【編集長もビックリ! お宝拝見‼】②「力道山と猪木 二人の英雄」
「編集長もビックリ! お宝拝見‼」②は、四半世紀前(1995年)4月28、29日、北朝鮮(朝鮮民主主義共和国)の首都・平壌のメーデースタジアムで開催された「平和のための平壌国際体育・文化祝典」を記念して発売された二品です。①に続いて国井大輔氏が所蔵しています。
重厚な壁掛けには、力道山さん、アントニオ猪木氏の二人に、初日15万人、二日目19万人集まったメーデースタジアムが刻まれています。
記念切手にも力道山さん、猪木氏がデザインされています。二人は日本でも北朝鮮でも英雄なのです。
同行取材しましたが、宿泊ホテルからスタジアムに向かう道すがら、平壌市内のあちこちに、正装したグループを見かけました。入場を待っている人たちです。
観客の皆さんが、順序良く、混乱もなく、整然とスタジアムに着席していく様子は、まるでマスゲームを見ているようでした。
新日本プロレス勢、女子レスラー、そしてリック・フレアーなど米国からも選手が参加し、おそらくプロレス初観戦の北朝鮮市民が、これまた一致団結した拍手と歓声でエキサイトした二日間が、今でも鮮明に蘇ります。
猪木氏と格闘技世界一決定戦(1976年)で対戦したモハメド・アリさんもゲストとして、平壌を訪れ、まさに20世紀を代表する世紀のイベントでした。