【新日本】負傷欠場の内藤が飯伏にメッセージ「俺がいないあいだに“神様”の考え“神様”の思いを伝えるチャンスだよ」<2.17後楽園バックステージコメント>

新日本プロレスは2月17日(水)、東京・後楽園ホールで『Road to CASTLE ATTACK』第4戦を開催。

試合前に尾崎リングアナウンサーから内藤哲也が右膝の負傷で今大会を欠場し試合前にバックステージでも飯伏に対してメッセージを送った。

バックステージコメントを全文掲載。

『Road to CASTLE ATTACK』
日時:2021年2月17日(水) 17:00開場 18:00開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:472人

【試合開始前】

■バックステージでのコメント

内藤「いま、リング上でも言ったとおり、昨日の試合で右膝を負傷してしまいましたよ。すごく悔しいし、すごく情けないし…。でも、“神様”飯伏幸太にとってはチャンスなんじゃないの!? 俺がいないあいだに、全国のお客様に“神様”の考え、“神様”の思いを、伝えるチャンスだよ。まさにビッグチャンス到来。ぜひ“神様”、このビッグチャンスをモノにしてくれよ。次に俺がリングに上がるのはいつかな!? まあ、そう遠くない未来でしょう。そのときを楽しみにお待ち下さい。アディオス!」

飯伏「内藤さん、僕は、いつでも、いつでも待ってます。もうホントに回復するまで待ってます。いつでもいいです。できれば大阪城(ホール)、会いましょう。完全な状態で会いましょう。治して下さい、とりあえず。万全の状態で闘いたいです」

 

▼第1試合 20分1本勝負
ゲイブリエル・キッド ×
天山 広吉
棚橋 弘至
vs
ジェフ・コブ 〇
ウィル・オスプレイ
グレート-O-カーン
11分39秒  ツアー・オブ・ジ・アイランド→片エビ固め

■試合後バックステージコメント

※天山がゲイブに肩を貸してインタビュースペースへ。ゲイブは壁に頭をつけてもたれる。

天山「(※後ろからゲイブの肩に手をかけて英語で)ゲイブ、大丈夫か? よく闘ったよ! すごくよかった! あいつらは手強いな。でも次、次だ! 諦めるな! お前はやれるよ! 次こそガッチリいってやれ! ゲイブ、ありがとう、またな!」

ゲイブ「(※日本語で)ありがとうございました!」

棚橋「(※階段を降りてきて)ゲイブ!」

ゲイブ「ハイ!」

棚橋「(※英語で)ゲイブ、ドンマイだ! 大丈夫、お前は強くなってる。なぜならお前はまる1年日本に滞在して試合をしている。誰もやってないことだ。お前は新日本の未来の顔だ、俺は信じてる」

ゲイブ「ハイ!(※控室へ)」

棚橋「(※カメラに向き直って)やりたいよーーにやられてる。まぁあんだけ勝ち続けたら、そういう気になるよね。だからこそ、俺は、NEVERの、このベルトの本質に、1日でも早く、1分でも早く、たどり着きたい。このベルトとの物語は、まだ始まったばかり。To be continuedで、いや、NEVER ENDINGで!」

 

オスプレイ「(※ビーにベルトを持たせて)また今日もおっさんの相手か! 俺が自らピークを過ぎたオヤジたちと闘いたいと思うか!? もちろん、子供の頃はあいつらの大ファンだったし、いまでも『NJPW WORLD』で過去の名勝負を見たりはするよ。まったく尊敬してないわけじゃない! そして、俺が新日本のリングに上がってから、たくさんの外国人選手があとを追って新日本を目指すようになった。ロビー・イーグルスもその1人だ。それから俺はROHのアダム・ブルックスやスレックスといった新人発掘にも関わってきたし、新日本とREVPROの提携の架け橋にもなった。

俺はそうやってプロレス界にたくさん貢献してきた。だからこそ、年老いた選手がいつまでも我が物顔でリングに上がって、才能ある若者たちに席が与えられない現状に我慢がならない。『NJPW STRONG』に出ているクリス・ディッキンソンやフレッド・ロッサーといった選手もそうだ。十分なチャンスをもらえていない。現実を受け止めるのは厳しいと思うが、俺は会社のことを1番に考えてるからこう言ってるんだ。新日本の未来は俺の手にかかっている」


 
オーカーン「(※首をかしげて)うん……そうだなぁ……。棚橋。NEVERや貴様について語る前に、ひとつ質問がある。貴様が復活する手段だと言っていたNEVERのベルトを獲って、なぜIWGPに挑まない? 内藤はその手段とやらもなく、飯伏に挑んでいったぞ? ジュニアやタッグの王座は、この短い期間で2度大勝負をする。飯伏や棚橋も、やればいいじゃないか。あぁ!? なぜしない? 貴様らが試合を組んで盛り上げれば、嘘泣きまでして、『お客様が来なくて淋しいよ~。もっと来て~』って、わざわざ愚民に媚びを売らなくて済むじゃないか! 愛してんだろ、新日本を? だったら身を粉にして働けよ。有言実行して挑めよ。なぜしない? その答えを、待ってるよ。まさか、順番待ちしてるなんてことはないよなぁ? チャンスが来るのを。エサが来る鯉のように口開けて待ってるわけねぇよなあ? そりゃぁ貴様が言ってた心情と違うんじゃないか? まぁ貴様ならちゃんとスマホサイトの会員になって、ちゃーんと内藤のようにコメントまでチェックしてるんだろう。待ってるよ、答えを」


 
※コブはノーコメント。

 

▼第2試合 20分1本勝負
矢野 通
YOSHI-HASHI
後藤 洋央紀
石井 智宏
vs
チェーズ・オーエンズ
タンガ・ロア
タマ・トンガ
ジェイ・ホワイト
11分41秒  ノーコンテスト

■試合後バックステージコメント

※石井は上村に背負われて控室へ直行
※後藤&YOSHI-HASHI&矢野はノーコメント

 
 
タマ「ヨシハシ、ゴトー、お前らってちょっと何かがおかしいよな。ゴトー、お前の帽子のサイズはなんだ!? 4Lってとこか!? お前は10年間ずっと、あと一歩でベルトに届きそうなところまできては結果を残せずに終わって、同じことを繰り返してまったく進歩してないよな。お前は絶対的なカリスマ性に欠けてるんだよ。後藤、大阪城ホールでのシングルマッチ、勝つのはこの俺だ。絶対にな。なぜなら、お前には光る何かってものがひとつもねぇからな」


 
オーエンズ「(※テキサスストラップを持ち)ヤノ、俺を本気で怒らせたな! 今夜TWITCHでゲーム実況をする予定だが、登録者が5人増えるたびにヤノをストラップで引っ叩いてやる! もし、100人が新規登録したら、20回分叩かせろよ! 大阪城ホールで完璧にブッ潰してやる!」


 
ジェイ「どうだ、言ったとおりだろ? 俺が石井の首を絞めようとしたら、光の速さでヤングライオンが飛んできただろ? (※上村に)ちょっとTシャツとタオルを持っててくれ。(※上村に自分のTシャツとタオルあてがい)ユーヤ、教えてくれ。なぜ昨日の試合後に石井が外道の首を絞めたときは止めに来なかったんだ!? でも、今日、石井が俺に攻撃されたら、お前も辻もゲイブも真っ先に飛び込んできたよな!? なぜなのか説明してくれよ」

上村「……」

ジェイ「モデルとして見てくれは良くても、話がヘタじゃダメだな。ヤングライオンはどいつもこいつも機転が効かない。でも、俺がお前らを助けてやるから安心しろ。ユーヤ、俺は優しい先輩だろ!? 石井にも親切心からああしてやったんだ。疲れてるようだったから、あいつが休めるようにさっさと試合を終わらせてやったんだ。大阪城ホールはもうそこまで近づいてきた。俺と石井のシングルマッチ、結果はどうなるかな? ユーヤ、お前はどっちが勝つと思うんだ!?」

上村「石井さん」

ジェイ「お前は本当に面白いヤツだ(※と言って上村と肩を組むようにして控室へ)」

 

▼第3試合 20分1本勝負
BUSHI
高橋 ヒロム
鷹木 信悟 〇
vs
石森 太二
エル・ファンタズモ
高橋 裕二郎 ×
8分47秒  パンピングボンバー→片エビ固め

■試合後バックステージコメント

鷹木「いいじゃない! ヒロムもBUSHIも、調子いいねぇ。俺は見てのとおり、絶好調だぜ! それはそうと、何だよ内藤の野郎。いつものおふざけかと思ったら、マジでケガしたか。まぁまだ時間あるんだから無理しないで、治してほしいな。俺はオイ、絶好調だぜ、相変わらず! 明日から東北に行くけど、刺激を求めて! 東北に、行ってくるぜ」


 
BUSHI「言っておくけどなぁ! タッグ歴なんかなぁ、長かろうが短かろうが、関係ないんだよ。いいか、石森、ファンタズモ。お前らがIWGPジュニアタッグのベルトを持ってるのは、来週の後楽園ホール、メインまでだ。いいか、俺とヒロムが約束を果たす。それまでは、しっかり持っといてくれよ」


 
ヒロム「(※階段から床にずり落ちると、仰向けに寝てファンタズモのポーズで目を見開きながらしばらくのたうち回り、収まるとカメラマンに向かって)何秒? 何秒? 何秒だった? オイ、何秒だ、いまの? 計ってねぇのかよ! オイオイ! 人がせっかく“ファンタズモ・チャレンジ”やってるのに! いま流行ってんだろ? 何秒できるか! ちゃんと顔も作って何秒できるか。流行ってんだよ、いまアレ! おかしいよ! 前回15秒だったからさぁ。上回れたかなぁ? いや、少なかったかなぁ?

そうだ、そうだ(※と、階段に置いていたIWGPジュニアベルトと、破れた段ボール製ベルトを持ってくる)。おお~、こんな風にしちまって、かわいそうに! 俺はこれ、気に入ってると思ってたのにな。ひょっとしたら、ちょっとイラッとしちゃった拍子でやっちゃったのかもしれないな。な、ファンタズモ、な! お前はもう、ヒロムちゃんワールドに入り込んじまってるんだよ。な!

タッグチャンピオンはもちろんすごい。すごいことは分かってる。でもなぁ、あの右足さえ押さえれば、大したことない。……うん。大したことない。あの右足さえ押さえれば、大したことないと思うんだよな。大したことないと思うんだ。……次また、“ファンタズモ・チャレンジ”、頑張ります!」


 
 
ファンタズモ「ヒロム、まだ俺をおちょくって楽しんでるのか? 俺はお前と違って真剣なんだよ! ジュニアタッグ王座戦の前に後楽園ホールであともう1回前哨戦がある。そして大阪城ホールでIWGPジュニア王座戦だ。サドンデスでBUSHIから3カウントを奪取し、ベルトは俺と石森が防衛する。大阪城ホールでもお前に俺のサドンデスを味わわせてやろう。ジュニアのトップを張っているお前を引きずり下ろし、俺はジュニアの2冠王に君臨する。誓ってもいい。お前はちょっと調子に乗り過ぎたな。俺を完全に怒らせたぞ。段ボールのベルトなんてもらっても嬉しくねぇんだよ! 何だよこれは、シリアルの空き箱から作ったのか!?」

※裕二郎&石森はノーコメント

 

▼第4試合 30分1本勝負
永田 裕志 ×
vs
SANADA 〇
12分01秒  ラウンディング・ボディプレス→体固め

■試合後バックステージコメント

SANADA「10年前(2011年4月13日・全日本プロレス『チャンピオンカーニバル』決勝戦)も同じカードで。で、同じコーナーだなと、今日思って。なんか、ヒストリーがあるといいですね。こういうの好きなんですよ」

 

永田「急に決まったカードだけど、ちょうどよかったよ、俺にとっては。どうせ対戦するならシングルが欲しかったから。でも、気持ちは負けてない。まだまだ立ち上がる。立ち上がるのは、俺は得意なんで。現状からまた天に昇ればいいだけのこと。まだまだギブアップしない。ネバーギブアップ(※と言って敬礼)」

▼第5試合 30分1本勝負
SHO 〇
オカダ・カズチカ
vs
ディック東郷 ×
“キング・オブ・ダークネス”EVIL
11分52秒  腕ひしぎ逆十字固め

■試合後バックステージコメント

オカダ「昨日も言ったように、どんどん乱入してくださいよ! 言ったでしょ、ツームストーンでどんどん突き刺していくって。EVIL、いままでさんざんやってくれたね。まぁホントに、僕たちCHAOSのレスラーだけでなく、お客さんもずっと我慢してきたんじゃないかなと思うんですけど、まぁ今日1回勝っただけで『すっきりしましたね』なんて言わないッスよ、うん。まぁ別に、もうストレスが溜まるだけでイヤなら、見なくてかまいません。ぜひ、27日、オカダvsEVIL戦だけ見てもらえれば、かなりスッキリすることでしょう。オイEVIL、楽しみだなぁ大阪が。もちろん、このままで終わる気、ないよね? え!? これで『もういいや、オカダさんには勝てません』って言うんであれば……必ずボコボコにしてやるよ、コノヤロー! あぁ!? まぁホントに、今日はSHOのおかげでいい勢いがついたので、まだいろいろ地方も回って、そのあと東京に戻ってきて、そのあと大阪。うん、いいんじゃないでしょうか。どんどん来るなら、どんどんツームストーン行くだけです。かかってきなさい」


 
SHO「ヨシ! ヨーシ! 勝手に、俺の中で勝手になんだけどね、CHAOSジュニア、俺が、俺が引っ張っていかなきゃいけねぇんじゃねぇかって、勝手に思っちゃってる。思っちゃった以上、CHAOSジュニア、俺が、これから引っ張っていく。高橋ヒロムがジュニアのチャンピオン。初防衛戦で俺が負けて、あと、次も防衛するのか、獲られるのか、わからない。わからないけど、次、また俺がチャレンジャーになるときも、高橋ヒロムであってほしいな、できれば。それまで、負けるんじゃねぇぞ」
  
※EVIL&東郷はノーコメント

<写真提供:新日本プロレス>

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