【新日本】『SUPER Jr.28』デスペvsヒロムは30分ドロー!イーグルスは元パートナーのファンタズモに勝利!SHOは無法ファイトでBUSHIを沈め4連勝!<11.21名古屋:全試合結果>

▼第4試合 30分1本勝負
「BEST OF THE SUPER Jr.28」公式戦
田口 隆祐 〇(2勝2敗=4点)
vs
YOH ×(0勝4敗=0点)
14分36秒  どどん→片エビ固め

■試合後バックステージコメント

田口「(※片ヒザを着いて)いやぁ、でもね、とても3連敗するような、してるようなね、そんなんじゃないですよ、ほんと。3連勝しててもおかしくないですよ、全然。強かったです。まぁそうだね、やって(思ったんだけど)……もう“YOH”っていう名前を捨てたらいいんじゃないかな。YOHに縛られてるんじゃないかな?小松洋平でいいんじゃないか、もう?小松洋平でやった方が、YOHじゃなくて小松洋平として……つくられたYOHじゃなくてね、小松洋平として、小松洋平の色を出していけばいいんじゃない?ウン、そう感じたかなって。

いやぁ、厳しいシリーズですね。まだ4試合しか終わってないんで。あと6、7……7試合。ま、とりあえず、ジュニアタッグの挑戦権は得たと思ってますんで、ワトは(石森に)負けてしまいましたけど。ジュニアタッグの挑戦権は得たと思うんで、『SUPER Jr.』優勝して、シングル(のベルト)もね、狙っていきますよ。

あといろいろ、(1.4&5東京)ドームが終わった後もいろいろあるみたいですし。新日本プロレスですから……新日本プロレスね……まぁあんまりこういう言葉はチョットね(言いたくないですけど)、生え抜きとして、いろいろなところで試合をする覚悟は(※立ち上がりながら)ありますよ。いつでも……いつ何時、誰の挑戦でも、私は……。こんなあれですけど、生え抜きですから。いつでも、リングに立つ、準備はできてますよ」

 

YOH「(※若手の肩を借りて引き揚げてくる。うつむき加減のまま自身の左胸を指で何度も叩きながらコメントスペースを無言で横切る。控室に運ばれる際に小さな声で)やっぱり。やっぱりな……」

 

▼第5試合 30分1本勝負
「BEST OF THE SUPER Jr.28」公式戦
BUSHI ×(2勝2敗=4点)
vs
SHO 〇(4勝0敗=8点)
12分58秒  レフェリーストップ

 

■試合後バックステージコメント

SHO「(※薄ら笑いを浮かべながら、NEVER6人タッグのベルトとレンチを大事そうに胸元で抱きかかえて引き揚げてくる)誰が、どう見ても、100パーセント、いや120パーセント、正々堂々、俺の、無傷の、4連勝だ。最強すぎる。

困ったな。あぁ、あぁ、強すぎて困るわ。……もう誰も、俺を、止められな~い!全勝優勝なんかな、俺にとっちゃ、俺にとっちゃ、レモンを絞るかのようにたやすいことなんだ。……今日これで、あいつも、俺の死体コレクションだ。

腐らねぇように、カッチカチに乾燥させて、ペラッペラに削ってやる。……(※レンチを耳に当てて)どうだ、この俺のお気に入りのトーチャーツールは?でもね、まだまだノドが渇いてるみたいなんだ。大丈夫だ。たくさん、このシリーズたくさん、うまい血が吸えるぞ。このシリーズ、この『SUPER Jr.』終わったら、最後に残るのは……死体だけです」

 

BUSHI「(※ノド元をアイスパックで冷やしながら引き揚げてきて)あぁクソッ! なんだよ、オイ。俺はな、凶器なんかに頼らないあいつに、ここでリベンジしたかったよ、クソッ……」

 

▼第6試合 30分1本勝負
「BEST OF THE SUPER Jr.28」公式戦
ロビー・イーグルス 〇(2勝2敗=4点)
vs
エル・ファンタズモ ×(1勝3敗=2点)
19分03秒  ウラカン・ラナ

■試合後バックステージコメント

ロビー「(※フロアに座り込んで)立って話したいけど、無理だ……(左)足と肋骨のダメージがひどい。アイツのキックでやられた手も痛い。しかもアイツは最後、首も壊そうとしてきた……。だけど、ついに、スナイパー・オブ・ザ・スカイが最大の敵を撃ち落としたぞ!2年間ずっと、地球の反対側にいる時でさえ、ファンタズモのことが頭にこびりついてた。ああ、1日だってアイツのことを考えない日はなかった。こう言うと、なんか恋物語みたいに聞こえるよな?知り合った当初は意気投合したし、良い友達になれそうだって思った。

でも、オマエの本性を知ってそんな期待は一瞬で覆された。覚えてるか、オマエはいつも『死と税金、そしてロビー・イーグルスはファンタズモから逃げられない』って言ってたよな。でも今夜はどうだ?オマエが巻いてたジュニアタッグのベルトは今、オレが持ってるぞ。取り返したいだろうけど、オマエなんか顔じゃない。それから、オレはつい最近までジュニアの2冠王だった。しかもオマエより先にジュニアのシングルのベルトを巻いたから、かなりムカついてただろうな!だから今日も、オレを破壊しようとかかってきた。

でもオマエにオレは壊せない!オレは防弾仕様だ!ここまでいろいろあって一度は落ちてしまったが、オレは完全復活した!ゾンビのように何度埋葬されても生き返るぞ!今日のファンタズモからの勝利はトーキョードームでIWGPジュニア王者になった時、そしてコーラクエンでタイガーマスクとIWGPジュニアタッグを獲った時と同じくらい最高の気分だ。この勝利は何にも変え難い!あとはこの『SUPER Jr.』を優勝できればもう言うことなし。それから、YOH、悪いが次はオマエだ」

 

ファンタズモ「(※足を引きずって引き揚げてきて、コメントスペースにたどり着くなり崩れ落ちる。その後、しばらくして体を反転させて仰向けになる)ノー、ノー、ノー、ノー……ノー、ノー、ノー、ノー!ノー、ノー、ノー、ノー!(※と叫びながら立ち上がるが、足元がふらつく)。

ノー、ノー、ノー、ノー! (※ビデオカメラに顔を近づけて)オレ様が負け犬のように見えるか?“オレ様が負け犬に見えるか?”って聞いてんだよ。見えないだろ。そんなわけがない!」

 

▼第7試合 30分1本勝負
「BEST OF THE SUPER Jr.28」公式戦
高橋 ヒロム △(2勝1敗1分=5点)
vs
エル・デスペラード △(1勝2敗1分=3点)
30分00秒  時間切れ引き分け

■試合後のリング上

ヒロム「デスペラード、お前、決勝でSHOとやりたいって言ってたよな? あんなヤツ決勝に来たらおしまいだぞ。この俺と決勝だ、オマエも決勝来い!」

ヒロム「オマエとやるのは、スゲー楽しいんだよ!」

デスペラード「俺もだよ、クソ!」

■試合後バックステージコメント

ヒロム「(※『フヘヘヘ』と笑いながら引き揚げてきて、フロアに座り込み)ああ!変わったな!変わったな、デスペラード!俺とKUSHIDAで、散々やり合ってた時に、“お前らで盛り上げたジュニアの舞台に俺は乗っかる”、お前はそういう人たちだ。

ところが!ジュニア、ジュニアに対する思いだとか、そういうもの、思いっきり世間に、会社にぶつけるようになったな!だから面白ぇんだ!だから今のお前は輝いてんだ!だからチャンピオンなんだ! お前はチャンピオンにふさわしい!素晴らしい!正直!今日、楽しすぎて、この時間が止まらなきゃいい。本気でそう思った! 

お前がいたら、俺は楽しめる。新日ジュニア、ジュニアのことを思う人間がいればいるほど、俺は輝く。そして、心の底から楽しめる。俺自身が、俺自身が楽しまなきゃ、誰も楽しめないんだ!それから、1.4、1.5、オカダ?鷹木?オスプレイ?メインイベント?偽物のベルト?NOAHと合同興行?対抗戦?そんなもんな、関係ねぇんだよ。俺たちは『SUPER Jr.』しか見えてない。そして『SUPER Jr.』のその先の、ジュニアを盛り上げることしか見えてねぇんだ! 

俺は宣言するぞ。この『SUPER Jr.』、完全に!すげぇ!メチャクチャ!盛り上げて、優勝してやる! そして、東京ドームのメインイベントに上がるのは、この俺だ!(※立ち上がって)真面目に生きたらバカを見る時代か!? 夢を見ちゃいけない時代か!?それだったらな、なおさら俺が、バカみてぇな夢を!真面目に追いかけて!そして!必ず叶えてやる!」

 

デスペラード「(※ポツリと漏らすように)あ、痛ぇな、クソ……。勝ちきれん……勝ちきれねぇな、クソッ……。ベルト獲った後に言ったよな?(『BEST OF THE SUPER Jr.』の自分の公式戦)全部メインっていうのを。これで、4つやって、1勝2敗1分。どの口が『すべてがメイン』とか、チャンピオンだとか……自分にビックリだ。

クソッ……。今シリーズ……クソッ……勝ててないチャンピオンが、何を偉そうに言ってるのかもしれない(と思ってるかもしれない)けど、申し訳ないけどな、楽しいわ。勝ちきれなくて、このイライラする気持ちも、ヒロムとバカバカやって、あのクソバカタレが、こっちの(大胸筋の)筋が切れるぐらい張ってきても、楽しくてしょうがねぇよ。

なあ、つまんねぇことして、他人の足引っ張るとかそういうんじゃなくてさ、あんな感じで正面からぶつかってやってきてくれるヤツがいっぱいいたら!もっと『SUPER Jr.』って盛り上がるんじゃないかな!なあ!『(決勝戦に)いくだろう、いくだろう』って言われる人間が、2人でギャーギャーギャーギャー言ったって、なん~の景色も変わんねぇんだよ! 

ああ!何も知らねぇのに、知った口きいて、『顔じゃねぇ』って言ってくるファンとかに!何言われようが、大口叩いてくれよ!ワトでともいいよ!YOHでもいいよ!なあ!楽しんだぜ、プロレスをよ。お前ら楽しんでるか、プロレスを?やりながら。楽しめよ。と……全然勝ち越してないチャンピオンが言ってみたり……。ヒロム、待っててくれよ。俺が(決勝)いって、今年は俺が優勝するよ。(※控室に向かいながら小声で漏らすように)イテテテテテ……」

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<写真提供:新日本プロレス>

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