大仁田厚が新たな挑戦としてラオス産珈琲の輸入焙煎事業を地元・神埼でスタート!障害者も積極的に雇用し、地域の活性化図る

元参議員議員でプロレスラーの大仁田厚(62)が、新たな挑戦に打って出た。

大仁田は18年1月から居住する佐賀・神埼の有志とともに4月10日、社会貢献事業を目的とした「ラオ・ジャパン合同会社」(通称ラジャ・コーヒー、代表は大仁田)を同市城原に設立した。

同市は人口約3万1,000人の小さな街だが、かねて障害者が安心して働ける場所が少なく、「何かお役に立てることはないのか?」との共通の思いがあり、それを具現化すべく発足した。

そんな折り、大仁田はかつてラオスで出会ったコーヒーのことを思い出したという。大仁田は約2年前から、別のビジネスで東南アジア諸国を巡っていたが、ラオスで飲んだコーヒーの味は格別だった。

ラオスにある外資系の大規模コーヒー農園のコーヒー豆は、日本の商社を介し国内で流通しているが、大仁田はラオス人経営の小規模農園の共同体との取引を希望した。人口約691万人のラオスは、農園も小規模で決して豊かとはいえない。あまり知られていないが、ラオスは親日国で、「ラオスのコーヒーは本当においしくて、日本の皆さんにも飲んでほしいんです。特においしいのが、ジャコウネココーヒー。これをきっかけに両国の絆がさらに深まればいい」(大仁田)との思いで、1月に農園を視察し、ラオス産コーヒーの輸入を決めた。

日本に戻った大仁田は地元の有志たちと新会社を設立し、ラオス産コーヒーの輸入焙煎事業を展開することになり、コーヒーソムリエの資格も取得。7月1日には、「ラジャ・コーヒー」の焙煎所も開設し、障害者を積極的に雇用して、地域の活性化を図る計画だ。

同社ではラオス産のみならず、エチオピア、グアテマラ、インドネシア産のコーヒーも販売。さらに、大仁田が力を入れているのが「神埼ブレンド」だ。大仁田は「全国に神埼をPRできる名品をつくりたいということで、『神埼ブレンド』ができました。ラオス産同様、これもぜひ飲んでほしいですね」と語った。

「ラジャ・コーヒー」の商品は、現在はインターネットでの販売となり、将来的には焙煎所にカフェを併設するプランもあるという。

リング上では電流爆破など、“邪道”を貫く大仁田だが、「ラジャ・コーヒー」は王道で“旨いコーヒー”を消費者に提供していく所存だ。

「ラジャ・コーヒー」ホームページ
http://www.lajacoffee.jp/

※写真提供:大仁田屋

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