【新日本】内藤が改めて飯伏の“二冠統一”に反対声明<2.16後楽園大会>試合後バックステージコメント全文掲載

新日本プロレスは2月16日(火)、東京・後楽園ホールで『Road to CASTLE ATTACK』』第3戦を開催。

メインではCHAOS(オカダ・カズチカ&後藤洋央紀&YOSHI-HASHI)とBULLET CLUB(EVIL&タマ・トンガ&タンガ・ロア)が6人タッグで対戦し、ロアがYOSHI-HASHIをエイプシットで3カウントを奪った。

試合後バックステージでオカダは「EVILがどんだけ乱入を使って、BULLET CLUBを使って俺を倒そうとしても、去年の俺とは大違いだぜ。あぁ~!? いくらでも、どんだけ連れてきてもらってもいいよ、大阪。全員、ツームストーンで突き刺してやる」とコメント。

セミでは2.28大阪城ホール大会でIWGPインターコンチネンタル選手権の前哨戦として、飯伏幸太&永田裕志vs内藤哲也&鷹木信悟のタッグマッチが行われ、内藤が飯伏のヒザに標準を合わせ徹底した攻撃を見せ、最後は鷹木が永田を仕留めた。

試合後バックステージで内藤は改めて飯伏の二冠統一に関して「今、俺がやりたい事、それはインターコンチネンタル王座を奪取すること。そして! “神様”飯伏幸太が掲げている2本のベルト、1本に統一するというプランを阻止すること。」とコメント。

▼試合後バックステージコメントを全文掲載。

『Road to CASTLE ATTACK』
日時:2021年2月16日(火) 17:00開場 18:00開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:343人

<試合結果>

▼第1試合 20分1本勝負
辻 陽太 ×
小島 聡
棚橋 弘至
vs
ジェフ・コブ 〇
ウィル・オスプレイ
グレート-O-カーン
(9分28秒  ツアー・オブ・ジ・アイランド→片エビ固め)

■試合後バックステージコメント


※オスプレイはベルトをビーに持たせる。

ビー「今日もまた余裕の相手ね」

オスプレイ「未来の俺に向けてメッセージを残したい。ウィル、オマエはきっと輝かしいキャリアを築き上げてることだろう。これを見てる俺は50歳ぐらいだと予想する。息子と娘が一人ずついればいいな(※と、ビーと顔を見合わせる)。もう引退してるかもしれない。でもまたリングに戻りたくなってるはずだ。今の俺ぐらいの年齢の若手を相手にしてブイブイ言わせてるのかもしれない。そうだよ、何でこの俺が50代のオッサンの相手をしないといけないんだ!? 恥ずかしくないのか? 10代後半の子供がいてもおかしくないオヤジが何でまだリングに上がってるんだ? とっくの昔に若手の俺たちに抜かれてるのに、見て見ぬふりをして、がむしゃらに頑張れば報われるって信じてやがる。でも頑張ったところで、惨めなだけだ!」

ビー「ホントにね」

オスプレイ「……それだけ?」

コブ「辻、昨日俺にやられて何も学ばなかったのか? またツアー・オブ・ジ・アイランドに連れてってほしかったのなら仕方ない。大阪城ホールで、俺たちTHE UNITED EMPIREにまた一つ宝が増える。『NEW JAPAN CUP』はその後だ。オーカーンが棚橋からNEVER王座を獲り、年寄りを引退に追い込んでくれるんだ」

オーカーン「(※耳をほじり、耳に手を当てて)え!? 何だって、辻? 余が新日本を侵略してから、何度かケンカを売ってきたよなぁ。今だってそうだ。何か吠えてるみてぇだな。しょせん、負け犬の遠吠えなんか、誰も聞こえねぇんだよ! だが最近の貴様の焦り、周りを憎む怨念、そういったものはよーく、聞こえたよ。貴様のその、“怨”の一文字には、(※胸を示して)共鳴するものがあった。だから、一つ提案をしてやろう。棚橋を、見限れ。何、難しいことはない。

このシリーズ、貴様は棚橋と組むだろう。いや、セコンドにもいるよな、貴様。だったら試合中、後ろから一発、エルボー食らわせてやればいい。そうすれば帝国は、貴様を対等な同盟者として迎え入れてやるよ。貴様の好きにしろ。だが、一生鎖でつながれて飼い犬で生きるか、殻を破るチャンスをみすみす捨てるかは、今後に響くぞ。……悪いな、棚橋。今夜も、貴様にコメントは残せなそうだ」

辻「(※壁伝いに階段を降りてインタビュースペースにたどり着くと床に倒れ込み、仰向けになって)コブ……コブ……コブ……いや、内藤哲也……(※体を反転させ、這って控室へ)」

小島「クソッタレ! クソッタレが! あー、クソ! オマエたち、とても、とても強いよ! とても強くて、とても勢いがある。とてもカッコいい。全て3拍子揃ってるかもしれないけどさぁ、だけど、そんなのなくたって、プロレスはできるぞ! 今の俺を見てみろ。30年間頑張ってる。謙虚? (※声を荒げて)そんなのクソ食らえだバカヤロー、オイ! 俺は必ず、まだまだ上に上がってやる! (※ひときわ声を荒げて)絶対謙虚になんかならねぇからな、バカヤロー!」

※小島が控室に帰りかけたところで

棚橋「小島さん!」

小島「うわっ、まただ!」

棚橋「俺らはね、3拍子どころか、4拍子、5拍子」

小島「そうなの!? 何入れちゃうの?」

棚橋「……後で考えます」

小島「後で考えるんだ!? (※カメラに)後で考えるんだよ、俺たちは! そんなのいいんだ!」

棚橋「とにかく!」

小島「とにかく!」

棚橋「全部、上回りましょう」

小島「そうだ!」

棚橋「まずは、俺はカッコいいから(※と、先に控室へ)」

小島「そうだ! みんなカッコいいんだ、俺たちは!」

▼第2試合 20分1本勝負
BUSHI ×
高橋 ヒロム
SANADA
vs
石森 太二
エル・ファンタズモ
高橋 裕二郎 〇
(10分51秒  ピンプジュース→片エビ固め)

■試合後バックステージコメント

裕二郎「オイ! 勝負はよ、もう既にELP、ファンタズモのあのBUSHIへの土手っ腹の蹴りでもう決着はついてたんだ、なあ? その後のよ、俺のよ、ピンプジュースはよ、ただの“ファンサービス”だよ、なあ。エン・セーリオ、違うよ。俺のシグネチャー・フレーズ。俺の決め台詞はよ、これマジ!」

ファンタズモ「ヒロムちゃんは思いやりがあるなぁ。わざわざ段ボールを切り抜いてお手製のIWGPジュニアベルトを作ってくれるとは、優しいな。もしかして俺たち良いダチになれるかもしれない。どうだ、俺のダチになりたいか?

(ダンボールのベルト破ろうとするも思い直し)これは大事に持っとくよ。でも、大阪城ホールでお前にサドンデスをお見舞いし、本物のベルトももちろん頂くからな」

石森「(※バックステージに来るなり座り込み)昨日BUSHIが言ってたけど、BUSHIとヒロム、おまえら一度もこの(IWGPジュニアタッグの)ベルト、獲った事ないんだって? ええ? てかよ、おまえらよ、何年一緒に組んでんだよ。何回これ(IWGPジュニアタッグベルト)に挑戦してんだよ! なあ。ちなみにな、俺とファンタズモは結成1ヶ月弱で1発でこのベルト獲ってんだよ、うん。で、あれから1年半ぐらい経ったかな? 今回これで2度目だ。あー、ずーっとさ、おまえらがどんだけタッグの才能がないのか。またはこの(IWGPジュニア)タッグのベルトさんよっぽどおまえらのところに行きたくないのかな? よーーくわかるよ(笑)」

※ヒロムはうめき声をあげながら右胸を抑えバックステージにやってくる。そのまま座り込みうめき声をあげながら呼吸を整えて。

※ニヤつきながらしばらくカメラをみつめた後、立ち上がり

ヒロム「……入り込んでくれてありがとう。ようこそ“ヒロムちゃんワールド”へ(※と言ってニヤリと笑いながら控室へ)」

※SANADA、BUSHIはノーコメント

▼第3試合 20分1本勝負
SHO
矢野 通
石井 智宏 〇
vs
外道 ×
チェーズ・オーエンズ
ジェイ・ホワイト
(11分15秒  垂直落下式ブレーンバスター→体固め)

■試合後バックステージコメント

石井「アイツがスカせばスカすほど、アイツが挑発すれば挑発するほど、俺のエネルギーになるんだ。まぁ見とけ」

矢野「(※『KOPW2021』のトロフィーを見せながら)オイ! Y・T・R式テキサス・ストラップマッチと、ただの! ただのテキサス・ストラップマッチの投票が始まったなオイ! オイ! こっちが勝ってんな! 70%越えだ~!」

SHO「CHAOSの先輩方の足を引っ張るわけにはいかない。むしろこっちがサポートして、CHAOSの先輩方に全部、大阪城も全部勝ってもらって、その上でこのシリーズ、俺は俺の戦いをします。これからCHAOSの戦い、見ててください」

チェーズ「ヤノ、ちゃんと俺のコメントを見たのか? もうおふざけは終わりだと言っただろ! これは本気の戦争だ! 2.27大阪城ホールはまもなくだ。オマエが提案した“Y・T・R式テキサス・ストラップマッチ”、ちょっとルールが改変されてるが、まぁ構わない。どっちにせよ、思う存分お前を引っ叩いてやれる!(※手に持ったストラップをピシッ!と鳴らす) ヤノ、戦争開始だ! TOO SWEET」

ジェイ「またか!試合はもう終わってるのに石井が外道の首を絞めたぞ!なのに何で誰も止めに来ないんだ?レフェリーは石井にびびってるのか?俺がやったら瞬時に止めに入るのにな!ゴングが鳴った後も石井は外道を攻撃してたんだぞ!レフェリーは何してるんだ?それから、リングサイドにいたゲイブ、お前もなぜ黙って見てるんだ?俺が石井に同じことをしたらどうなる?全力で止めようとするだろ!もう一度聞くが、なぜこの会社は一貫性がないんだ?誰が見てもおかしいと思うだろ。明日の試合後、あえて自分から攻撃を仕掛け、周りがどう出るのか見せてやろうか。それにしても大阪城ホールでようやく石井に恨みを晴らせると思うと待ちきれない! 石井をぶっ潰して、俺は次のステップへと進む!」

※外道はノーコメント

▼第4試合 30分1本勝負
永田 裕志 ×
飯伏 幸太
vs
鷹木 信悟 〇
内藤 哲也
(13分40秒  ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め)

■試合後バックステージコメント

鷹木「裕志……。永田裕志! 永田! いや、裕志……ゆうし。(長渕剛さんの勇次を口ずさみ)“裕志”~あの時の〜エネルギッシュなおまえが欲しい〜♪ 永田さんよー、もっともっとエネルギッシュに来てくんなきゃ面白くねーよ、オイ! またあたった時は、遊んでくれよな。ナナナ〜ナナナ〜♪ ナナナ~ナナナ~♪(と口ずさみながら控室へ)」

内藤「今、俺がやりたい事、それはインターコンチネンタル王座を奪取すること。そして! “神様”飯伏幸太が掲げている2本のベルト、1本に統一するというプランを阻止すること。飯伏には飯伏の考えがあって、俺には俺の考えがある。別に、お互いがお互いの考えに納得する必要はないと思う。むしろ、お互いがお互いの考えに納得することは、ほぼ不可能でしょ。だからこそ! 俺たちプロレスラーはリング上で闘うんだろう? “広島のリングでやろうよ。いつでもいいよ”って言っておいて、俺の考えに納得がいかなかったから“やーもうじゃあ止めるよ。もうやらないよ”っていうこと? やりたくないの?

今! 飯伏に必要なのは、俺の意見に反論することじゃない。そんな事じゃないよ。もっと大事なことが有るだろ? わかる? いや、きっとわかってるよね? だって、あなた“神様”なんでしょ? “神様”ならわかるはずだよ。わからないとしたら、あなたが本当に神様じゃないということ。さあ何のことかな? 何のことを俺言ってると思う? 明日あたり答え合わせしようか。明日、楽しみにお待ち下さい。ではでは、後楽園ホール4連戦。明日は4日目、またこの場所でお会いしましょう。アディオス!」

永田「戻ってきたぞ。完全復活するには、勝利掴むだけだ。鷹木……感謝するぜ! おまえに目を覚まさせてもらったよ。あとは勝つだけだ。永田裕志、完全復活まであとちょっと。鷹木! いつでも相手してやる。かかってこい!」

※飯伏は座りながら階段を降り、なんとかバックステージまでたどりつくとIWGPインターコンチネンタルのベルトを床に置き、何かを思うように見つめると無言のまま這うように控室へ

▼第5試合 30分1本勝負
YOSHI-HASHI ×
後藤 洋央紀
オカダ・カズチカ
vs
タンガ・ロア 〇
タマ・トンガ
“キング・オブ・ダークネス”EVIL
(15分10秒  エイプシット→片エビ固め)

■試合後バックステージコメント

オカダ「オイ、EVIL! セコンドの使い方、様になってんなぁ。これはEVILだけじゃねぇか、BULLET CLUBもそうか。俺、別に“乱入肯定派”だぜ!? どんどん乱入してくれよ。それでオカダ・カズチカに勝てると思ってんなら、どんどん乱入してくれよコノヤロー! 俺、そんなに弱くないから。EVILがどんだけ乱入を使って、BULLET CLUBを使って俺を倒そうとしても、去年の俺とは大違いだぜ。あぁ~!? いくらでも、どんだけ連れてきてもらってもいいよ、大阪。全員、ツームストーンで突き刺してやる」

後藤「オカダの言う通りだ。オイ、何だっていいんだぜ。オイ、好きなように来いよ! 俺とYOSHI-HASHIが、必ず、何が来ようと、乗り越えてやるからよ」

※YOSHI-HASHIはノーコメント

タマ「リング上で言った通り、テメーのデカ頭を踏んづけて上に行ってやる! 月に到達した男と同じように、タマ・トンガにとっては小さな一歩だが、新日本プロレスにとっては大きな飛躍だ! 誰もがこの俺に感謝することになる。パンデミックが終息したら、俺がお前らをパラダイスに連れてってやるからな! 間違いねえ!」

※EVIL、タンガはノーコメント

<写真提供:新日本プロレス>

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