JUST TAP OUT・TAKAみちのくの脅威の新人スカウト力、レスラーの育て方!KANON、稲葉ともかの目指すレスラー像に迫る!【プロレスTODAY増刊号】

JUST TAP OUT(以降JTO)のTAKAみちのく・KANON・稲葉ともかが11・18後楽園ホール大会『頂-Itadaki-』に向けてのプロレスTODAY編集部に来社。

前編では後楽園ホール大会について掘り下げたが、後編では選手の数がどんどん増えている驚異の新人スカウト力について、TAKAみちのく流レスラー育て方とは?、JTOランキング制を導入してみて今までとの違いは?、KANON&稲葉ともかの目指すレスラー像・目標について迫った。

前編:「あえて勝負の全10試合、いろんなものが見れます!」JUST TAP OUT・TAKAみちのく、KANON、稲葉ともかが11・18後楽園ホール大会『頂-Itadaki-』への意気込みを語る!

▼TAKAみちのく&KANON&稲葉ともかのインタビュー動画後編

2019年7月に旗揚げをしたJTOについて旗揚げから現在に至るまでTAKAは「途中コロナ禍もあってつまづきそうになった部分はあったんですけど、やろうとしてた事は貫き通せてここまで来ているかなと思っています」と振り返った。

また、旗揚げからどんどん選手を増やしていっているが、その驚異の新人スカウト力については「コロナ前までは全国各地のプロレスBARだったり、プロレスファンが集う場所でイベントをやって、そうするとプロレスファンが来るわけですよ。そこで若くて体格のいい人間がいたら『プロレスやってみない?』ていって興味を持ったらそのまま入れてたみたいな。KANONがそうなんですよ、名古屋のプロレスBARで何回か会って『いいじゃん来いよ』って入った人間です」と明かす。旗揚げメンバーの武蔵龍也も同じく池袋のお店で知り合って入団している。

声をかけられたKANONは「その時はすでにプロレスラーになりたかったんですけど、どうやってなろうかとか定まっていなくてどの団体に入ろうかなって考えていて迷っている時期に(TAKA)代表に声をかけられて、じゃあやっぱりこれも何かの縁かなって思ってついていきました」と入団の経緯を語った。

ただ、現在はイベントなども行えないので、SNS(Twitter・Instagram・Facebook)を最大限に活用して、プロレスに興味をありそうだなって思う人にアプローチする方法も取り入れている。

そして、別の手法として、プロレスと言えば厳しい入門テストを経て練習生になるが、JTOでは練習生の下の研修生制度を作り発掘しているそうだ。

研修生制度とは練習生の下で、練習はそんなに厳しくなく、できる回数のトレーニング+プロレス界とはこういうものや社会人としての礼儀・挨拶など細かい事を一から教えていく形で入口が広く、言ってしまえば誰でも練習生になれる制度。

そこからある程度できるようになったら、定期的にテストを行ってちょっとづつ昇格して最終的に練習生になれば、デビューは間近というハードルを下げたことにより、色んなところから色んな人間が集まってくるようになっており、指導法も昭和の頃のスクワットや腕立てを何千回みたいなものでなく、できる範囲の体力を付けさせて、短所はぶった切って長所を見つけてそれを広げるやり方で行っている。

これについてTAKAは自分自身の考え方を切り替えなくてはいけない部分もあり、「考えを押し付けないように、凄く考えますね」と明かした。

話は変わり、JTOが取り入れているランキング制度を聞くと「令和になって最初にできたプロレス団体で、何か特色があるかと言われたらハッキリ言ってない。自分の中でのこだわりのプロレスはあったんですけどそれは明確に伝わらない。普通だったら団体にベルトがある、だけど自分以外がキャリア1~2年の選手でベルトを争ってもなっていうのがあったんで、明確に厳しいルールを作ってランキングにすれば、誰が今どこら辺の強さなのかがハッキリわかるパラメーターが欲しかった」と導入について述べた。そして厳しいルールで縛った『競技制』もウリとなっている。

インタビューではKANONと稲葉に目指すレスラー像なども聞いており、KANONは「なりたいレスラーというよりは、他の人がこうなりたいと思うようなレスラーになりたい」稲葉は「自分は1番が好きなんです。女子の1番も嬉しいんですけど、男子も含めた1番になりたい」と大きな目標を担げていた。

現在、JTOではさらなる経験を積む場所としてプロレス常設会場設立を目指す為のクラウドファンディングを行っており、TAKAは「若い選手が多い、未来しかない団体に皆様のお力を少しお貸しください」と語った。

若い選手が揃う、JUST TAP OUTの11・18後楽園ホール大会は18:30試合開始となっている。

▼クラウドファンディングはこちら
https://camp-fire.jp/projects/view/511704

前編:「あえて勝負の全10試合、いろんなものが見れます!」JUST TAP OUT・TAKAみちのく、KANON、稲葉ともかが11・18後楽園ホール大会『頂-Itadaki-』への意気込みを語る!

(株)村上製作所プレゼンツ後楽園ホール大会『頂-Itadaki-』
日時:2021年11月18日(木)17:30開場18:30開始
会場:東京・後楽園ホール

▼KING of JTO(30分1本勝負)
【KING】武蔵 龍也
  VS
【4位】KANON

▼QUEEN of JTO(30分1本勝負)
【QUEEN】稲葉 ともか
  VS
【ランク外】山縣 優(フリー)

▼JTO ランキングマッチ(30分1本勝負)
【2位】TAKAみちのく
  VS
【7位】ファイヤー勝巳

▼インディペンデント・ワールド・世界Jrヘビー級選手権(30分1本勝負)
【第33代王者】新
  VS
【挑戦者】北村 彰基(プロレスリングZERO1)

▼JTO GIRLSランキングマッチ(30分1本勝負)
【2位】雫 有希
  VS
【3位】Aoi

▼JTO ランキングマッチ(30分1本勝負)
【8位】SEKIYA
  VS
【ランク外】夕張 源太

▼UWA世界ライトヘビー級王者決定戦(30分1本勝負)
イーグルマスク
  VS
ブラックイーグル(JKO軍)

▼スペシャルシングルマッチ(30分1本勝負)
綾部 蓮
  VS
田中 将斗(プロレスリングZERO1)

▼女子タッグマッチ(30分1本勝負)
柳川 澄樺 & 神姫楽 ミサ
  VS
rhythm & ブルドーザー亜未沙

▼”ジャタップくん”デビュー戦タッグマッチ(30分1本勝負)
十文字 アキラ & ジャタップくん
  VS
ケンイチ & ブラックチャンゴ(JKO軍)

大会の詳細などは公式サイトにて
https://pwjto.com/

(インタビュアー:プロレスTODAY総監督 山口義徳)

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