【DDT】青木真也がハードコア柔道でMAOを下し、EXTREME王座初V!9・12福岡で平田一喜がよもやの挑戦へ

 DDTプロレスが8月15日、東京・後楽園ホールで「Summer Vacation 2021」を開催。セミファイナルでは、DDT EXTREME王者の青木真也がハードコア柔道でMAOを下して初防衛に成功。9月12日、福岡・西鉄ホールで青木に平田一喜が挑戦することが決まった。

 試合は1本目が柔道、2本目がハードコア、3本目がハードコア柔道で2本先取した方が勝ちというルールで行われた。1本目はMAOが内股を仕掛けたところで、青木も足を掛けて、ほぼ同時にマットにつく。主審と副審が協議した結果、MAOの勝利と宣せられた。

2本目はプラスチックケース、ラダーが飛び交う乱戦となったが、青木がヨーロピアンクラッチで押さえ込んで勝利し、1-1に。

 戦前からナゾに包まれていた3本目のハードコア柔道は、凶器を使用した一本、またはテーブルクラッシュで決着がつくルール。両者共にイスを駆使してなんとか一本を狙うが、なかなか決まらず。両者がテーブルをセットすると、青木がセカンドロープから肩車のような形で投げてテーブルクラッシュに成功し、2-1で勝利をつかんだ。

 試合後、平田が現れ、「勝つか負けるか分からない強敵たちと、スリルのある闘いに勝ったのは最高だと思うんです。しかし、もっと最高になる方法があるんです。それは絶対に勝てる相手に、負けるかもしれない状況で闘うことです。そのベルトは特殊なルールで試合ができるルールですよね。本来ルールを決めるのはチャンピオンですが、挑戦者の僕がルールを考える。まさに弱者が勝つかもしれない、スリル満点の最高の試合になると思うんですよ」と訳の分からないアピールをするも、青木は拒否。しかし、平田の執ような挑戦要求に折れた青木はシブシブ承諾。決戦の場として、今林久弥GMは9・12福岡大会を指定した。

 青木は「痛い!  難しかったけどワチャワチャして楽しかった。(平田とは)元気にいきたい」とコメント。平田は「変な奴と弱者相手なのに負けてしまうようなスリル満点なルールを考えているので。青木さん覚悟してくださいね。平田は1カウント、青木真也は20カウントじゃないと勝てないとか。ギブアップなしとかだったら勝てるでしょ」と主張していた。

【大会名】Summer Vacation 2021
【日時】2021年8月15日(日)
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】529人(満員)

オープニングマッチ 渡瀬瑞基復帰戦 30分一本勝負
●渡瀬瑞基 vs 岡谷英樹○
8分8秒 エビ固め
※ダブルアーム・スープレックス

第二試合 30分一本勝負
HARASHIMA&大鷲透&吉村直巳&●平田一喜 
vs 
クリス・ブルックス○&男色ディーノ&アントーニオ本多&中村圭吾
0分22秒 オクトパスストレッチ

再試合 30分一本勝負
HARASHIMA&大鷲透&吉村直巳&○平田一喜 
vs 
クリス・ブルックス&男色ディーノ&アントーニオ本多&中村圭吾●
9分27秒 横入り式エビ固め

第三試合 「木に梨はなる ~頭の中の大宇宙~」プロデュースマッチ 30分一本勝負
ドラゴ&○ハカ 
vs 
高木三四郎●&越中詩郎
10分14秒 体固め
※スピア

第四試合 30分一本勝負
遠藤哲哉&○高尾蒼馬&火野裕士 
vs 
樋口和貞&坂口征夫&高鹿佑也●
9分10秒 体固め
※ジントニック

第五試合 30分一本勝負
上野勇希&○彰人 
vs 
佐々木大輔&マッド・ポーリー●
12分17秒 アンクル・パッケージ・ホールド

セミファイナル DDT EXTREME選手権試合 時間無制限三本勝負
<王者>青木真也(2-1)MAO<挑戦者>
①柔道ルール
●青木 vs MAO○
1分23秒 一本
※内股
②ハードコアルール
○青木 vs MAO●
6分25秒 ヨーロピアンクラッチ
③ハードコア柔道
○青木 vs MAO●
5分41秒 一本
※テーブルクラッシュ。第52代王者が初防衛に成功。

メインイベント KO-Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>竹下幸之介&○勝俣瞬馬 
vs 
<挑戦者組>秋山準&岡田佑介●
20分33秒 片エビ固め
※ファイアーバード・スプラッシュ。第70代王者組が初防衛に成功。

〈写真提供:DDTプロレスリング〉

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