【DDT】樋口和貞&坂口征夫がシーマソーマを退けKO-Dタッグ初Vで、2・23名古屋で竹下幸之介&MAOを迎撃!「ダムネーション」と「ストロングハーツ」が業務提携を発展的解消

 「イラプション」の樋口和貞、坂口征夫組が難敵のシーマソーマ(CIMA、高尾蒼馬)を下して、KO-Dタッグ王座の初防衛に成功し、2月23日、愛知・名古屋国際会議場大会のメインイベントで竹下幸之介、MAO組の挑戦を受けることが決まった。

 9日、後楽園大会のセミファイナルで初V戦に臨んだ「イラプション」だが、相手は昨年11月3日の東京・大田区総合体育館大会では、ハラシマルフジ(HARASHIMA、丸藤正道)を破った実力者コンビだけに容易にはいかなかった。

一進一退の激しい攻防が続くなか、15分過ぎ、坂口が高尾にスリーパーを仕掛けるもCIMAがカット。高尾は坂口にエルボー連打を放ち、ロープに走ると、飛びついた坂口がローリングしてスリーパーを決め絞め上げた。高尾の動きが完全に止まり、危険を察知したレフェリーが試合を止め、「イラプション」が制した。

 試合後、DDTサウナ部の竹下、勝俣瞬馬、MAOが現れ、勝俣が「そのタッグベルトに3人で挑戦させてください」とアピール。当然これは却下され、勝俣は竹下&MAO組での挑戦を要望。勝俣にエルボーを一発ぶち込んだ坂口は「いつでもやってやるよ」と受諾し、樋口も「望むところだ。やってやるよ」と応じた。これを受け、今林久弥APは両軍によるタッグ選手権戦を名古屋大会で行うことを決定した。

 坂口が「難敵中の難敵で、初防衛としては上出来の相手。CIMA選手と肌合わせて、やっぱり強いよ。そのすごさも味わったし、それに導かれるように高尾蒼馬と。その2人から勝った。樋口の力も見せつけた。オレは今日満足してるよ」と言うと、樋口は「すごかったですけど、その2人に勝ったっていうのはうれしいこと」と語った。

 話が竹下、MAO組との防衛戦に及ぶと、坂口は「ウチらに挑戦しにくるんだろ? だったら、ピッと現れてこいよ。挑戦者なんだから。それくらいの熱意と誠意を。泥水すすってしんどい思いして、オレらはこのベルト獲るのにどれだけ苦労したか。組んで10カ月目でようやくこのベルト巻けたんだ。ちょこちょこっと出てきて、ちゃらけやがって。それ2月までに直してこないと、殺すからな。覚えとけよ」とぶ然とした表情でコメント。樋口も「一言だけ言わしてもらうと、遊びじゃないんだよ。こっちは死に物狂いでやってんだ。覚悟しとけ」と同調した。

 その後、バックステージでは「ダムネーション」の“カリスマ”佐々木大輔が「俺たちとストロングハーツが話して決めていたんだけど、今日ベルトが獲れなかったらダムハーツは業務提携解消だ!発展的解消だ!」と発表。丸1年続いた「ダムネーション」と「ストロングハーツ」の蜜月関係が解かれた。

 ストロングハーツ大将のCIMAは「何かいつでもいいから、お客さんのケジメがつくような形でやりましょうよ」と提案。佐々木は「コロナが終わらなくてもどこかで何かやりましょう」と約束。

 納得がいかない高尾は「ダムハーツは解消されても、シーマソーマはまたやりましょう」と懇願し、CIMAは「やろう」とOKサインを出していた。

【大会名】GO TO DDT!vol.1
【日時】2021年1月9日
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】484人
 
セミファイナル KO-Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>樋口和貞&○坂口征夫 vs CIMA&高尾蒼馬●<挑戦者組>
16分26秒 TKO勝ち
※スリーパーホールド→レフェリーストップ。第68代王者組が初防衛に成功
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