愛を捨てた聖帝タイチが動ける巨体ジェフ・コブとの一番を制す!タイチ「いい一番だった。関取らしく、初日白星。あと14日か。この調子で一日一番、集中」9.19 G1 CLIMAX 30 開幕戦 in 大阪

聖帝が相撲勝負と位置付けた開幕の一番を土俵際で寄り切った。
19日、新日本プロレスはG1 CLIMAX30を大阪府立体育会館で開幕。ジェフ・コブ vs タイチの一戦は相撲勝負ではなくプロレスの懐深さをみせたタイチが勝利した。
 
レック Presents G1 CLIMAX 30
日時:2020年9月19日(土) 15:00開場 17:00開始
会場:大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
観衆:2,401人
 
アテネオリンピックグアム代表119kgのジェフコブ。巨体ながら華麗に空中殺法もその場飛びのムーンサルトプレスもこなす巨体にして抜群の運動神経。
 
この強敵に対して戦前タイチは「時は来た。135klgに増量して2桁勝利を目指す」と破壊王的に相撲発言。
試合前や試合後にも相撲を意識したそんきょの姿勢を見せつつ試合開始直後には、すぐさまロープ際に押し出されて相撲なら負け。
しかしこれはプロレスの試合。ジェフコブの迫力のある投げ技をしのぎ最後は自身の得意技2連発(天翔十字鳳→ブラックメフィスト)でタイチが勝利。
愛を捨てた聖帝がG1を白星発進してみせた。
 

▼第4試合 30分1本勝負

「G1 CLIMAX 30」Aブロック公式戦
✖ジェフ・コブ  vs タイチ〇
12分47秒  ブラックメフィスト→片エビ固め

<バックステージ>

タイチ「(※コメントスペースに着くなりベルトと首から下げていたアイアンフィンガーが入った袋をフロアに置いて片ヒザを着き)さすが、さすが、さすが関取代表だな、あいつ。気持ちいいよ。あいつとの一番は気持ちいいよ。ああいう体のようなヤツ待ってた。(※某記者に目をやって)おめえだけじゃねえか、ブクブク太ってんのは。ああいうヤツ待ってたんだよ。あんなデブ相手にして、疲れちまったよ。この俺だって、疲れることあんだよ。ああ、年中、疲れっ放しか、俺は……。クソォ、だから嫌なんだよ、『G1』。いいじゃねえか、コブ。コブタ……いや、もうコブタて言うのはやめよう。ま、面白いよ、何回やってもお前は面白いよ。お前のこと、(※自身の頭を指して)入れとくから。俺はお前のこと、認めてるぜ。コブタ……コブか。いい一番だった。関取らしく、初日白星。あと14日か。この調子で一日一番、集中していきます。そして、札幌(9.23)。殺すだ?俺のこと、殺す?やってみろ。やれるんだったら、やってみろ。いつまでも、お前の知ってるタイチじゃねえんだ。お前に俺を、殺す実力があんだったら、やってみろ。返り討ちにされるかもな。それでいいんだったらやってこい。これがよ、どんな結果になることも、テメエらが勝手に言ってること、やってること、関係ねえんだよ。これは俺と、ヤツの、10年間の闘いだ。お前らには関係ねえんだ。なんと言おうと……」

 
ジェフ「(※ゲイブリエルに肩を借りて引き揚げてくる。コメントスペースにたどり着くなり座り込んで、しばらく大きく息を切らせる。しばらくして振り絞るように)『G1 30』……開幕戦にバッチリのスタート……ってそんなわけないだろ。『G1』はプロレス界で最もタフで厳しいトーナメントだ。だから今日タイチに負けたけど、自分を恥じたりしない。タイチは現IWGPタッグ王者だ。現在の勝敗は0勝1敗。でもスタートでしくじっても、結局は終わり良ければ全て良しだ(※ゆっくり立ち上がって控室へ)」

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