【アイスリボン】2.20 後楽園「RE:BORN2021」藤本つかさが山下りなからICEx∞防衛!指名の雪妃真矢に突如のじゃんけんで負けて3月防衛戦が決定!世羅はいつ希から8度目のFantastICE防衛

アイスリボン後楽園大会
「RE:BORN2021」
2021年2月20日(土)後楽園ホール
10時45分開場/11時30分開始
観衆:406人

◆第1試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
星ハム子&青野未来&〇石川奈青 (8分53秒 エビ固め) トトロさつき&星いぶき&バニー及川✕
※N.A.O

今年2回目の後楽園ホール大会のオープニングマッチはベテラン、中堅、新人入り混じっての6人タッグ。ゴングと同時に奇襲攻撃を仕掛けたのはトトロ、いぶき、バニーだが、これを蹴散らしたハム子、青野、石川は3人同時お・し・り・だーッ!を決め、いぶきと石川が激しいエルボー合戦を展開。さらに青野とハム子が連係をみせ、いぶきを追い込むが、トトロがパワーを駆使し、試合の流れを変えに行く。さらにバニーがキックをハム子に連打するが、ハム子がぶちかましで反撃。シャイニング腹ザードを狙うが、ここで石川がチェンジをアピール。その熱意にハム子が石川に試合を託した。ダイビングクロスボディを決めた石川だが、ここでトトロ、いぶきがバニーをフォロー。連続攻撃を浴び、逆に追い込まれた石川だが、今度はハム子と青野が石川のフォローに入る。ダブルのラリアットを浴び、ダメージの残るバニーを肩口に担ぎ上げた石川はその体勢からバニーを回転させると前方に叩き落す、初公開の新技N.A.Oを決め、そのままがっちり固めるとカウント3を奪取。悲願の初勝利を果たした石川は涙を浮かべ、ハム子、青野、そして観客からの祝福を受けた。

◆第2試合 タッグマッチ20分1本勝負
✕春輝つくし&本間多恵 (7分07秒 ラ・マヒストラル) テクラ〇&真白優希

2日後の2月23日横浜リボンでIW19王座戦を行うつくしvsテクラの最後の前哨戦。つくしのコスチュームを着たり、つくしの技を決めたり、さらにつくしのキッズ時代の写真を使ってTシャツを作ったりと、これまで挑発を続けてきたテクラはパートナーの真白にもつくしTシャツを着せ、さらには本間にもTシャツを渡そうとする。さすがに本間がこれを断ると、石黒レフェリーに無理やりTシャツを着せてしまう。そんなテクラにゴングと同時にドロップキックを叩き込んだつくしはTシャツを脱がせると、その場で踏みつけ怒りを爆発させる。しかし、テクラはうまくパートナーの真白を活かしながら、じわじわとつくしを攻め込んでいく。スピアからのフィッシャーマンズ・スープレックスで勝負に出たテクラ。これをキックアウトしたつくしが今度は反撃に出る。ミサイルキック、ダイビングフットスタンプをヒットさせて、テクラのバックに回り込み、タイガー・スープレックスを狙う。つくしの逆転勝ちかと思われたが、ここで本間がなんと乱入。つくしにスイング式DDTを決めた。すかさずテクラがスクールボーイ。なんとかキックアウトしたつくしだが、テクラはつくしの技であるラ・マヒストラルでカウント3を奪った。

何が起こったのか理解できず、啞然とするつくし。マイクを手にしたのは本間だ。「テクラ!お帰り!テクラが(日本に)帰ってくることを待っていたんですよ。テクラから私が好きなものをいただいちゃっておりまして、なのでつくしさんごめんなさい。」とテクラからのお土産、というよりも袖の下のGucciの袋を見せる。そんな本間にテクラはつくしTシャツを手に笑顔で駆け寄る。「もちろん!」とこのTシャツを受け取った本間はその場でTシャツを着ると石黒レフェリー、真白とお揃いのつくしTシャツで横並びに。膝をつくつくしのもとに近づいたテクラは「つくし、聞け。あなたの技、あなたのコスチューム、あなたのパートナー、あなたのファン、全部、奪い取りましたね。あなたはひとりぼっちだ。つくし、来週の横浜であなたのベルトも絶対に奪い取ります!」とベルト獲りをアピール。本間も加わっての勝ち名乗りを受けると意気揚々と引き揚げていった。1人残されたつくし。そこになぜか真白が近づき、自分のガチャ王ベルトとつくしTシャツをつくしの前に置くと、つくしの横でポーズを決め、満足気に引き上げていった。それを茫然と見ていたつくしだが、最後はベルトとTシャツを踏みつけると無言で引き揚げていった。

◆第3試合 鈴季すず・決意のハードコア七番勝負 第1戦30分1本勝負
〇宮本裕向 (13分03秒 片エビ固め) 鈴季すず✕
※ムーンサルトプレス

自ら希望してハードコア七番勝負に挑むことになったすず。その第1戦はすずがプロレスラーを目指すきっかけとなった宮本裕向との初対決。試合はグランドの攻防でスタートするが、最初にコーナーに山積みになっていたパイプ椅子を手にしたのはすず。宮本に向かって椅子を投げつけると、自らロープに飛んでのスピアを決めた。これをしのいだ宮本はコーナーにラダーを立てると、そこにすずをスイング。さらに倒れたラダーの間にすずの手を差し込むと、ラダーの一脚を持ち上げ、静かに落とす。手を挟まれたすずが苦悶し悲鳴を上げる。さらにリング中央に椅子を重ね、そこにすずをボディスラムで叩きつけた宮本は椅子を振りかざし、起き上がったすずにスイングするが、これをブリッジでかわしたすずは宮本に椅子ごとドロップキックを決め、エプロンでの助走付きキック、ミサイルキックと畳みかけ、自ら持ち込んだバケツに入っていた大量の銀の鈴をリング上にまき散らす。宮本のバックに回りジャーマンを狙うすずだが、宮本は強引にすずを前方に引っこ抜くと、そのまま叩き落す。さらに串刺しドロップキック、ラリアット、その場飛びのムーンサルト式ダブルニーを決め、重ねた椅子の上にすずをブレーンバスターで投げ落とした。なんとかカウント2でキックアウトしたすずはカニカニクリップ、グラン・マエストロ・デ・テキーラを決めるがいずれもカウント2。ここで宮本がバックに回ると、すずが急所を蹴り上げ。さらに正面からの急所キックも決めると、倒れ込んだ宮本の両足を広げての急所ニーと急所への3連打をヒット。さらにラダー上での攻防からすずが雪崩式ブレーンバスターを決め、ここでジャーマン・スープレックス・ホールドを決める。これまでタイトル戦をすべて制してきた絶対のフィニッシュ・ホールドだが、これを宮本はカウント2でキックアウト。さらにラダーの上へのジャーマンを狙ったすずだが、これをこらえた宮本は蹴りのコンビネーションを決めると、逆にすずをラダーの上にファイヤーサンダーで叩きつけた。起き上がれないすずをコーナー下に叩きつけ、最後はムーンサルトを決め宮本がカウント3を奪った。

試合後、マイクを手にした宮本は「お~い、鈴季すず!効いたぜ、急所攻撃。七番勝負初戦が宮本裕向だったな。今からいろんな選手とたくさん試合してこい。そして7番勝負最終戦、俺がやってやる!」と7番勝負の最後の相手に自ら立候補すると、すずの言葉を聞かずにリングを後にした。残ったすずは「あ~!あ~!くそ―!くそ―!くそー!自分が思っていたものなんにも出せなかった。負けて悔しいけど、7番目、俺が引き受けてやる?かかってこーい!次こそ、鈴季すずが絶対に勝つ!だからここで、7番勝負2人目、発表します!(※スクリーンに佐々木貴の写真が出る)7番勝負2人目のレスラーは、鈴季すずが初めて見たデスマッチ、宮本裕向対佐々木貴の佐々木貴だー!右足でもなんでも!かかってこーい!」と絶叫した。

◆第4試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
〇松本浩代&ラム会長&安納サオリ (16分11秒 体固め) 柊くるみ&宮城もち&藤田あかね✕
※ロックドロップ

久々のアイス参戦となる浩代、Rebel&Enemy軍のラム会長、そして安納の異色トリオとフランクシスターズのタッグ戦。試合は浩代vsくるみでスタート。ロックアップからタックル合戦、エルボー合戦と、この2人ならではのパワフルな攻防が早くも観客を引き付ける。試合はチームワークで圧倒するフランクシスターズが要所要所で連係、合体攻撃を駆使し、試合をリードしていったが、終盤、浩代がその流れを再び引き戻すフルパワーを爆発させると、あかねを捉えた。あかねも浩代相手に真正面から挑み、強烈なヘッドバットでぐらつかせるなど、健闘するも、最後は浩代のラリアット2連発からのロックドロップにフォール負けを喫した。

試合後、マイクを手にした浩代はなんとくるみの前に立った。「くるみ!久々に戦ったな。お前との対戦、面白すぎるよ!もっと戦っていきたいって思った。けど、私と組みませんか?私と組んで、最強の女子プロレスラーとして、このアイスリボンで一緒に暴れませんか?」とくるみに共闘を申し出た。浩代の前に立ったくるみも「組むの、面白そうですね。戦うのも楽しいけど、組むのは、もっともっと楽しそうな気がします。新しいことやりたいと思ってたんですよ。ぜひお願いします!」と快諾。握手を交わした2人。「でかいレスラーにしかできないことをどんどん作っていこうね!」と浩代。「お願いします。」とくるみ。最後は2人で「アイスリボン、ぶっ壊すぞー!」と雄たけびを挙げ、2人で引き揚げてしまった。

残されたあかねともち。あかねがマイクを手にする。「あー悔しい。フランク負けたのに、くるちゃーん!なんで組むとか言い出したー!でも、そうやってくるちゃんも新しい道を見つけて行くんだから、もう止めることもできないし。今日、リボーンっていう名前がついた大会、ワシも今日でまたリボーンしたい。だからワシは全日本プロレスの諏訪魔さんと石川修司さんのエボリューションガールズの方に行く!もっちゃん、じゃあ、あとよろしく。」と公言し、リングを降りた。残ったのはもち1人。「1人になっちゃった…。ああ、いいよ、くるみもあかねも新しい道見つけたのね。でも私も新しい道もう見つけてあるからー!私もやることやらせていただきます。」と語った。フランクシスターズがトリオから個々の戦いへと動き出した。

◆第5試合 FantastICE選手権試合 30分1本勝負
〇[王者]世羅りさ (14分24秒 体固め) 青木いつ希[挑戦者]✕
※ラダー上への羅紗鋏
※初代王者8度目の防衛に成功

通常のプロレス技でのフォールはカウント3となり、凶器を使ってのフォールは3カウントという特殊ルールとなる特別ルールでのタイトル戦。前回の道場マッチでは初めて2カウントフォールの試合に挑んだ世羅はつくしのハルカゼに完璧なフォール負けを喫してしまった。不安を残しての本番となった世羅だが、開始早々の青木のスクールボーイの連続攻撃をしっかりカウント2ですべてキックアウトしてみせると場外に青木を誘い、リング下からパイプ椅子を持ち出し、青木をいたぶる。さらにリングに戻ると青木の上にパイプ椅子を乗せ、そこにダブルニーを入れ、自ら苦悶と、いつもの世羅ペースで試合が動き出す。今度は青木が世羅が持ち込んだ凶器=ラダーを掴むと、世羅の上に乗せてのボディプレス。さらに世羅の椅子攻撃をかわしてのラリアットから、ラダーの上に世羅をバックフリップで叩きつけ、自ら持ち込んだ凶器=テーブルをコーナーに設置し、世羅を寝かせるとダイビングボディプレスを決め、テーブルを真っ二つに折ってみせた。追い込まれた世羅。

ここで青木はフィニッシュ技のジャーマンを狙うが、これをこらえた世羅はエアーズロックを決め、ダブルニーonラダーを決めるが、青木もブレーンバスター、飛び込みラリアットで反撃。ここで再び椅子を手にした世羅は椅子を振り落とし、青木の頭で椅子の座席を吹っ飛ばし、ファルコンアローonラダーを決めるがカウント2。今度はラダーを手にコーナーに上がった世羅はラダーごと青木にダイビングダブルニー。これも青木はキックアウトすると、今度は羅紗鋏onラダーを決めフィニッシュし、ベルト防衛記録を8と伸ばした。

◆第6試合 インターナショナルリボンタッグ選手権試合 30分1本勝負
[王者]〇雪妃真矢&尾﨑妹加 (20分41秒 片エビ固め) チェリー&松屋うの✕[挑戦者]
※スノウトーンボム
※第50代王者2度目の防衛に成功

激化するRebel&Enemy軍とJoint Army軍のリボンタッグ戦第2ラウンド。前回、本間&進垣が敗れ、ジョイアミのリーダーであるうのは、新たにユニットに加わった師匠でもあるチェリーをパートナーにして挑戦に名乗り出た。しかし、王者チームはうの眼中になしをアピールし続けた。ユニットのリーダーとして最大の屈辱を受け続けたうのは、自ら先発に出ると雪妃と対峙。グランドに持ち込もうとするうのだが、この動きを読んでいる雪妃は切り返しから早々に妹加に交代する。妹加は腰へのラリアット連打からキャメルクラッチでうのに先制攻撃。ここでチェリーがアシストに入り、うのと2人で妹加をロープに振るとダブルの脇固めを決める。さらにアームブリーカーで攻め込んだうのは、いい形でチェリーにつなぐ。チェリーはインサイドワークを活かし、例によってレフェリーや相手選手を巻き込んでのゲリラ攻撃やジョイアミを意識したグランド攻撃を随所にみせ、王者チームを追い込んでいく。

うのも流れに乗って、雪妃の右膝に的を絞った一点集中攻撃をみせるが、雪妃のピンチに妹加が奮起。チェリー、うのを同時クローズラインで吹っ飛ばすと、うのをアルゼンチン・バックブリーカーに抱え上げ、雪妃にコーナーに上がるように指示。コーナーから雪妃がうのにダイビングニーを叩き込み、さらに飛び込みニーで形成逆転。ハイキックの連打でうのにダメージを与えると、最後は妹加のダイビングセントーン、続いて雪妃が雪妃にとっての師匠であるチェリーの前でスノウトーンボムを決め、うのからカウント3を奪った。

◆第7試合 ICEx∞選手権試合 30分1本勝負
〇[王者]藤本つかさ (17分14秒 ツカドーラ) 山下りな[挑戦者]✕
※第32代王者初防衛に成功

これまで前哨戦2試合共に山下のスプラッシュマウンテンにフォール負けを喫している藤本。8月9日横浜武道館での15周年記念大会に向けて防衛戦を重ねていきたい藤本にとっては負けることの許されない初防衛戦に黄信号が点った。しかし、藤本は山下にスプラッシュマウンテンを伝授したダイナマイト関西のもとを訪ね、関西からスプラッシュマウンテンを出すときにやられて嫌だった経験を聞き、尾崎魔弓との過去の試合からヒントを得ることに成功。十分なスプラッシュマウンテン対策をしたうえで、初防衛戦に臨んだ。試合はロックアップでスタートするも、山下が力でねじ伏せにかかる。コーナーにぶん投げ、踏みつけると、今度はロープ際でのはりつけラリアットを決め、エプロンでのブレーンバスターを狙うが、これは藤本がこらえ、ロープを掴んでのドロップキックで山下をエプロン側のコーナーに叩きつけ、串刺しドロップキックを決めると、場外に落ちた山下に場外ボディアタックを決める。リングに戻った藤本は卍固め、はりつけドロップキックを決めると、引退したテキーラ沙弥の技であるサブマリノを決める。しかし山下も起き上がるとボディスラムからのサソリ固め、強引なぶっこぬきバックドロップを決め、コーナーからのダイビングボディプレスを狙うが、これは藤本が剣山で阻止し、串刺しドロップキック、ミサイルキックを決めると極楽固めへ。何度も締め上げ「落ちてる!落ちてる!」と一度、カバーに入るが、これを山下がキックアウトすると再び極楽固めに入るが山下がロープへ逃れる。インフィニティもこらえた山下は藤本のバックに回るとスリーパーでぶん回してグランド・スリーパーへ。さらにロープに押し込んでのニーを決めると、コーナーからダイビングボディプレス。カウント2で返した藤本は山下の飛び込みを蹴りでカットするとサッカーキック、カサドーラ、PK、ロープに詰めてのサッカーキックの連打をみせるが、これをしのいだ山下はサイドキックを側頭部に叩き込む。藤本も負けじと延髄斬りをヒットさせるとウラカン・ラナ。これを山下が反転。顔面への蹴りから飛び込みラリアットを決めると、藤本は気力で立ち上がり、インフィニティで山下をマットに叩きつけ、両者ダウン。カウント9ぎりぎりで立ち上がった2人はエルボー合戦。藤本がカウンターのドロップキック、コーナーに上がってのダイビングローリング・ネックブリーカーを決めるがカウントは2。サッカーキック、PKの連打からの連続フォールも跳ね返されると、再びインフィニティでフォールに行くがこれもカウントは2。たいようちゃん☆ボムを狙う藤本だが、これを回転する途中で捕まえた山下が人でなしドライバーを決め、ラリアットでカバーもカウント2。ここで遂に山下がスプラッシュマウンテンの体勢へ。

高々と持ち上げられたところで藤本はウラカン・ラナで丸め込むがカウント2。再びスプラッシュマウンテンの体勢に入る山下。今度はたいようちゃんボムで切り返した藤本だが、またもギリギリカウントは2。しばらく起き上がれない山下に、延髄蹴りからビーナスシュートを狙うがコーナーに追いついた山下は藤本をトップからの雪崩式ブレーンバスターに決め、ラリアット2連発からフォールもカウントは2。3度目のスプラッシュマウンテンを狙う山下。今度は持ち上げられる前に体勢を切り替えての首固めで藤本が切り返し。これをカウント2で返した山下を直後、藤本が電光石火のツカドーラを決め、カウント3を奪った。

〈試合後のリング上〉
藤本「苦しくて、痛くて、しんどい試合でした。でも山下は本当強い。笑っちゃうくらい強い。そんな強い山下にどうしても勝ちたい理由があったの。4月18日に私は地元である宮城県利府町で凱旋大会があります。去年はコロナで中止になってしまいました。今年、東日本大震災からちょうど10年、どうしてもこの新しいベルトを利府町に持っていきたかった。なのに、先日の大震災で会場場所である利府町総合体育館が壊れてしまいました。今、代替となる会場を探しているけど、まだ見つかっていません。なんで今、地震って思うけど、今日、山下と試合をして覚悟をもらいました。やられても、困難に立ち向かうのがプロレスラー。そしてそれをお客さんに伝えるのがプロレスラーの役目。今日、諦めなかった。諦めなければ終わりじゃない。やられて、やられて、でも諦めなかったから勝つことができた。山下だって私に今日負けたけど、またリベンジしてくるよね?それがプロレスラーの姿だよね?私はね、必ず利府町にアイスリボンを届けます。その覚悟を山下と今日戦ってもらいました。だから山下も絶対に利府町でプロレスしてね。うちらの女子プロレス、そこで見せつけてやろうよ。覚悟をありがとう。」

山下「デビュー当時は裏で泣いてばかりの私を見ていた藤本さんに、後楽園のメインで強いって言ってもらえたこと、悔しいけど、かなり嬉しいです。私はリングにピンチも弱いところもさらけ出して、プロレスをする藤本さんを見て、ずっと覚悟してましたよ。後楽園の真ん中でぼこぼこにやられるだろうなって覚悟してました。だから体育館のこの件もどうにかしようぜ。どうにか開催してくれるでしょ。私だって利府町行きますよ!藤本つかさを倒すためにアイスリボンに来たっていうのは、もう少し楽しみは取っておくことにします。だから、そのときまで引退したり結婚したりしないでください。ありがとうございました。」

藤本「結婚はいいじゃん!させてよ!」

※山下がリングを降りる。

藤本「もうね、山下は十分アイスリボンの歴史ですよ。これからもよろしくお願いします。そして私ね、利府町にベルトを持って行くって決めたから、3月の後楽園は防衛戦しません。4月の後楽園で私は防衛戦をしたいんですけれども…今日、後楽園全体を見回して思ったことがありました。去年、雪妃真矢がリボーンして、くすぶっている中堅叩きあげて、1年後、松屋うのが挑戦者になって、フランクシスターズも新しい道に行く兆しが見えました。(※帰りかけていた雪妃がリングサイドに戻ってくる)本当にユキがリボーンしてくれたおかげでアイスリボンの若手たちが、中堅たちが、底上げされた気がする。嫌な役割だったよね。でも本当にありがとう。ちょっとおいで。(※雪妃がリングに入る。藤本と対峙する)ユキには感謝している。ユキはアイスリボンを広めてくれている。だから15周年だし、ユキとシングルしたくなっちゃった。もう2年前とは違う戦いになるのかな?嫌な役回りだったけど、ユキがいたからアイスリボンはここまでこれた。アイスリボンを広めるためには、このカード、ふさわしいと思うんだけど、どうでしょう?」

※観客から拍手。

雪妃「4月?なんですか、4月って?」

藤本「利府町にベルトを持って行きたいから、リスクはなるべく避け…。」

雪妃「いや、3月に後楽園ホール大会がありますね。」

藤本「3月は前哨戦しよ。」

雪妃「いやいや、そういうんじゃなくて。私、今日、シングル見てて、タイトルマッチ見てて、15周年に向けてフルスロットルの藤本つかさを見て、挑みたくなりました。ですが、3月ホールでやりましょう。」

藤本「4月のホールでやりましょう。」

雪妃「3月のホールでやりますよね?」

※観客から拍手が起こる。

藤本「4月!」

雪妃「(いきなり)最初はグー!じゃんけんぽい!(雪妃が勝つ)あっち向いてホイ!(雪妃が勝つ)よっしゃー!3月のホール、このベルト懸けてやらせていただきたいです。」

藤本「もう!そういうところ、アイスリボンぽいね。よろしくね。(2人で握手。雪妃はリング降りる。出場選手を藤本が呼び込む)今日のレスラーたちのリングでの戦いが、誰かの励みになるといいなと思います。プロレスにそういう力があることを信じて、これからもこの言葉を叫びたいと思います。プロレスでハッピー!アイスリボーン!」

〈試合後の藤本つかさ〉
「利府町総合体育館が地震で壊れたっていう一報が入ったのが2日前の夕方だったんですよ。また来たか、試練と。けっこう落ち込みましたね。去年はコロナで中止になってしまって、今年は地震かと。試合前も頭が利府町のことでいっぱいだったんですけど、試合中に山下の重い攻撃を食らって、そうだよな、プロレスラーって立ち上がる姿をお客さんに見せることができるんだよなっていうのを改めて思い出しました。私がここでもしあきらめてしまったら、すごくおこがましいんですけど、宮城県の代表の1人として地震に関して、ちょっとあきらめてしまうように思われてしまうんじゃないかっていうのを、勝手に自分の中で責任を負って試合をしてましたね。1月23日に私はこのベルトを獲りました。1・2・3・ダーッ!の日。2月20日、今日はアントニオ猪木さんの誕生日なんですよ。初防衛戦が猪木さんの誕生日っていうのは本当に運命的なものを感じますし、やっぱり持っている女だなって思いました。だから今日、防衛できて、ひと安心です。あとは利府町の代わりとなる場所を早急に探して、なんとか開催したいと思います。」

――今日の試合でその決意が強くなった?

「そうですね。山下は本当に強くて、隙もないなって思ったんですけど、助けてくれる人が今回はたくさんいましたね。利府町総合体育館が壊れてへこんでるときに、大丈夫だよ!いっしょに頑張ろう!って言ってくれる人もたくさんいたし、スプラッシュマウンテンでもうどうやって勝てばいいかわからないって弱音を吐いていた自分にダイナマイト関西さんがヒントを下さったり、本当に人に恵まれている防衛戦でした。山下は藤本つかさを超えてやるって言って、アイスリボンに入って来てくれて、それ自体、やっぱり嬉しかった。目標とされる選手になったんだなって、すごく嬉しかったです。でも、簡単に超えられたら山下はアイスリボンに参戦しなくなっちゃうかもしれないから、まだまだ目標でいたいです。」

――次の挑戦者に雪妃選手を逆指名しました。

「1年前、リボーンしてユキが反逆者になったんですけど、その裏の雪妃ていうのも、けっこう葛藤している部分があって、ユキだって本当はプロレスでハッピーって叫びたいんだろうなとか。若手に飴と鞭の鞭の部分だけじゃなくて、本当は飴も渡したいんだろうなって、うっすら気付いていました。嫌な役回りだったかもしれないですけど、ユキのおかげで若手が、中堅が力をつけてきた。今日のタッグ挑戦者だったり、最近トトロもすごくいいし、フランクシスターズも新しい目標に向かって走り出そうとしています。だからユキのおかげで今、アイスリボンが上がってきているのかなって思ったので、周年というタイミングで、そんなユキと、くすぶっている中堅どうのこうのって言ってない雪妃真矢と、このベルトを懸けて対戦できたらいいなって思いました。」

――2人のシングルは久々ですが。

「このカードはアイスリボンを広められるカードだと自信を持って言えるので。2人でリボーンしたいですね。」

――藤本選手もリボーン?

「はい!常に今が一番最高!これ以上明るくなって大丈夫ですかね?プラス思考。コロナが収まっちゃうかもね!」

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