「ストロング王座戦」前と後の「新王者・神谷英慶」

大日本プロレスの「両極譚」大会(7月24日、両国国技館)は魂の揺さぶられる試合の連続だった。

 

中でも「世界ストロングヘビー級」「デスマッチヘビー級」の2大BJW認定王座戦は、会場に悲鳴と歓声が間断なく飛び交う熱闘となった。

 

ストロング王者・岡林裕二に立ち向かう若武者・神谷英慶、デスマッチ王者・伊東竜二に挑む星野勘九郎。二人の挑戦者に、観衆はまるで「わが子を見守る親」のようだった。

 

期待こそすれ、絶対王者の強さは盤石だ。健闘したものの敗退かと思いきや、挑戦者がベルトを奪取。期待を上回る二人の奮闘に会場は爆発した。

 

24歳だが、決して平たんな道のりではなかった人生。「そのすべてをかけた」神谷。「41歳の意地そして3歳の息子に格好良いオヤジに姿を見せたい」星野。王者に必死につかみかかっていく、二人のがむしゃらな姿勢に、観客席はいつしか前のめりになっていた。

 

歓喜の瞬間が二度、繰り返された。こんなハッピーエンドな大会はあまりない。ファンはレスラーの頑張りに、レスラーはファンの声援に力を勇気を元気を得ている。プロレスの力。何度味わってもたまらない。

 

※写真は決戦前の神谷と祝勝会の神谷

 

神谷と私2

 

神谷と私

 

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