【アイスリボン】リボンタッグ&OZ無差別級王者の雪妃が道場マッチでのリーグ戦開催を発表!すずが咲蘭泣かす!石川奈青が欠場報告 9.4「アイスリボン1143」

「アイスリボン1143」
2021年9月4日(土)アイスリボン道場
14時00分開始/13時35分開場
観衆:37人

【大会前】


前説が行われる前に石川奈青がリングサイドに姿を見せ、観客の前で改めて欠場の報告を行った。当面は治療を続けながら、会場でのスタッフとして、またP’s Partyの大会では実況解説として復帰を目指していくことを前向きな表情で語った。

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○朝陽(6分30秒 スクールボーイ)Yappy×

過去にタッグでの対戦は何度も行われているが、シングルマッチは今回が初となる朝陽vsYappyの一戦。朝陽が腕十字を仕掛ければ、Yappyはそのまま朝陽を持ち上げ、パワーボムで叩きつける。さらに朝陽のドロップキックを払い落としてYappyが逆エビ固めを決めれば、Yappyに担ぎ上げられた朝陽が切り崩して着地と同時にドロップキックをヒット。さらにボディシザース、コーナーからのダイビングボディアタックと畳みかける。序盤からウエイト差を活かしたパワー攻撃に出るYappyに対して、朝陽は速い動きで応戦する。両者が自身の持ち味を活かしながらの攻防を展開していった。最後もYappyのアックスボンバーをかいくぐってかわした朝陽がスクールボーイで丸め込んでカウント3を奪った。


試合後、Yappyは「朝陽さんは大好きなんですけど、子供に負けるのは絶対に嫌です。子供でしょ?何歳?(朝陽が「大人!」と言うと)大人じゃねぇ!(朝陽が「18歳」と言うと)子供だねぇ。朝陽さんは長く休んでたから私が勝ちそうだけど、今日はYappyの負けだから。朝陽さん、もう二度と負けないよ。」と語り、朝陽は「自分もYappyさんのことは大好きです。でも、大人から勝つっていうよりは、トライアングルの試合をする時とかよりも、大きい人と試合をする方が朝陽は頭を使います。て、思いました。でも、勝った時は嬉しいなって思いました。どんなに潰されてもお客さんの応援があったので、凄く頑張れるなって思いました。」と語った。

◆第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
○鈴季すず(4分42秒 ギブアップ)咲蘭×
※よくばりロック

7月28日ピースパ大会以来のすずvs咲蘭2度目のシングル戦。ゴングと同時にドロップキックを放った咲蘭はすずにコーナーに振られるも、逆に串刺しドロップキックを決め、さらにコーナーのすずに鼻フックを仕掛ける。さらにエルボー連打からドロップキック3連発に出た咲蘭だが、3発目を払い落としたすずはロープ際に咲蘭を詰めてはりつけニーを狙う。しかし、これをカニばさみでかわした咲蘭がはりつけドロップキック、さらにコーナーに上がってのおんぶスリーパーと試合を優位に進める。これを振り落として逆エビ固めに出たすずだが、ロープに逃れた咲蘭は再度、おんぶスリーパー、さらにコーナーを使っての高角度回転エビ固めとしっかり反撃に出る。しかし、これをカウント2で返したすずはスクールボーイを狙う咲蘭をボディスラムで切り返すと、よくばりロックでギブアップを奪ってみせた。


試合後、咲蘭「今日はすずさんとエキシを含め4度目のシングルでした。でも勝てなくて。練習でも…(涙ぐむ)練習の時も、教えてくれるすずさんがカッコよくて、自分もすずさんの様に勝ちたいと思っても勝てなくて…。」と完全に泣きモードになり、その様子を見てすずが慌てる。

雪妃「普段何してるの?すず。」

すず「優しく教えてますよ。」

雪妃「(咲蘭に)どした?ちょっと大号泣だよ。すずが悪いのか?すずが悪い?」

※大きく頷く咲蘭。すずが慌てて駆け寄る。

すず「ちょっと、マジで。親御さんから連絡が来るんで。優しいよね?いつもね?」

※咲蘭の頭を掴み、無理矢理頷かせる。

咲蘭「勝てなくてとても悔しいです。でも、エキシビションでもプロになっても対戦をやってない人がいるんですよ。藤田あかねさんと世羅さんとつっかさんとシングルマッチをしてないんですよ。(藤本に)なので、したいです。」

雪妃「お、直訴。」

藤本「そんな泣きながら言われても…。私のこと、怖いって言ってたじゃん。試合したくないって言ってたじゃん。したいの?」

咲蘭「はい。したいです。」

藤本「わかりました。ではやりましょうか。3人の中で誰と最初にしたい?」

咲蘭「世羅さんとしたいです。」

※思いっきりコケる藤本。

世羅「よし。(20日の)横浜でやろっか?」

咲蘭「はい。よろしくお願いします。」

そして、咲蘭が下がったあと、すずは「や~い!つっかさんフラれた~!皆さん勘違いしないでください。優しく練習教えてますかね。いじめたりしてないですからね。変なことTwitterに書かないでくださいよ。咲蘭とは何回戦っても、咲蘭の声が大きくなって、表情が豊かになって、技も力も強くなってる咲蘭を見て、練習を教えている身としては凄く嬉しいなっていう気持ちもあるんですが、やっぱり、つくしさんの悪い所を受け継いでいるのか、今日もたくさん悪いことをされてしまったので、(咲蘭を睨みながら)お前、次の練習覚えとけよ~。」と語った。

◆第3試合 タッグマッチ15分1本勝負
藤本つかさ&×真白優希(11分17秒 片エビ固め)世羅りさ&星いぶき○
※ダブルチョップ


9月18日後楽園ホール大会でICE×∞王座戦を行う藤本vsいぶきの前哨戦。試合は藤本vsいぶきでスタート。いぶきがタックルの先制攻撃を決めるが、両者が相手のチョップをうまくかわしたところで世羅、真白と交代。例によって気合十分の真白だが、世羅は薄笑いを浮かべながら、真白の背中に張り手を入れる。あっという間に背中が手の形で真っ赤になった真白は悲鳴を上げて苦悶。世羅、いぶきの集中攻撃を浴びることになった真白だが、なんとか藤本にチェンジ。世羅、いぶきのダブル攻撃を浴びた藤本だが、これを巧みに切り返すと、2人まとめて串刺しドロップキックに決め、世羅に卍固め。さらにカサドーラを狙うが、これは世羅がこらえて、持ち上げるとセラリズムで叩きつけ、ジャイアントスイングで藤本を振り回す。代わったいぶきが遂に藤本にチョップを打ち込む。藤本もチョップで応戦し、両者がリング中央でチョップの打ち合いを展開。カウンターのダブルチョップで藤本を倒したいぶきがマウントを取り、藤本の胸元にダブルチョップを打ち込めば、藤本が体勢を反転してダブルチョップを打ち込む。

さらに反転したいぶきはダブルチョップからコーナーからのダイビングボディアタック。藤本はカサドーラから通常ならばサッカーキックにいくムーブを、この日は意識的にカサドーラからのダブルチョップへ。試合は粘る真白にいぶきがカウンターのダブルチョップを叩き込み、そのまま押さえ込んでのカウント3。まさに藤本に見せつけるかのようなフィニッシュを決めた。やはり次のICE×∞王座戦はチョップが試合のカギを握ることになりそうだ。
試合後、真白は「今日はいぶさんとタッグで戦うのが結構久しぶりですよね?ダブルチョップはめっちゃ痛いですね。背中にもやられたんですけど、マジで痛かったです。で、後楽園ホールのカード、皆さん見られましたでしょうか?アジャコングさんと私は対戦します。このカードを知った時の私の反応を今再現します。ヨーイ、スタート!え~~~!!(と、目を見開く)目が飛び出てます。はい。終わりです。このように、凄く驚きました。本当にこの対戦が私の分岐点になるかなと凄く思ってます。対戦することによって新しい真白を見せる、そう思ってます。この対戦が私にとっての第一歩に、私の強さの第一歩に近付くんじゃないかと思ってます。そしてアジャさんをガチャ王国に入れるぞ~!イェ~イ!」と語り、藤本は「いや~、いぶきのチョップが痛すぎて、今Tシャツが肌に触れるだけでもヒリヒリします。二度と食らいたくない、あのチョップは。でも感慨深いんです。小さい頃から知っているいぶきとベルトを賭けてタイトルマッチをするなんて、あの頃は想像も出来ませんでした。一緒に寝たり、勉強を教えたり、自転車の乗り方を教えたりとか、そういう歴史が私達にはあります。本当にプロレスは続けていれば続けるほど面白いことがいっぱいあるんだなと思って、18日とても楽しみです。でも、容赦しないので、私のチョップも思い切りあなたの胸にぶつけさせていただきます。とても楽しみです。」と語った。そして世羅は「いぶきと組んで初勝利ということで、ありがとうございます。前説で宣言通り、(いぶきが)勝利をプレゼントしてくれました。ただ、いぶきのチョップを見ていて敵にはぜって~なりたくないって思いましたね。そして、真白大先生と対戦する度に、あ~自分はまだまだ未熟だな~って、凄く勉強になります。今後また対戦させてください。ありがとうございました。真白大先生。次回を楽しみにしています。そして、藤本さんの卍固めをここ最近で一番受けてるんじゃないかと思うんですけど、受ける度にえげつない角度になっていってません?何卍固めでしたっけ?タオル絞り式卍固めって言うらしいんですよ、あれ。えげつないので、いつか右肩がポンって取れると思います。」と語り、いぶきは「つっかさんとタイトルマッチが決まって、自分はもの凄く楽しみであるし、凄く緊張もあるし、しかも初めての後楽園ホールのシングルでのメインに立ちます。つっかさんがTシャツ着てるだけで痛いって言ってたじゃないですか。でも、教えてもらったのはつっかさんなんですよ。自分が右肩を負傷してからチョップ使ったらいいよって言ってくれたのはつっかさんで、今では武器にできるチョップになったのは、つっかさんのお陰だと思ってます。ありがとうございます。でも、これからもつっかさんの皮膚が裂けるぐらい打っていきたいなと思います。18日は裂けさせてみせたいと思います。」と語った。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
○雪妃真矢&トトロさつき(10分06秒 ウィール・ウインド)テクラ×&宮城もち


リボンタッグ&OZ無差別級王者の雪妃とトライアングルリボン王者のトトロがメインでタッグを結成した。試合はトライアングルリボンの現王者のトトロと前王者のテクラでスタート。9月18日後楽園ホール大会で山下の持つFantastICE王座への挑戦が決まっているテクラはいつも以上にトリッキーな動きをみせ、トトロ、さらに雪妃のペースを乱していく。そのテクラを試合巧者のもちがしっかりとフォロー。ダブルのDDTを決めるなど、予想以上の息の合った仕掛けも決め、雪妃、トトロを苦しめていく。しかしベルト初戴冠で勢いに乗るトトロは相手チームの猛攻を浴びながらも要所要所できっちりと反撃に出る。

雪妃の飛び込みキックで倒れたもちにセントーンを決めたトトロは、雪妃をもちの上にボディスラムで叩きつけ、その上にボディプレスを決めてカバーに入る。さらにテクラをタックルで吹っ飛ばし、カウンターのクロスボディを決めるなど、パワー全開。トトロの頑張りに雪妃もテクラをとらえ左ひざに集中攻撃。さらにテクラの連続ブレーンバスターをしのぎ、逆にテクラをブレーンバスターで叩きつけると、最後はアシストに入ったもちとテクラを同士討ちにし、ダメージの残るテクラをウィールウィンドで丸め込みカウント3を奪った。

試合後、もちは「今日のメインのカード、なんと私だけベルト持ってないんですよね。言い訳にはなってしまうんですけど、チャンピオンに囲まれて、そのポテンシャルの高さに私は今日ついて行けなかった。ついて行けなかった結果、Fantastに集中したいテクラに恥をかかせてしまいました。でも、落ち込む暇はないんですよ。落ち込んでたらすぐ試合があって、落ち込む暇がホントにない。だから、来週までに宮城もちってどうやったら強烈だったかなっていうのをもう一回思い出してきたいと思います。そして18日、(すずに向かって)あのたんすずたん?ふざけんなよ!何がたんだよ。自分たちの名前にたん付けただけじゃん。私達だってたん付けられるよ。もちたんあかたんって。18日もちたんあかたんで行こうか、むしろ。あかたん可愛いじゃん。一番可愛いじゃん。あとついでに、今日咲蘭泣かせたからホールでお前を泣かせてやる。」と語り、テクラは「次の大きい試合は後楽園ですね。Fantastの挑戦者になりました。頭の中は山下山下山下…どうしましょう。ルールまだ決まってないよね?私はどうでもいい。テクラは最近クレイジーね。楽しすぎ。でも、遊びの時間はたぶん終わりましたね。」と不気味に語った。そしてトトロは「私は18日の後楽園ホール大会は第一試合、そして8人タッグ。ということで、もう意気込みはただ1つだけ。誰よりもハイテンションで、誰よりも目立つことです。なので今日はその意気込みでハイテンションでやってまいりました。18日後楽園ホール大会、主役は第一試合です。そして、トトロさつきです。あと、前言ったようにトライアングルのベルト、ビッグマッチはもちろん、道場マッチでも防衛戦やりたいと言いました。あと、ちょっと私考えてたんですけど、何も有観客じゃなくても、無観客とか配信とかでも、どこでもこのベルトに挑戦したいっていう人がいたら、どこでもやりたいなって思ってます。さっき朝陽もトライアングルがどうとか言ってたから、挑戦待ってます。」と語り、雪妃は「トトロと組んで勝てることがなかなかなかったので、こうやってトトロがベルトを巻いた状態で、隣に立てるっていうのは凄く嬉しいと思った。嬉しいよ。私の後輩で、直近のアイス所属はトトロだから。そのトトロがベルトを巻いてくれることを心待ちにしていたので、凄い嬉しいなって思う。(トトロが号泣しているのを見て)ちょっと、ちょっと待って。表情の管理をお願いします。18日はリボンタッグの防衛戦が決まっています。相手はラム会長と尾﨑妹加。私はRebel&Enemyを組んだ時から、ユニットとしては仲間なんですけど、こうしてアジュレボとしてベルトを巻いたからには、相手が誰だろうと最多防衛記録を目指していますし、簡単に防衛して記録なんて作りたくないと思っているので、簡単に防衛させないで欲しいなって思っています。あの2人には。」と語った。

そして座談会が終わったあと、雪妃が「わたくしちょっと皆さまにお知らせしたいことがございます。アイスリボン所属の皆さま、そして道場マッチ常連の皆さま、アイスリボン道場マッチでリーグ戦やるぞ~!ブロックを分けて総当たり戦。勝ち抜いたら(会社から)なんかもらうつもりでいるので、社長に交渉しております。この期間、今までの道場とはちょっと違う雰囲気の道場マッチを始めたいと思っておりますので、リリースを楽しみにしておいてください。そして、メキシコに行かれる方々もいらっしゃいますので、別のブロックはその期間、戦っているんですけど、メキシコに行ってる人たちのブロックはちょっと遅れると思いますので、たぶん、早々に始めます、リーグ戦。楽しみにお待ち下さい。」と道場マッチでのシングルリーグ戦開催を明らかにした。

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