【DDT】樋口和貞が「KING OF DDT」前年覇者・遠藤哲哉を下しHARASHIMAとの消耗戦を制した火野裕士と準決勝で激突!

 DDTプロレスが6月20日、東京・後楽園ホールで「BLACK OUT presents KING OF DDT 2021 2nd ROUND」を開催。DDT最強決定トーナメント「KING OF DDT 2021」の2回戦を行い、樋口和貞が前年覇者の遠藤哲哉を下して、準決勝(7月4日、後楽園)に進出し、ダムネーションの火野裕士と激突することが決まった。

 昨年の同トーナメントで樋口は、準決勝で遠藤に敗退。前回のシングル戦(昨年11月28日、東京・成増アクトホールでのD王公式戦)では両者KOで引き分けているだけに、どうしても勝っておきたい一戦だった。

 しかし、相手は前KO-D無差別級王者の遠藤だけに、そう簡単に事は運ばなかった。遠藤にエプロンでのブレーンバスター、サスケスペシャル、スワンダイブ式ファイアーバードスプラッシュ、ゆりかもめなどで攻め立てられ、何度も窮地に。

だが、樋口もアバランシュホールド、ヘッドバット、ブレーンクローで応戦。最後はぶちかましからブレーンクロー・スラムで投げ捨てて勝利を奪った。

 一方、メインイベントで行われたHARASHIMAVS火野の一戦は、HARASHIMAのキックと、火野のチョップの応酬、エルボーの打ち合いで壮絶な消耗戦となった。

HARASHIMAのキック連打を耐えた火野は、投げ捨てジャーマンからFuckin’ BOMBでたたきつけて3カウントを奪取。

全試合終了後の組み合わせ抽選で、樋口VS火野の準決勝での対戦が決定した。

 樋口は「(遠藤は)足の負傷とか関係なく真正面から突破してやろうと思って、それで突破できたので自信になります。この場に出てきてくれた遠藤哲哉には感謝してます。準決勝は火野裕士。高い壁なんでしょうね。準決勝で毎回止められて、決勝までいけない。いいところまでいって、あと一歩及ばずっていうのが多いので。全力でぶつかって、それで突破しなきゃいけない」とコメント。

 火野は「HARASHIMA、彼とは何年ぶりになるかな。たぶん2回目のシングルマッチやけど、ちゃんと強いHARASHIMAやったね。あんなに強い相手に勝ててよかった。とりあえず樋口、勝つよ。次勝ったら決勝。大ちゃん(佐々木大輔)が出てきたら、ダムネーション的にはハッピーや。でも竹下(幸之介)君ともちょっとやってみたいね。次(7月4日の準決勝、決勝)は2試合? きついな。頑張って優勝します」と話した。

 2回戦で敗退となった遠藤は「高すぎる。DDTの頂点。今年の頭まで俺がチャンピオンだったのに。信じられない。樋口は強い」と語った。

BLACK OUT presents KING OF DDT 2021 2nd ROUND
【日時】2021年6月20日(日)
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】507人(満員)

アンダーマッチ 15分一本勝負
飯野雄貴&●高鹿佑也 vs 納谷幸男&岡谷英樹○
7分49秒 ノーザンライト・スープレックス・ホールド

オープニングマッチ アイアンマンヘビーメタル級選手権時間差入場バトルロイヤル 時間無制限勝負
【試合経過】
①○平田一喜<2> vs 青木真也●<1>
3分8秒 体固め
※押さえ込む。青木が防衛に失敗、平田が第1513代王者となる。
②〇平田一喜 vs クリス・ブルックス●<4>
9分49秒 オーバー・ザ・トップロープ
③〇平田一喜 vs 赤井沙希●<5>
9分50秒 オーバー・ザ・トップロープ
④〇平田一喜 vs 大鷲透●<6>
9分51秒 オーバー・ザ・トップロープ
⑤〇平田一喜 vs 大石真翔●<3>
9分52秒 オーバー・ザ・トップロープ
⑥▲平田一喜 vs マッド・ポーリー▲<7> vs マット・アントン▲<8>
11分3秒 3者オーバー・ザ・トップロープ
※オーバー・ザ・トップロープのため王座の移動はなし。
⑦11分36秒、坂口征夫<9>が一人残りで優勝。
※< >内は入場順。

第二試合 ステーキ食いやがれpresents岡田佑介DDTプロレス所属記念!お戯れシリーズ第三章 30分一本勝負
○男色ディーノ vs 岡田佑介●
6分41秒 ゲイ道クラッチ
※特別立会人=林下清志

第三試合 3WAYタッグマッチ 30分一本勝負
上野勇希&勝俣瞬馬 vs ○彰人&吉村直巳 vs 高尾蒼馬&島谷常寛● 
8分21秒 足4の字固め
▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
<王者>●平田一喜 vs 青木真也○<挑戦者>
12時26分 スリーパーホールド
※平田が防衛に失敗、青木が第1514代王者となる。

第四試合 トーナメント2回戦 時間無制限一本勝負
○樋口和貞 vs 遠藤哲哉●
11分50秒 片エビ固め
※ブレーンクロー・スラム

第五試合 トーナメント2回戦 時間無制限一本勝負
●MAO vs 竹下幸之介○
13分8秒 変形チキンウイング・フェースロック

セミファイナル トーナメント2回戦 時間無制限一本勝負
○佐々木大輔 vs 秋山準●
4分2秒 エビ固め
※急所蹴りから丸め込む。

メインイベント トーナメント2回戦 時間無制限一本勝負
●HARASHIMA vs 火野裕士○
24分49秒 体固め
※Fuckin’ BOMB

(写真提供:DDTプロレスリング)

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