました。

「自分、すぐ調子に乗っちゃうタイプなんで、本当ダメですね。気をつけないといけないと思っているのですが、つい・・・」と、先輩に聞こえるように少し声を大きくして答えていました。

また別に、売店で警察関係の方をご紹介した時、緊張して敬礼しながらも「隣りにいる高橋、佐久田と一緒に、血みどろブラザースやらせてもらっています。2人にはいつも助けてもらっています」と、さりげなく2人を紹介し、さらに立てていました。

それらを見て、ああ、この人は気配りもできるし繊細な神経を持ち合わせているんだという事と共に、頭の回転の良さを感じました。

入院先にお見舞いに伺った時、プロレスTシャツに着替えているところでした。

私たちが来るので、着用してくれたのだと思います。入院していてもプロなんだ、いつ何時でもプロレスラーなんだと感心しました。

「胸毛、試合でだいぶ抜けてしまっていたけど、また生えて来ました。でも細くて軟弱な毛なんですよ。試合してないと弱くなっちゃうんですかね」と苦笑いしていたのが忘れられません。

中之上さん、菊田さんもお見舞いに来られてしました。「みんな来てくれるんで嬉しいです。本当にありがたいですね」と感謝を忘れない植木さん。その後、会場でお会いした時も「お見舞いに来てもらってありがとうございました」と何度か言われました。

一度しかお見舞いに行ってないのに、返って恐縮していまいましたが、何をしても当たり前の顔する人も多い中、本当に礼儀正しいですよね。

昨秋11月の両国大会の煽りVでは、植木さんがナビゲーターのような役割でした。

欠場中の選手もファンが忘れないように、そして選手のモチベーションも持続するようにという両面からの登坂社長のご配慮だと思い、胸が熱くなりました。

試合はもちろんですが、リング外の選手のファンサービス、礼儀正しさも含め、大日本は改めて素晴らしい団体だと再認識しました。「新より全より大日本」という熱心なファンがいるのも頷けます。

復帰はまだ少し先のようですが、焦らずじっくり治して、また元気に「確保~!」してほしいです。

みんな待っていますからね! 頑張れ!胸毛ポリス!

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