【新日本】飯伏、初防衛ならず!オスプレイが第2代IWGP世界ヘビー戴冠‼次期挑戦者にオカダを指名も鷹木が名乗り「最初にシンゴ、次にオカダだ」

新日本プロレスは4月4日(日)、東京・両国国技館でビッグマッチ『SAKURA GENESIS 2021』を開催した。

メインでは初代IWGP世界ヘビー級王者に認定された飯伏幸太が『NEW JAPAN CUP』覇者のウィル・オプレイとの初防衛戦に挑んだ。

飯伏は今年の1.4東京ドーム大会にてIWGPヘビーとIWGPインターコンチネンタルの二冠王者の内藤哲也を破り、悲願の二冠王者となった。翌日1.5東京ドーム大会にて挑戦権利証保持者のジェイ・ホワイトと激戦を繰り広げ、王座を防衛。2.28大阪城ホールでもインターコンチの白いベルトを内藤哲也から防衛し、3.4日本武道館での旗揚げ記念日ではジュニア二冠王となったエル・デスペラードを相手に防衛を果たした。遂にIWGP世界ヘビーとして「最強と最高の」2つのベルトを統一し初代IWGP世界ヘビー級王者となった。

一方のオスプレイは2020年10.16 G1 CLIMAX30のAブロック公式最終戦においてオカダ・カズチカを裏切り、オーカーンと共にUNITED EMPIREを結成。ジェフ・コブやこの日Xとして加わったアーロン・ヘナーレと共に帝国の歩みを進めてきた。3月に行われたNEW JAPAN CUP 2021では激闘を制し初優勝。試合後のリング上において、先述の通り公私共にパートナーのプレストリーに突如オス・カッターを見舞い、ユニットから事実上の追放。直後のバックステージで「IWGP世界ヘビー級のベルトこそが世界一の証で、俺はベストでありたい。だから今日、世界で一番愛する女性にオスカッターを食らわせないといけなかった。」と飯伏幸太の持つIWGP世界ヘビー級のベルトに全てをかける決意を高まらせていた。

試合は2度のカミゴェを放った飯伏の勝利かと思われたが、オスプレイがカウント2で返し、気迫の蹴りで逆襲。最後はストームブレイカーで飯伏を沈めてオスプレイが新王者となった。試合後、敗れた飯伏にUNITED EMPIREのジェフ・コブがツアー・オブ・ジ・アイランドをかけて「神殺し」の儀式を実行。

マイクを手にしたオスプレイは「まだ完結していない。リベンジだ」と次期防衛戦の相手にオカダの名前を叫び、リングに呼び出したが、これに納得のいかない鷹木信悟がリング上に登場。「NJC1回戦で俺に負けたオカダが挑戦できるなら、俺に権利があるんじゃねぇか」と主張。オスプレイは「最初にシンゴ、次にオカダだ」とこれを受け入れた。

SAKURA GENESIS 2021
日時:2021年4月4日(日) 15:30開場 17:00開始
会場:東京・両国国技館
観衆:4,484人

▼第6試合 60分1本勝負
IWGP世界ヘビー級選手権試合
<初代チャンピオン>
飯伏 幸太 ×
vs
<チャレンジャー/NJC2021優勝者>
ウィル・オスプレイ 〇
30分13秒  ストームブレイカー→片エビ固め

※飯伏が初防衛に失敗。オスプレイが新チャンピオンとなる

オスプレイ「拍手はやめろ! さっさとそいつをつまみ出してくれよ。まだ勝利のスピーチをしてないんだから! サヨナラ! グッバイ! ここからは俺の時間だ。ミサワ(トレーナー)、とっととそいつを連れて行け! (※観客に向かって)何ヘラヘラ笑ってんだ? 見ろよ、あいつ、立つのも精一杯って感じで哀れだな。俺があの“神”に何をしたのかわかるか! ずっと『イギリス人のお前がプロレスラーになんかなれない』『お前が日本でスターになれるわけがない』『お前にSUPER Jr.優勝は無理だ』『お前がIWGP Jr.のベルトを巻けるわけがない』と言われ続けてきたが、結果、俺は2回も『SUPER Jr.』を制覇し、3回もIWGP Jr.のベルトを巻いた。いまもここにいるお前らは、直前まできっとこう思っていたに違いない。『イギリス人のお前がIWGP世界ヘビー級王者になれるわけがない!』と。だが、いまここに立っているのは誰だ! ニュージャパンに来て5年。再びこのリョーゴクの舞台で、俺がデビューしたこのリングに俺は立っている! 俺は良い人間ではないし、間違えだって犯してきた。しかし、ここで謝る…気はさらさらない! 俺たちUNITED EMPIREはこれからも思うがまま、好きなようにさせてもらうぞ。俺たちにはそれだけの力がある! そして、まずは『WRESTLE KINGDOM』の借りを返させてもらおう…オカダ!」

鷹木「ちょっと邪魔するぜ。(※オスプレイに対し)シャラップ、オスプレイ!! 黙っとけ、お前。オイ、お前、ちょっと…調子に乗りすぎじゃねぇか、コラ!? 王様にでも! なったつもりか!? (1.4)東京ドームでオカダに負けたリベンジか…。バカ野郎! そんなモンな! 誰も覚えてねぇんだ、オイ! だけどな、先の『NEW JAPAN CUP』1回戦、ここにいるオカダが、この俺に豪快に負けたのは、みんなよ~く覚えているよな、オイ!? そんなオカダが、このタイトルに挑戦できるならば、ならば! 『NEW JAPAN CUP』、全戦メインイベント、さらには見事、初の準優勝の! この俺にも…いやいやいやいやいや、俺のほうが挑戦権利あるよな、オイ!? (※英語で)オイ、オスプレイ。お前のIWGP世界ヘビー級ベルトに挑戦させてもらおうじゃねぇか! (※再び日本語で)まあ、心配するな、オカダ! …心配すんなよ。このクソ野郎からこのベルトを獲った暁には、初防衛はお前を指名してやる。これで誰も文句はねぇよな!? …ということで、俺の! 言いたいことは…以上だ」

オスプレイは、「まずはシンゴだ。その次にお前(オカダ)とやってやる」と返答。これにオカダは納得し、無言のまま退場。そして、鷹木はもう1度オスプレイに言葉をかけ、リングを降りた。

オーカーン「クソ野郎どもの邪魔が入ったが、関係ねぇ。こっからは帝国の時間だ。今宵かぎり許してやる。愚民も帝国民も面(おもて)を上げて、“帝国のキングピン”ウィル・オスプレイを称えろ!! (※観客の大拍手に対し)聞こえねぇよ。もっと! もっと!万雷の拍手をよこせ!! (※さらに大きくなった拍手を聞き)もう説明なんかいらねぇだろ。見りゃわかることだ。だが、敢えて説明をしよう。これが! ジェフ・コブ、アーロン・ヘナーレ、グレート-O-カーン、そして! IWGP世界ヘビー級王者のウィル・オスプレイ。これが、UNITED EMPIREだ!!」

試合後、バックステージでピンクの高級バスローブを羽織り、ZIMAでカンパイするUNITED EMPIRE

<写真提供:新日本プロレス>

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