【中野たむインタビュー②】宇宙一かわいいアイドルレスラーの戦いたい相手とは?生きるディズニーランドの好きなタイプと人生哲学聞いてみた

10.3横浜武道館大会で白いベルト戦に挑む中野たむのインタビュー第2弾。ジュリアとの抗争や聖帝タイチとのパンタロン事件について語った第1弾から今回は「趣味」や「好きなタイプ」等プライベートに迫る質問と「尊敬する人」「戦ってみたい人」とプロレス界の人間模様について、そして「中野たむの未来像」「プロレスとは」と人間・中野たむの本質に迫る。

【趣味について】

――趣味とかハマっているものはありますか?

たむ「ハマっていること…趣味はプロレスなんですけど、家で休みの日に何してる?って言われるとエゴサを基本的にしています」

――検索して自分自身のことを調べていると

たむ「はい。何言われているかめっちゃ気になるので」

――メンタル強い方ですか?

たむ「メンタル弱いです(笑) 」

――じゃあエゴサは少ない方がいいですよ(笑)

たむ「メンタル弱いんですけど、気になっちゃうんで。”中野たむ” “中野たむちゃん” “たむさん” “たむ選手” “tamu nakano” “中野たむが” “中野たむの”…とエゴさーチをかけて、何を言われているかリサーチして。でも悪口を見つけるの好きなんです。『この人、たむの悪口をこんなに頑張って悪口をいってくれる位たむのこと好きなんだ』って思うんです」

――なるほど、そっちなんですね。気になってるからそういうこというというのはその通りですね。

たむ「何も思われないより、嫌われている方がゾクゾクします」

――ちなみに好意的なコメントの人を見た時はどう思うんですか?

たむ「嬉しい。好きって思います。『毎日言って』って思ってる。『朝昼晩、好きって言って』って思います」

――愛を欲するタイプなんですね

たむ「愛されたいから、戦ってます(笑)」

【尊敬する人】

――尊敬する人はいますか?

たむ「尊敬するのは同じになっちゃうんですけど、岩谷麻優選手はプロレスの面でも、人間的にも1番尊敬している人です」

 

――人間的な尊敬というのはどんなポイントが?

たむ「弱さを知っている強さっていうのは凄く…チャンピオンで女子プロレスのアイコンで、スターダムの象徴で、無茶苦茶強くて、なのにあんなに飾らなくて。岩谷選手って、計算できてるのか、本能で生きているのかわかんないなって凄く思って。それはプロレスの面でもプライベートの面でもなんですけど、多分、本能で生きてる人だと思うんですけど。本能だけであそこまでのプロレスをできてるって凄くないですか?」

――凄いですよ。しかも身体は線が細いタイプで。あんな危険な角度の受け身をとって。

たむ「本当ですよね。誰のどんな技でも滅茶苦茶ダイナミックに全部受け切る。何にも考えてなさそうじゃないですか…おバカちゃん?物事を知らないっていうか、世間知らずっていうか、ぽやーっとしてて何も考えてなさそうに見えて実は私のこともチームメイトのSTARSのこともむっちゃ考えてくれる。それを出さないんですよ。こんだけ考えてて、あーしてこーしてって言わない…言わないけど、そうなるようにサポートしてくれる」

――人間的な懐が深いんですかね

たむ「海みたいな人。完ぺきではないけど未完成なのにここまで魅力のある人間は私はまだ出会ったことがない。岩谷麻優選手以外に。大好きだし憧れてますけど、ただもうそろそろ、それを超えなきゃいけないなと思ってます」

――白いベルトをとった暁にはもしかしたらですけど、赤いベルトの統一戦じゃないですけど、お互いのベルトをかけて争う日が来るかもしれないですね。

たむ「戦いたいですね」

――その日がくることを楽しみにしております。

【戦ってみたい人】

――過去の人でも誰とでも戦えるとしたら誰と戦いたいですか?

たむ「難しい質問ですね。本当に誰でも良いなら、1回だけ戦ったことがあるんですけど、井上貴子選手とはもう1度戦いたいです」

――井上貴子選手、これはまた怖いお姉様というか

たむ「デビューしてすぐ位の時に戦って(井上貴子選手は)元祖アイドルレスラーじゃないですか?私プロレス始めた時は『アイドル辞めました』っていうキャッチフレーズでやってたんです。『アイドルじゃなくてプロレスを頑張る』っていう気持ちでやってたんですけど、その時に貴子選手から『なに言ってんの?アイドルって一度言われた人間は一生アイドルなのよ、あんた一生アイドル続けなさい』って言われて”アイドルレスラー”を名乗るようになったんですね。その時は普通のアイドルレスラーだったんですけど、今は宇宙一のアイドルレスラーになったから、この私のアイドルレスラーという生き方をもう一度見て欲しいなって思います。その時のアンサーとして…」

――貴子選手の持ってるビリビリする警棒(スタンガン)くらったらやばいですよ。くらったことあります?

たむ「あれはまだくらってないです。爆破バットとどっちが痛いですか?」

――爆破バットの方が痛いと思います(笑) 爆破は経験済ですよね?ビリビリする警棒は何回も色んな部位をあてられてしまう可能性があるので…

たむ「爆破バットは1回だけかそんなに回数できないけど、ビリビリ何回もきたら怖いですね。痛いの好きなんで」

――たむ選手は表情から感じさせないくらい、度胸があるのを凄く尊敬します。昔から強心臓というか度胸がある方なんですか?

たむ「チキンハートだと思います(笑) 凄い緊張しいだし、試合の前は袖裏とかでお腹痛くて、毎日『家帰りたい』と思ってます。『家帰りたい』『もう辞めたい』って思うんですけど、リングに上がるとスイッチ入るんですよね」

――そのスイッチが入るきっかけはなんでしょう?

たむ「まず入場曲が流れたタイミングは緊張度が最大で冷や汗をかいてるんです。でも入場してコーナーポストに上がって、お客さんの顔を見た時ですかね。凄いエネルギーもらえるんです。お客さんの顔を一人一人見ていくと『なんか大丈夫だ』って気が段々してくるんですよね」

――やらないとダメだなっていうスイッチが入るんですかね

たむ「みんなの力を貰ってるていう感じです。『一人じゃないんだな』って思える。お客さんが応援して私の力をアップしてくれる。で私が頑張るともっと応援してくれる。応援でもっと私も頑張れてまた応援してもらえてって、元気の相乗効果を貰ってるっていう感覚があります」

【好きなタイプについて】

――プライベートについても。好きなタイプはどんな方でしょうか?

たむ「リモコンとかをまっすぐに並べて置く人」

――几帳面な人が好き?

たむ「そうですね。私が結構ずぼらっていうか…例えばドアとかを閉めれないんですよ」

――えっ開けたら閉めれない?

たむ「ドアとか開けっ放しにしちゃうし。電子レンジのふたとか閉めれなくて。今も開いてる…パッと見たら(笑) 電気とかも消せないんですよ。エアコンとかもこの夏も1度も消してない。そういうのをできないから『たむちゃんダメだよ』って消したり閉じたりして回ってくれる人がいい」

――そういうキャパの広い人がいいんですね。海よりも広い心を持ってたむ選手を包み込んでくれるようなタイプ?

たむ「たまに叱ってくれる人がいい」

――なるほど。ちなみに好きな芸能人はいますか?

たむ「好きな芸能人はさまぁ〜ずさんです」

――さまぁ〜ずさんのどっちが好きですか?

たむ「どっちも好きなんですけど…結婚するなら大竹さんですかね~(笑)」

――几帳面な印象ありますもんね(笑)

たむ「こだわり凄い強そうですよね?」

――今のでピンときました。ああいうタイプかと。ファンの方でもそういうスタイルをマネするかもしれないですね

たむ「大竹さんみたいな人増えますかね(笑) 」

――楽しみですね。私も会場の売店とか注目して見てみたいと思います。

たむ「楽しみ(笑)」

――好きな食べ物と苦手な食べ物はありますか?

たむ「好きな食べ物はジンギスカン。羊のお肉がめっちゃ好きで。苦手な食べ物はこの世に一つだけ、ゴーヤです」

――ゴーヤは苦いですね

たむ「苦くて。あんま出てこないからピンチになることはないですけど…それ以外基本的になんでも大丈夫ですね」

【中野たむの未来像について】

――ご自身の未来像はありますか?

たむ「中野たむは常に未完成でいたいっていうところがあって…」

――ディズニーランドもそうですよね。いつも完成しない、皆さんの夢がある限りって言ってるんですよね

たむ「えっそうなんですか?知らなかった(笑) 私ウォルト・ディズニーだったんだ!(笑)」

――ディズニーランドと同じアイデンティティですよ

たむ「私の生きるテーマに『夢』っていうのがあって。夢ってかなえるまでが夢じゃないですか?かなえたら夢じゃなくなっちゃう。でもこの夢をかなえて行くっていうこと自体が中野たむの存在意義だと思っていて。この夢は私だけの夢じゃなくて、応援してくれるファンの人とか、今まで出会ってくれた人とか色んな人の思いもひっくるめて、皆の夢を一緒にかなえていきたいっていうのが中野たむのアイデンティティなんですね。ファンの人が私に感情移入して、一緒に夢をかなえていく。この夢をかなえていったらまたその先に夢ができるんで。でその夢を追いかけていく…これは永遠に続くものだと思ってて。だからこそ未完成で未熟でより添える存在でありたい」

――まさかディズニーの研修で聞いた言葉をここで聞くとは…あの時もいい言葉だなと思ってたんですよ。それをまさかたむ選手から今、目の前で聞かされるとは。びっくりしました。

たむ「やばっ…そうだったんですね」

――一瞬、グッときました。ありがとうございます。

たむ「はい、生きるディズニーランドです!」

【プロレスとは】

――中野たむにとってプロレスとは?

たむ「人生です。私にとってプロレスは人生です。生きてるって感じることができる唯一の場所。それは自分自身の人生でもあるし、一緒に夢を追いかけてくれるファンの人の人生を感じることができる。対戦相手の人生を感じることができる。交わることのなかった人の人生がこのリングの上で交わってまた自分の人生の一部になる。人生ですね、全てです」

――ちなみにアイドル時代とプロレスラーになって人生観は変わりましたか?

たむ「アイドルの時もステージの上は自分の人生だなと思ってたんですけど、それ以上に沢山の感情がリングの上には渦巻いていると思うんですよ。憎悪とか、人間の汚い根柢の奥底からでる言葉にできないような感情まで、色んな普通の人生を歩んでる上では感じることができなかった感情まで感じることができるのがリングの上だなと思います」

――喜怒哀楽が全て詰まっている。情念がプロレスは表現できるので、たむ選手の笑っている顔だったり怒っている顔だったり、キレている顔だったりが見れるスターダムは非常に魅力的なリングだなと思います。

たむ「ありがとうございます」

――最後に10.3のジュリア戦を待つファンに向けて一言を

たむ「10.3 横浜武道館大会。この日、私は自分の全てをかけてジュリアから全てを奪います。宇宙にただようちりになって地獄をはいずりまわるのはジュリア。応援してくれる皆さん、私と天国をみましょう。10.3 横浜武道館でお待ちしてます」

――ありがとうございました

※7月の後楽園ホールでの白いベルト王座決定戦では悔しさを味わった。果たしてリベンジなるか?

インタビュアー:プロレスTODAY総監督 山口義徳

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