【DDT】秋山準がDDTのヘッドコーチに就任!樋口和貞との初防衛戦が3・28後楽園に決定!

 DDTプロレスが15日、東京・渋谷区のサイバーエージェント本社でカルッツかわさき大会の一夜明け会見を開き、同日付で入団した秋山準がヘッドコーチに就任したことをアナウンスした。

 川崎大会で、KO-D無差別級王座を奪取した秋山は「コロナ禍のなかで最前線でがんばっていた遠藤(哲哉)選手からベルトを獲れて。だいぶキャリアも年も違うけど、素直にうれしかったですね。これから僕にできることを選手の先頭に立ってやっていかないといけないなと思っています」と激闘から一夜明けた心境を語った。

 ヘッドコーチ就任について、高木社長は「もともと秋山選手にはゲストコーチとしての部分で、練習面もサポートしていただいてはいたんですが、正式入団していただいたからには・・・。そもそもゲストコーチとして就任するようになった経緯は、秋山選手がTwitterで『秋山準の1から10まで教えたらどんな選手が生まれるんだろう?』っていう言葉にすごく興味をもって。DDTの選手にも秋山さんの1から10まで教えていただきたいというお願いから始まったことでありました。正式入団していただいたからには、そこの部分もそうなんですけど、古くはジャイアント馬場さんや三沢光晴さんの近くにいて、いろんなスタイルのレスリングや、リング以外の作法なんかも間近で見ていらっしゃったんじゃないかなと思っております。そういった部分の人材育成ということも含めまして、ゲストからさらに一歩踏み込んだ形でヘッドコーチとして、DDTにいろんなことを教えていただきたいと思いまして、就任していただくことになりました」と話した。

 オファーを受諾した秋山は「DDTにはDDTの歴史とかスタイルがあると思うんで。現在いる選手をガラッと変えるつもりはなく、いい色は残しておきながら、僕のもってるものを注ぎ込めればと思ってます。技術というよりは、どちらかというと気持ちの部分であったり、そっちの方が大きいのかなという感じもしています。ただ一人ぐらい、完全に一から教えたいなという気持ちもあります。教えると言っても、昔みたいにガンガン受け身取れ、スクワット何千回やれ、そんなことはやらすつもりはないです。しっかり効かせて体に身になるような、ムチャなことはしないようなことをやっていきたいと思ってます」と抱負を述べた。

 DDTの選手の印象に関して、秋山は「身体能力というか、そういう部分ではかなり秀でたものがみんなあると思います。みんなDDTの中でしか試合したことがない選手が多いんで、自分を測るもの、どれくらいのものなのか、あまりわかってないと思うんですけど、かなりできている。ただ、それをうまく生かせられるように。もっと細かいところも必要な部分がありますし、逆にないんだなってところもありますし、そこは最低限、教えたいと思います」と話した。

「選手から反発があったら?」との問いに秋山は「(男色)ディーノ選手から反発食らってますけどね。僕が入って、僕のやり方が気に食わないっていう選手。じゃあ、その気に食わないなりの何かを見せてくれればいいし。俺は俺でチャンピオンとして、プロレスの本道を持ってきたというくらいだから、やらないといけないし。反発したら、そのヤツらが主張を見せてくれればいいし。それを言葉で伝えてくれればいいし。ただ単に反発するのはヘッドコーチとして許しません」と語った。

 ディーノがTwitter上で秋山に反発する姿勢を見せている件には、「ディーノ選手に関しては、すごく認めているというか、ああいうスタイルではあるけど、それを貫いているっていうのはすごいことだと思うし。僕の言葉にTwitter上で反発してくるのは彼だけだと思うし。彼には彼のプライドとか、そういうものもあると思う。いろんなとこが、ものがDDTにあっていいんじゃないかと思う。もしかしたら交わって、なんちゃら電源、なんちゃらサーバーもできるかもわからないし。それはそれでおもしろいかなと思ってます」(秋山)と話した。

 また、秋山は樋口和貞との初防衛戦を希望していたが、同団体がその意向を汲んで、旗揚げ24周年記念興行となる3月28日の東京・後楽園ホール大会で、樋口とのタイトル戦を組むことが決まった。

 秋山は「『D王』リーグ戦で、ちょっとかっこ悪い負け方をさせられたので、どうしても彼と闘って勝つまでは気持ちよくベルトを巻けないと思って、肩にかけるだけにしてますけど。彼に勝ってベルトを巻けるように、いい試合をして勝ちたいと思ってます」とコメント。さらに、秋山は「(樋口とは)荒々しい試合になるんじゃないかと思います。俺はそういうつもりでいくし、ヘッドコーチと言っても、そこはまた違うんで。そこは選手として。本当はガッチリした役目みたいなところは必要ないんじゃないかなと思うんです。選手だけで生きてた方がおもしろいことも言うし。ただキャリア的にも若い子たちを教えないといけない立場でもあると思うんで。リング上は完全なる選手としていかせてもらうんで、荒々しい試合にした方が彼のためにもいいのかなと思ってます」と語った。

〈写真提供:DDTプロレスリング〉

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