【OSW】正体不明ナゾの覆面レスラー田中稔が覆面世界一選手権V6!5.15新木場『Trevian Night 3』<全試合結果>

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OSWは15日、東京・新木場1stRINGにて『Trevian Night 3』を開催した。

メインイベントで行われたOSW認定覆面世界一選手権試合は王者・正体不明ナゾの覆面レスラー田中稔に、新エースのビリーケン・キッドが挑むもベルト奪取はならなかった。

全試合結果は以下

『Trevian Night 3』
日時:2021年5月15日(土)12時試合開始
会場:新木場1stRING 
観衆:80人

第1試合 東西対抗戦・先鋒戦 30分1本勝負
〇宇宙銀河戦士アンドロス(SECRETBASE)<東軍>(5分40秒 片エビ固め)×菅沼修(フリー)<西軍>
※新必殺技から。東軍1勝。
 東西対抗戦・先鋒戦。アンドロスはジョッカー1号を引き連れて入場。長い入場後に恒例のマイク。「地底怪獣オサムちゃんはこれから名古屋を荒らしに行くから」と菅沼がダブルヘッダーであることを告げると、早く試合を始めたい菅沼を無視してしゃべり続ける。なぜかセコンドのジョッカーも「早く、早く」と試合開始を促す。

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しゃべり続けるアンドロスの背後からしびれを切らした菅沼が襲い掛かるとやっとゴングが鳴る。スクールボーイで丸め込むとなぜかセコンドのジョッカーがカット。またしゃべりだすアンドロスに背後からコブラツイストでギブアップを迫る菅沼を再びジョッカーがカット。

再びしゃべり出すアンドロス。なぜか「くるぶし」の語源を説明し続ける背後で菅沼が「早く試合しろ」とパチパチパンチを永遠と繰り出す。汗だくになって息を切らしたところをアンドロスがロープに振るがお互いに手を放さずぐるぐる回りだす。

 
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お互い息も絶え絶えに。アンドロスが再びマイクを持ち「新あたらしいおニューの新必殺技を出すから」と菅沼にリング上に倒れるように頼むと「なんでや!」とパチパチパンチ。吉野レフェリーが「自分でなんかやって倒せや」と言うとアンドロスは菅沼に急所蹴り。コーナー際に倒れた菅沼に対角のセカンドロープからムーンサルトで着地、近づいてサマーソルトドロップを放つ「新必殺技」で勝利しまずは東軍が1勝。

第2試合 東西対抗戦・次鋒戦 30分1本勝負
〇ジョッカー1号(OSW)<東軍>(10分00秒 足四の字固め)×くいしんぼう仮面(フリー)<西軍>
※東軍2勝。
 先鋒戦のセコンドについていたジョッカーはそのままリングに居残り。ジョッカーは「ワタシも時間がないのよ。くいしんぼう仮面入場!」とくいしんぼうを呼び込む。アンドロスは菅沼に「対抗戦だからお互いセコンドに」と帰りを急ぐ菅沼を引き留める。

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くいしんぼうも「ちゃんとセコンドにいてくださいよ」と足止めに。ゴングが鳴るとジャッカーはスモールパッケージを3連発。4発目を狙うジョッカーにくいしんぼうはロープに逃れると
くい「何をそんなに急いでるんや?おかしいやろ?」
ジョッカー「ちょっとした理由があって急いでるのよ、ワタシも」とくい「お前まさか菅沼さんと同じでこの後試合が入ってるんじゃないのか?」
ジョッカー「用事があるのよ、用事が!」
くい「北千住の丸井の上の…」
ジョ化―「北千住には用事はありません」
くい「高島平グリーン会館で試合だろ?」
ジョッカー「よくそんなコアな場所が出てくるわね。高島平に用事はないのよ。早くしなさい」
くい「わかった!北沢タウンホールやろ。最近プロレスやってない?恵比寿の地下のジパングって団体が旗揚げした、あそこで試合だろ?」
ジョッカー「ワタシは今日は千葉で…」
と会話が続けられると「いいこと聞いちゃった~ムダに長い場外乱闘行くぞー」ジョッカーを場外に連れ出すくいしんぼう。

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セコンドのアンドロス、菅沼も加わり長い場外乱闘が繰り広げられる。やっとリングに戻るとジョッカーのローキックにくいしんぼうはバービックポーズ。するとなぜかアンドロス、菅沼、アルティメット・スパイダーJr.、吉野レフェリーまでバービックの嵐に。さらにくいしんぼうが「渾身のバービックや」とローキックを放つとジョッカーは右足をキャッチしドラゴンスクリューから足四の字固めでギブアップを奪った。東軍は2連勝、西軍は2連敗で軍団の勝利が消滅。

第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
〇鈴木鼓太郎(フリー)& 井上雅央(フリー)& 洞口義浩(フリー)(11分47秒 体固め)TORU(TTT)& 後藤恵介(フリー)& ×HANA(OSW)
※ブルーディスティニーから。
 第3試合は出場予定だった瀧澤晃頼が新型コロナウイルス感染により欠場となり、代わりに後藤恵介がBERSERKER若手軍に。TORU、HANAとトリオを組み、井上雅央、鈴木鼓太郎、洞口義浩と対戦する6人タッグ。

鼓太郎と後藤でスタート。腕の取り合いから後藤がタックル、スクラップバスターで圧殺。代わったHANAが洞口をティヘラからドロップキックで吹き飛ばすが洞口が串刺しブーツからボディスラムで形勢逆転。

 
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洞口と井上のダブルタックル、鼓太郎が腹部へのエルボー、串刺しニーとHANAを捕まえる。HANAは井上にエルボーから延髄切りでピンチを切り抜けるとTORUにタッチ。TORUはランニングエルボー、コーナーへの串刺しバックエルボー、串刺し低空ドロップキック、コーナートップからダイビングフットスタンプ、シャイニングウイザードと雅央を攻め込む。

 
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雅央はダイビングショルダーアタックで窮地を脱すると洞口にタッチ。追撃を狙う洞口だが、キックをキャッチされドラゴンスクリューを食らってしまう。代わった後藤がセントーンからブレーンバスター。さらにバックフリップを狙うが洞口は回避しエルボーからブーツ。


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しかし後藤はラリアットを繰り出し両者ダウン。鼓太郎とHANAにタッチ。HANAは串刺しダブルニーからミサイルキック、ローリングエルボーからみちのくドライバーと畳みかける。しかしフロッグスプラッシュをかわされると、ファンネルから洞口の延髄切り、雅央のラリアットの連続攻撃からランニングエルボーを被弾。TORU、後藤のカットが間に合ったが続くブルーディスティニーで3カウントを奪われてしまった。

 
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第4試合 東西対抗戦・副将戦 30分1本勝負
×歌のお兄さん(OSW)<副将>(8分53秒 片エビ固め)〇アルティメット・スパイダーJr.(フリー)<西軍>
※ファルコンアローから。東軍2勝西軍1勝。
 2連敗で後がない西軍。試合が始まり、歌おにが「みんな、こんにちは~。今日は新木場コンサートに来てくれてありがと~」と挨拶を始めるとスパイダーは背後からドロップキックを見舞いマウント状態でエルボーを振り落とす。さらにコーナーに振り突進する。

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しかし歌おには回避するとスパイダーをコーナーに逆さ釣りにすると「こんにちは~新木場コンサートに来てくれてありがとー。今日は東西の対抗戦、いわば紅白歌合戦。歌のお兄さんは絶対に負けないから良い子のみんな、応援よろしくね」と再び挨拶を始める。

吊るされたスパイダーに低空ドロップキックを放ち「ミュージックスタート!」と叫ぶと『スカイハイ』が場内に流れる。ミル・マスカラスばりのフライングクロスチョップを連発し、コーナーからダイビングボディアタックを見舞う。

曲が止まり「いくぞ、スーパーお兄さんパンチ」とこぶしを突き上げスパイダーに突っ込むもブーツで迎撃される。スパイダーはフェイスバスター、ドロップキックで反撃。逆片エビ固めで搾り上げると歌おにはロープに逃げようとするが、スパイダーは反対側まで引きずり戻す。歌おにが「負けないぞー」と叫ぶと『負けないで』が流れ、歌のパワーで約5m先のロープまで逃げブレイク。エルボー合戦からスパイダーがドロップキック、フェイスクラッシャーを決めトップロープに上がる。

すると歌おにが「待ってくれー、待ってください!」と自らマスクを脱ぎ鈴木心に。「僕はこの試合、負けられない理由があるんです。私はどうしても負けれれないんです。生まれたばかりの娘がいます。
娘のためにも対抗戦、絶対負けられないんだー」と絶叫すると『言葉にできない』が流れ始める。こーなから降りたスパイダーはマスクを心にかぶせ「子供を笑顔で幸せに、一緒に育てようぜ」と抱擁。するとなぜか歌おにはブレンバスターの態勢に。しかしスパイダーは逆にファルコンアローで投げつけ3カウントを奪い西軍は初勝利。

第5試合 3WAYマッチ 30分1本勝負
〇クワイエット・ストーム(フリー)(9分01秒 逆エビ固め)×がばいじいちゃん(九州プロレス)
※もう一人は入江茂弘(#STRONGHEARTS)
 当初、入江茂弘&がばいじいちゃんvsクワイエット・ストーム&後藤恵介のタッグだったが、後藤が瀧澤晃頼の代わりに第3試合に移動したため、急遽3WAYマッチでおこなわれることに。

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がばいじいちゃんがヘビー級の入江、ストームを相手にどんな戦い(?)を見せてくれるのか?無事にリングを降りて来れるのか?最初に入場のじいちゃんのリングインが長く、入江、ストームが先にリングイン。まだリングに入る気配がないことから、ストームvs入江のシングルマッチの状態でスタート。

タックル合戦を繰り返す両者。リング下ではじいちゃんが場外を徘徊している。じいちゃんがエプロンに上がったところに入江がロープに走ったため、じいちゃんは再びリング下に吹き飛ばされてしまう。やっとリングに入ったじいちゃんに入江は「2人で攻撃しよう」と持ち掛けストームをロープに振りダブルエルボーを狙うが、じいちゃんがついてこれない。

今度はダブルのブレーンバスターを仕掛けようとするが、じいちゃんが理解できずなかなか投げる態勢に入れない。やっと合体の形になるがじいちゃんは腰を痛め投げることができない。今度はストームが連携攻撃を促す。ストームが串刺しラリアット、じいちゃんにも「トライ、トライ!」と突進するように命じるが、ゆっくり進むじいちゃんにしびれを切らせたストームが「ストップ、トマレ!」と逆に入江を投げる。

ラリアットの態勢のじいちゃんだが逆に入江に吹き飛ばされてしまう。ストームを排除した入江はなんとじいちゃんにキャノンボールを発射。ストームが入江にスパインバスターから低空ボディプレス。フィッシャーマンズバスターの態勢に入るとじいちゃんは杖でストームにカンチョー攻撃。じいちゃんがコーナーに上りロープ渡りからストームと入江を二人まとめて投げ捨てるとボディアタックを狙うが弾き飛ばされてしまう。

しかし二人がかりのボディプレスをかわすと低空ドロップキックから二人にチョークスラムの態勢に。しかし重くて持ち上がらない。入江とストームのサンドイッチラリアットをかわし、杖で入江を殴打、ストームの突進をかわし入江に激突させ入江を排除すると、ウラカンラナで飛びつくがストームがこらえそのまま逆エビ固めで搾り上げギブアップを奪った。

第6試合 東西対抗戦・大将戦 30分1本勝負
×三ツ木マウス<大将>(OSW)(13分43秒 ハワイ式監獄固め)〇菊タロー(フリー)<西軍>
 3勝して勝ち越したい東軍と2勝2敗のタイに持ち込みたい西軍の大将戦。「大将戦、勝っても負けても恨みっこナシや。正々堂々といきましょう」と握手を求める菊タロー。応じる三ツ木マウスだが、握手した瞬間に両者ともキックを見舞う。

 
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ロープブレイクの際もちょっかいを出し再び握手するも握手した瞬間に両者ともキックを見舞う。こずるい両者だが、三ツ木マウスが顔面踏み付け、フィストドロップ、鉄柱を使った急所攻撃と腹黒さを押し出してくる。しかし菊タローもリングインする三ツ木マウスの急所をロープで打ち付け、「内ももだ」と言って急所を踏みつけていく。

パンチ、サミング、架空凶器攻撃で三ツ木マウスを攻め込んでいく菊タロー。吉野レフェリーのブラインドをついてスパナを使おうとするがレフェリーが発見。その隙に三ツ木マウスがハサミを持ち出し菊タローに渡すと、腹を抑え悲鳴を上げ倒れ込む。潔白を主張する菊タローのリクエスト要請によりリプレイ検証がおこなわれ、菊タローの無実が証明された。

再びレフェリーのブラインドをついて菊タローがハサミを三ツ木マウスの頭に突き刺し、二―クラッシャーから監獄固めへ。両腕を後ろで組みハワイ式監獄固めで勝利した。これで東西対抗戦は2勝2敗に。

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するとスパイダー、くいしんぼうがリングインし換気の勝利の舞。菊タローは「これから4vs4で決着戦や!」と意気込むと菅沼が名古屋で試合、ジョッカーが千葉で用事がある、歌おにが高島平で鈴木心が試合があるからとリングを去る。何故か西永レフェリーもノアの後楽園大会があるからと会場をあとに。「じゃあしょうがない。またやろう」と決着戦は次回大会に持ち越しとなった。

第7試合 OSW認定覆面世界一選手権試合
〇正体不明ナゾの覆面レスラー田中稔(GLEAT)<第5代王者>(15分49秒 正体不明ナゾの覆面レスラー田中稔クラッチ)×ビリーケン・キッド(OSW)<挑戦者>
※第5代王者が6度目の防衛に成功。
 2020年7月26日にミラクルマン、アンドロスとの3WAY戦を制し第5代王者となった田中稔。当初は口を覆うマスクで戦っていたが、覆面を被り正真正銘のマスクマン・正体不明ナゾの覆面レスラー田中稔として、歌のお兄さん、がばいじいちゃん、アンドロス、ジョッカー1号、菊タローらOSWの刺客をことごとく返り討ちにし、マスクマンの屍の山を築いてきた。

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もはや敵なしの稔を止めるべく、OSWの新エース、ビリーケン・キッドが名乗りを上げた。実力者同士のタイトルマッチだ。静かな立ち上がり。メキシコ仕込みのジャベを繰り出し王者を攻め込むと
稔「俺はベルトはいらないけど負けたくないんだ!」
ビリー「俺は負けてもいいけどベルトが欲しいんだ」
とベルトをめぐって舌戦。

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そして再び激しい攻防に。稔がキチンシンクからフットスタンプ。コーナーへの串刺し攻撃をかわしたビリーはハイキックからビリンコバスター、串刺し低空ドロップキック、ラリアットを畳みかける。コウモリ吊り落としを回避した稔はブレーンバスターで切り返し逆片エビ固めでとらえる。

 
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すると、会場が暗転となり「まずい、このままではギブアップしてしまう。OSWの新エースとしてこんな真面目な試合をしてギブアップするなんて許されない。よし、なんとかしてロープに逃げるんだ」と心の声が場内に流れてくる。

明転になりなんとかロープに逃げたビリーは「正体不明不明ナゾの覆面レスラー田中稔さん、ちょっとお時間いただけますか?大事な話があります。第1試合から見てたと思いますけど、言ってましたよね、激しい試合をお客さんが求めていないことを。僕ら激しめな試合をしちゃいましたね。これどうなんですか?OSWのタイトルマッチとして相応しい試合なんですか?皆さんどう思います?」
と稔と観客に問いかける。すると
稔「タイトルマッチはシリアスな試合が見たいと思う方は拍手して」
ビリー「タイトルマッチでもOSWらしい試合を見たい人は拍手」
すると観客の拍手は互角。

稔は「判断しずらい拍手しやがって」とビリーに八つ当たりのローキック連発からドロップキックで場外に落とすとトぺを狙うも「やめて」と懇願するビリー。吉野レフェリーが止めに入るとなんとビリーはレフェリーにチョークスリーパー。レフェリーが失神すると
ビリー「さあ、邪魔者はいなくなりましたよ。OSWらしい試合をしましょう」
稔「西永さん!西永さん!」(と西永レフェリーを呼ぶ)
(リングアナがアナウンスで「西永レフェリーは次の現場に向かいました」)
ビリー「残念でした!西永さんは夜のノアのために後楽園ホールにいっちゃいました。さあOSWらしい試合をしましょう」
おちゃらけるビリーに困惑する稔。するとそこにアンドロスが登場。
アンドロス「呼んだ?レフェリーいないって。おじさんね、趣味は餅つきとサブレフェリー。頑張っちゃうよ」
となぜかお客さんに向かって急須とティーポットの違いを説明しだす。とんだ邪魔者に稔とビリーは二人がかりでアンドロスにストンピング。稔が電気アンマ、ビリーがアイアンクローを仕掛けると再び暗転となり
「俺、こんな試合してたらGLEATの社長に怒られないかなぁ、まぁいっか」
と稔の心の声が響きわたる。明転になると稔がビリーにスモールパッケージ。するとアンドロスは両手で高速カウントを叩くがカウント2。ビリーが稔にスクールボーイを仕掛けるとアンドロスが再び高速カウント。

「どっちの味方なんだ」と詰め寄るビリーと稔に「おじさん次ベルト挑戦するから。どっちでもいいから早く終わって。次挑戦するから」とアンドロス。稔は低空ブレーンバスターからニードロップでカバー。すると今度は超低速カウント。ツーを叩いたところで吉野レフェリーが復活しアンドロスを会場の外につまみ出す。

リング上は激しいエルボーの打ち合いからビリーがラ・エスパルダで抑え込むがカウント2。ロープに走るビリーに稔のハイキックがヒット。すかさずヒートクラッチならぬ正体不明ナゾの覆面レスラー田中稔クラッチで固め3カウントを奪った。激闘を終えた両者は握手をし健闘を称えあった。

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【試合後の稔とアンドロス】
6度目の防衛に成功した稔の前に、会場外につまみ出されたはずのアンドロスが再び登場。すでに6.19新木場で次期挑戦者として決定しており、次回タイトルマッチに向け舌戦を繰り広げた。
稔「今日はありがとうございました。また(ベルトを見て)こいつが返ってきてしまいました。さっきのビリケンさんの言ったことを補足すると、最初に獲った日に家に持って帰って娘に見せて娘たちが大笑いしたから会社に返しました。さあこれで6回目の防衛。イソさん、またあなたとやることになりましたね」
アンドロス「いや、初めて。前回(記憶を飛ばされて)覚えてないから」
稔「あなたは覚えていなくても、短いスパンでまたタイトルマッチなんて普通に試合しても面白くないでしょ。ここはマスクもかけて、負けたほうがマスクを脱ぐ。あれ?でもみんな正体知ってるか。ベルトだけかけて普通の試合にしましょう」
アンドロス「でも普通じゃ面白くないでしょ」
稔「じゃあイソヒデヤさん、あなたが望むルール、前回のバトラーツルール&プロレスルール交互をのんでくれたんであなたが望むルールを文句なく受けてあげましょう」
アンドロス「いいんですか?そんなこと言っちゃって。おじさん凄いの持ってるよ…『宇宙式』」(拍手)
稔「なんだ?多数のやつ知ってるんだ?」
アンドロス「『宇宙式ルール』ってみんなイメージして。宇宙空間にリングが浮いてるとするでしょ?まずそこに行くのが大変。大体みんな平泳ぎで行くんだけど、たどり着くのは少数派。オーバーザトップロープってルールがあるでしょ?宇宙だと逆。ここ(サードロープの下)アンダーザサードロープで場外に落としたら勝ち。通常のプロレスルールに宇宙式を加える。そんなルールどうですか?」(パラパラの拍手)
稔「やめましょう。何でものむって言いましたけど面白くなさそう」
アンドロス「あ、実はこの宇宙式、宇宙式のシングルマッチは地球では初。地球での第一人者になる。誰もやってない。前代未聞、前人未到」
稔「俺とイソさんが初めて?」
アンドロス「初めて。あの大物レスラーもやったことない、みたいな。リック・フレアーもやったことない」
稔「第一人者になれるんであれば、そしてお客さんが望んでるのであれば…宇宙式なんとかなんとアンダーザなんとかやろうじゃないか。次の6月、やろうじゃないか」

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