【アイスリボン】6.6 アイスリボン1045<全試合結果>前哨戦時間切れドローも6.13にタイトルマッチが決定!藤本つかさ「プロレスに救われた人がいました。それは私」トトロさつきが新技の名前を公募

「アイスリボン1045」
2020年6月6日(土)アイスリボン道場
16時30分開場/17時00分開始
観衆:50人(満員札止め)

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○尾崎妹加(8分22秒片エビ固め)テクラ×
※セカンドからのダイビングセントーン


限定ではあるものの、3月21日『アイスリボン1031』大会以来となるお客さんを入れての道場マッチ。3月29日『アイスリボン1032』大会でアイス所属となったテクラは妹加と初シングル戦。序盤は現在、3連勝中で勢いに乗っているテクラがグランド技からトリッキーな動きで妹加を翻弄しようとするが、妹加がカウンターのタックルでテクラを吹っ飛ばすと、エルボー、セントーン、そしてアルゼンチン・バックブリーカーとパワー全開で応戦する。しかし、バックブリーカーを逃れたテクラは脇固め、619、フライング・クロスボディを決め、粘りをみせる。さらに前方回転エビ固めから蜘蛛絡みを狙ったテクラだが、これをガッチリと抱え込み持ち上げた妹加は、ファイヤーマンズキャリーの体勢からアルゼンチン・バックブリーカーに反転させ、テクラを揺さぶったあと、コーナー2段目からのダイビングセントーンを決め、カウント3を奪った。

試合後、テクラが「私、家を2ヵ月出ませんでした。道場→ヤオコー→道場→ヤオコー。練習をいっぱいしました。私はナンバーワンマッチョですね。あ、妹加さんがナンバーワンマッチョ。私はナンバーツー。」と語れば、妹加は「ゴメンネ、テクラ。私はマッチョではない。パワフル。今日初めてテクラとシングルをさせて頂いたんですけど、しかも2ヵ月半ぶりにお客様の前で勝利することが出来ました。笑顔で自粛生活を乗り切りましょう。」と語った。

◆第2試合 トライアングルリボン15分1本勝負
○トトロさつき(9分20秒ギブアップ)バニー及川×
※ボストンバッグ(仮)
※もう1人はつくし


つくし、トトロ、バニーのトライアングル戦は序盤からトトロがパワー全開でつくし、バニーをなぎ倒していく。対するつくしとバニーはトトロのセントーンをかわすと、2人がかりでトトロに反撃を仕掛ける。しかし、コーナーへスイングしての連続串刺し攻撃をかわしたトトロは、つくしとバニーを仲間割れさせると、逆にバニーをおぶってのロープ際での踏みつけをつくしに決めると、今度はつくしを抱え上げての蹴りをバニーに叩き込むなど、試合を巧みにリードする。つくしがバニーを再度、味方にするが、今度はトトロが2人を分断し、まずはつくしを潰しにかかる。ここでつくしが応戦。さらにバニーがミドルキックを連打し、流れを変えに行く。バニーがトトロを捉えかけるが、今度はつくしが試合をかく乱させる動きをみせる。終盤、文字通りの巴戦の様相を呈するが、最後はバニーが仕掛けたヨーロッピアンクラッチを切り返したトトロが、バニーを腰に固定して抱え上げると、そのまま足と首を固定し、バックブリーカーの形で絞め上げる新技(=ボストンバッグ(仮)→正式名は公募)でギブアップ勝ちをモノにした。

試合後、バニーは「やっと皆様の前で五七五が言えます。今日の気持ちを五七五で言いたいと思います。待ってたよ 70日間 ガンバニー!」、つくしは「この期間中エルボーの自主トレをいっぱいしてきて、今日お披露目出来て本当によかったです。」と語り、トトロは「今日道場に起こしの皆様、そして、画面の前の全国100万人のトトロさつきファンの皆様、ちょっとお知恵を貸して頂きたいです。実は今日、最後バニーさんから勝った技はオリジナル技で、初めて出しました。名前をボストンバッグ(仮)と言うんですが、とてもダサいので、スタイリッシュな名前を募集したいと思います。どしどしご応募お待ちしております。」と新技の名前を公募した。

◆第3試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
藤本つかさ&柊くるみ&○松屋うの(17分17秒特盛クラッチ)世羅りさ&藤田あかね&Yappy×


藤本と世羅をそれぞれリーダーとする6人タッグはくるみvsあかねのフランク対決でスタート。終始、チームワーク、連係を活かし、主導権を奪い合う、激しい攻防戦が展開されていった。藤本vs世羅の大将対決では藤本が世羅の得意技であるダブルニードロップを世羅に決めにいくがこれをかわした世羅が本家ダブルニーを炸裂すると、藤本はPKで世羅を吹っ飛ばしてからのダブルニーを決めてガッツポーズ。あかねは道着姿のうのの胸元を広げると強烈チョップを叩き込むとうのも応戦するが、あかねはうのをコーナーに詰めてのチョップ連打でうのを追い込む。そのうのをジャイアントスイング10回転に決めた世羅を今度はくるみをタックルで吹っ飛ばす。藤本があかねを卍固めに捉えると、これをこらえたあかねがパワースラムを決め、そこにYappyがヒッププッシュを叩き込む。さらに世羅も加わり3人で藤本をロープに振るが、返ってきた藤本は忍者キックで3人を吹っ飛ばす。その後、くるみは嫌がる藤本をおんぶして、キャノンボールを世羅組に決めようとするものの、全員にすかされて自爆し、藤本1人だけがダメージ。とにかくめまぐるしく入れ替わる攻防戦の中、最後はうのvsYappyの顔合わせとなり、Yappyのチョーク・スカル・スラムをこらえたうのが特盛クラッチを決め、激戦にピリオドを打った。

試合後、あかねは「自分、先月25日で、デビュー記念日だったんです。8年目に入りまして、8年目こそは手堅く頑張りたいと思います。」と語り、世羅が「もう道場マッチで、皆様の前で試合出来るということで、ロンドンに行ったりはしません。ただ、皆さんと一緒に大阪とか、来週の横浜とか、色んなところに行けるのを楽しみにしています。」と語れば、勝利したうのは「私は自粛期間中、筋トレしたりダンスしたりして、楽しく過ごさせて頂きました。そして今日、お客様の前で試合して、勝てて嬉しいです。でも後輩に勝ってもそんなに嬉しくはありません。更にパワーアップして、今月デビュー4周年を迎えるので、先輩にも勝てるようになっていきたいと思います。」と語り、くるみ「先週の金曜日に自分の記念興行が終わって、入江さんにボコボコにされまして、ちょっとムカついて、今日やってやろうと思ってつっかさんを潰してしまいました。ボコボコにするの楽しいなと思ったので、つっかさんまた戦いましょう。そして組みましょう。11年目も更に暴れていきたいと思います。」と語った。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
雪妃真矢&△星ハム子(20分時間切れ引き分け)星いぶき△&鈴季すず


ICE×∞王座を賭けてのタイトル戦が決定している雪妃とすず。3月20日SKIP大会、さらに無観客試合含めて6回、タッグでの前哨戦を行ってきた。成績は3勝3敗と五分の成績で迎えた7度目の前哨戦は、ハム子vsいぶきの親子対決も加えての一戦となった。先に仕掛けたのはいぶき&すず。雪妃、ハム子をそれぞれを対角コーナーに投げ、いぶきとすずが交互にプレスを叩き込む。さらに合体の扇固めを決める。これを逃れた雪妃がすずを捉えアームブリーカーへ。さらにロープに腕を引っかけての踏みつけ。ここで代わったハム子はコーナーでの腹ウォッシュを決める。ドロップキックで逃れたすずがいぶきとタッチ。クロスボディを狙ったいぶきだが、これをキャッチしたハム子はロープに詰めての踏みつけ、リバーススラムからのフォールはカウント2。ここで代わった雪妃にいぶきが串刺しエルボーを決めるが、雪妃はサッカーキックで反撃。さらにいぶきをキャメルクラッチに決めると、すぐにハム子が実娘の眼前でセクシーポーズを仕掛けギブアップを迫る。さらに雪妃からタッチを受けたハム子はどすこい逆エビ固めからロープはりつけドロップキックを決める。代わった雪妃がサッカーキックから脇腹へのニードロップ連打、そしてサソリ固めへ。すずのカットが入るも、今度は雪妃のPK→ハム子のボディプレスの連続攻撃がいぶきを襲う。カウント2でキックアウトしたいぶきはハム子を完璧なボディスラムで叩きつける。代わったすずはドロップキックを決め、雪妃、ハム子に串刺しタックルから2人まとめてのスピアを決める。ハム子にジャーマンを狙うすずだが、これをこらえたハム子はお・し・り・だーっ!を決め、雪妃にチェンジ。串刺しニーを顎にヒットさせた雪妃はミドルキックからブレーンバスターを狙うが、これはすずがこらえる。エプロンでの攻防から、すずがその場ムーンソルトもカウント2。STOで反撃に出た雪妃がPKを狙うが、これをスウェイバックでかわしたすずが切り揉み式のハイキックを決める。コーナーに上がるすずを張り手で制し、デッドリードライブで投げ飛ばす雪妃だが、これを着地でこらえたすずはスピアを狙う。雪妃はこれを受け止めブレーンバスターで切り返す。さらにロープ際での串刺しニー、ミドルキック、スピンキックをヒットさせるが、ここですずが2発目の切り揉み式ハイキックを放ち、両者ダウン。試合はハム子vsいぶきへ。いぶきが強烈な水平チョップを連発。ハム子がタックルを決めれば、いぶきはクロスボディ3連発もカウント2。いぶきに脇固めを決めるハム子。さらにミサイルキックからSTFへ。なんとか逃れたいぶきに雪妃がミドルキック、ハム子がシャイニング腹ザード。カウント2で返したいぶきはエルボー連打を決め、さらにすずがミサイルキックの援護射撃。しかしコーナーに上がったいぶきを雪妃がカットし、ハム子がバックフリップ。ダイビングボディプレスを放つが、これはいぶきがかわす。ハム子にすずがダイビングクロスボディ、いぶきとの合体バックフリップ。ハム子がラリアットを放つが、いぶきはハム子の股下をくぐっての丸め込みへ。カウント2。残り試合時間のカウントダウンがコールされる中、激しいエビ固めの攻防からハム子がハムロールもカットが間に合う。最後はハム子がラリアットを決めたところでタイムアップの時間切れ引分けとなった。

試合後、いぶきは「凄く今悔しいです。とても悔しいです。つっかさん、6月13日ラジアントホールあるじゃないですか。そこで自分の対角に星ハム子を組んでください。(藤本が了承し)今日もドローでIW19のトーナメントも全部ドローで、勝ってないじゃないですか、1回も。(と、ハム子を挑発すると「勝ちました!雪妃に勝ちました!」とハム子が反発)……勝ってない!だって時間ギリギリだったじゃないですか。めっちゃ焦ってたじゃないですか。そんなの勝ったって言えるんですか?必ず結果出すので、つっかさん見守っててください。」と語れば、指名されたハム子は「みなさん、ハァ~イ!(観客がそれに応えると)ハイが返ってきた…(と、涙ぐみ)。皆様の投票のお陰で(IW19王座決定トーナメントの)1回戦、2回戦、勝ち上がることが出来て、そして、雪妃真矢に勝ってベルト獲りました~!この拍手も久しぶり。お客様の顔を見るのも久しぶり。私はもう、感無量です。もう思い残すことは……いや、いっぱいあるんだよ!星いぶき、打倒星ハム子って言ってますけどね。私チャンピオンになったので、また負けられなくなりました。(いぶきに)勝ちたい?勝たせませ~ん。」と切り返した。

またすずは「悔しいですね。前哨戦ドロー。そして自分で決着がつけれなかったことが何よりも悔しいです。ですが今日、お客様の前で試合出来たことが何よりも嬉しいです。やっぱりプロレスはいいですね。お客様の前でプロレスするのが何よりも楽しいです。今日は凄くテンションが上がりました。このまま1つ言いたいことを言ってもよろしいでしょうか?ユキさん、今日決着つかなかったですね。お客様を入れて一番最初のビッグマッチでタイトルマッチやりましょうと言って下さいましたよね?なら、来週土曜日6月13日横浜ラジアントホールで、そのICEシングルを賭けてのタイトルマッチ、いかがでしょうか、先輩!」とぶち上げると、リングサイドにいた雪妃がリングに上がり、「もちろんです、受けて立ちましょう!今日来て下さった皆様、直接横浜でお会い出来るお客様、そして、ニコ生のPPVでご覧のお客様の前で、しっかりと私がICE×∞のベルトを巻いているところをお見せしますので、13日はラジアントホール大会をご覧ください。(すずに)楽しみにしててね。」と挑戦を快諾。リングを降りる雪妃にすずは「こちらこそ。楽しみにしてますよ、先輩。決定でよろしいでしょうか?今すぐにでも出来ますよ、試合は。それぐらいの気持ちでいつもいます。」と気合十分に語った。

そして座談会の最後に進行役の藤本がマイクを手に取り「こういった緊急事態の時に、一番最初にカットされるのが娯楽業界なんだなと身に染みて感じました。でも、自粛期間中にアイスリボンは無観客試合という形で発信することが出来て、プロレスに救われた人がいました。それは私です。今日こうやってお客様の前で試合が出来て、拍手をもらえて、頑張れよって言ってもらえて、当たり前だった日常が徐々に返ってきて。でもこれからもまだまだ気が緩むことはないので、1つ1つの行動だったり、感謝の気持ちを大切にしようと思いました。これからもまだ規制の続く大会ではありますけど、来られる方は来て頂きたいですし、観られる方は観て頂きたいと思います。」と語った。

【エンディング】


座談会もマスク着用で行った選手たち。最後も円陣を作らず2列に並んでのエンディング。ここで妹加をバースデーケーキで祝福。5月31日が誕生日の妹加は「もう6月なんで、ないと思ってたんですけど、ありがとうごぎいます。自分誕生日がデビュー記念日なので、丸5周年になります。6年目もパワフルに、みんなを持ち上げて、会場を沸かせたいと思いますので皆さんよろしくお願いします。」と笑顔で抱負を述べた。

◇配信:https://live2.nicovideo.jp/watch/lv326289398
タイムシフト視聴可能
有効期限は2020/06/13(土) 23:59まで

【視聴チケット】
アイスリボンチャンネル会員→500ポイント
一般→1000ポイント

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加