【東京女子】渡辺未詩が11・25後楽園で乃蒼ヒカリの持つIP王座に挑戦へ!タッグ王座前哨戦の山下実優はコスチュームを忘れ陳謝

 東京女子プロレスが10月30日、東京・両国KFCホールで「Let’s take bravely」を開催。渡辺未詩が11月25日の東京・後楽園ホールで、乃蒼ヒカリが保持するインターナショナル・プリンセス(IP)王座に挑戦することが決定した。プロレスラーとアイドルを両立する「アップアップガールズ(プロレス)」のメンバー同士によるタイトル戦となる。

 この日のメインイベントで、山下実優と伊藤麻希の「121000000(ワン・トゥー・ミリオン)」に渡辺を加えたトリオが、プリンセスタッグ王者のマジカルシュガーラビッツ(坂崎ユカ、瑞希)とIP王者の乃蒼が合体しチャンピオンズとして6人タッグマッチで対戦。「121000000」は11・25後楽園でタッグ王座に挑むことが決まっており、その前哨戦でもあった。

 渡辺は前半から、瑞希を超高速のジャイアントスイングでぶん回すなど絶好調。

 「121000000」とマジラビも激しくやり合い、山下が坂崎にニーリフト、アティテュード・アジャストメントを放てば、坂崎はTea time、魔法少女スプラッシュで山下に逆襲。残り2分で、渡辺と乃蒼がリングイン。

2人は壮絶なエルボー合戦から、渡辺がオクラホマスタンピート、カナディアンバックブリーカーでたたみかけるも、乃蒼はグラウンドコブラで応戦。乃蒼がトラースキックを見舞ったところでタイムアップのゴングが鳴り、20分時間切れドローに終わった。

 試合後、マイクを持った渡辺は「ヒカリちゃん、久しぶりに闘ったけどドローになっちゃって。ヒカリちゃんがベルトを持っているタイミングで、もっと闘いたいと思いました。私とシングルで闘ってくれませんか?」とアピール。乃蒼は「私も今日に関しては全然やり足りてないので。このベルトを懸けて11月25日、後楽園で決着つけましょう」と受諾して、同大会でのIP王座戦が決まった。

 バックステージで乃蒼は「やっと来てくれたなって。ずっとベルトを懸けて闘いたい相手だったので。今日はちょっとやり足りない部分がたくさんあったので、後楽園で1対1で決着つけて。12月(10日、東京・新宿FACE)に2戦目のハードコアが決まってるけど、まだこのベルトは私のハードコアを見たことがないので。このベルトを持って、ハードコアも両国国技館も目指していきたいので。キッチリ勝ちたいと思います」と王座死守を宣言。

 渡辺は「今日ヒカリちゃんと最後やって、足りなかったので。実はヒカリちゃんとシングルで、たぶん勝ったことないんですよ。なので今このタイミングで闘いたいって思いました。(アプガ対決となるが?)意識ないことはないと思うんですけど、昔ほどすごいあるわけでもなくて。今はそれぞれが三者三様で闘っているので。選手として3〜4年経って見方も変わっているんじゃないかなって。そんな闘いを見せたい」と話した。

 また、この日、山下は下のコスチュームを忘れ、練習着と思われるハーフパンツで試合に臨むハプニングが発生。試合後の控室では、「両国KFCという場所、前回コールの時にコケてしまって。それに続き、同じ場所でコスチュームを忘れてしまって、本当に申し訳ございませんでした」と深々と頭を下げた。

 11・25後楽園でのタッグ王座戦について、山下は「試合はドローで。そのなかで連携をやって。でも見破られていた部分もあるので、そこはしっかり話し合って。後楽園で新しいものも準備して、しっかり獲りにいきたいなって思いました」とコメントした。

【大会名】Let’s take bravely
【日時】2021年10月30日(土)
【会場】東京・両国KFCホール
【観衆】202人(超満員札止め)

オープニングマッチ 15分一本勝負
○角田奈穂 vs 宮本もか●
7分49秒 体固め
※紫電改

第二試合 20分一本勝負
○ハイパーミサヲ&桐生真弥 
vs 
鈴芽&遠藤有栖●
8分35秒 片エビ固め
※ハイパミ・リターンズ

第三試合 20分一本勝負
○中島翔子&天満のどか 
vs 
上福ゆき&原宿ぽむ●
11分45秒 ノーザンライト・スープレックス・ホールド

セミファイナル 20分一本勝負
○辰巳リカ&らく&荒井優希 
vs 
愛野ユキ&小橋マリカ&猫はるな●
12分2秒 片エビ固め
※ツイスト・オブ・フェイト

メインイベント 20分一本勝負
山下実優&伊藤麻希&△渡辺未詩 
vs 
坂崎ユカ&瑞希&乃蒼ヒカリ△
時間切れ引き分け

〈写真提供:東京女子プロレス〉

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