【東京女子】プリプリ王者・辰巳リカ「どう料理するか楽しみ」2.11後楽園での渡辺未詩との初V戦に向け防衛を期す

 東京女子プロレスが4日、東京・新宿区の株式会社CyberFight本社で記者会見を開き、2月11日、東京・後楽園ホールでのトリプルタイトル戦に臨む8選手が出席。メインイベントで「アップアップガールズ(プロレス)」のメンバーでアイドル活動を兼務する渡辺未詩を挑戦者に迎え、プリンセス・オブ・プリンセス王座の初V戦を行う王者の辰巳リカが防衛を期した。

 イッテンヨン(1月4日、後楽園)で同期生・坂崎ユカを破り、同王座に涙の初戴冠を果たした辰巳は“1世紀規模”での防衛を口にした。試合後には「白昼夢」として、昨年11月7日まで、プリンセスタッグ王座をともに保持したパートナー渡辺が挑戦の名乗りを挙げた。

 辰巳は「2月11日、初防衛戦でもありますし、タッグパートナーとして闘ってきた未詩との闘いでもあります。特別な日になるのは間違いないんで、意気込んでるんですけど。純粋にシンプルに考えて、白昼夢で闘っているときに、未詩をどう使って、相手に攻撃をしたらいいかとか、インパクトや衝撃をお客さんに与えられるかって思ってやってきた。それをダイレクトに未詩にダメージが残るように闘えばいいのかなって思います。未詩でたくさん遊んで、皆さんを夢の国に連れて行きたいなって思います。そして、辰巳リカらしい防衛ロードを歩んでいきたい」と王者らしくコメント。さらに辰巳は「シングルでは初防衛戦で、特別なんですけど、そこまで緊張しないで、この1カ月間チャンピオンとしてやってきて、落ち着いています」と余裕を見せた。

 これまでタッグマッチで3度の前哨戦を闘ったが、辰巳は「正面から闘うと当たり負けすると感じる。圧倒的なパワーもあるし、頑丈にできてる。打たれ強い人は大好物なんで、どう料理するか楽しみ」とも話した。

 一方、渡辺は「1カ月間、前哨戦もあって、着々とリカさんと対角にいる実感が沸いてきて、今までなら一緒にいたんですけど、“VS”で対角にいて、いろいろ不安もあったりしました。でも、そういうところが成長できるポイントかなって感じて。リカさんを超えることができるのかなって、成長の糧を見つけたんで、そこを伸ばして、残り1週間、リカさんに挑んでいきたい」と意気込んだ。

デビューして4年目を迎えたばかりの渡辺にとって、“聖地”後楽園でのシングル戦のメインは特別なものになるが、「その言葉を聞いて、グッと緊張し直して、背筋が伸びてる。プロレスとアイドルの架け橋になりたいって言い続けてきて、後楽園のシングルでのメインは注目してもらえるポイントになるんじゃないか。アプガのほかのグループのメンバーさんからも、動画メッセージを撮ってもらったり。そういう意味では、ほかのアイドルファンからも注目してもらえるポイントになる」(渡辺)と語った。続けて、渡辺は「新体制のアプガ(仮)さんが、『初めてプロレスを見ます』とか言ってくれて。そういう人がプロレスに出会えるきっけになる。アイドルとの架け橋になる一つとしてがんばりたい」と力を込めていた。

 なお、両者は7日の東京・北沢タウンホール大会で、最後の前哨対決を8人タッグ戦(辰巳、上福ゆき、伊藤麻希、原宿ぽむ組VS渡辺、舞海魅星、鈴芽、汐凛セナ)で闘う。

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