【東京女子】マジラビが「121000000」を破り、プリンセスタッグ王座初Vに成功!瑞希が22年1・4後楽園で山下実優が持つプリプリ王座に挑戦へ

 東京女子プロレスが11月25日、東京・後楽園ホールで「ALL RISE ’21」を開催。坂崎ユカ、瑞希のマジカルシュガーラビッツ(以下、マジラビ)が、山下実優、伊藤麻希の「121000000(ワン・トゥー・ミリオン)」の挑戦を退けてプリンセスタッグ王座初防衛に成功。瑞希が22年イッテンヨン(1月4日)、後楽園で、山下が保持するプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑むことが決まった。

 マジラビが合体式のクロスアームバスターを伊藤に決めれば、「121000000」は山下のニーリフトと伊藤のヘッドバットの合体技を瑞希に繰り出すなど一進一退の激しい攻防が続いた。

あっという間に20分が経過し、山下が瑞希に雪崩式アティテュード・アジャストメントを決め、伊藤がダイビング・ビッグヘッド、山下がジャーマンへとつなぐも、坂崎がカット。坂崎は山下にスワンダイブ式ドロップキック、伊藤にマジカルメリーゴーランドを決め逆襲。

山下はハイキックからクラッシュ・ラビットヒートを狙うも、瑞希は丸め込んで阻止。

なんとか脱出した山下はSkull Kickを見舞おうとするも、回避した瑞希はキューティースペシャルで投げた。さらにキューティースペシャルを繰り出すと、そのままホールドして3カウントを奪取した。

 退場しようとする山下を呼び留めた瑞希は「東京女子に所属して約1年が経ちました。東京女子が大好きやからこそ、東京女子を背負っていきたいと思いました。そろそろその白いベルトを持ちたいから、瑞希の挑戦を受けてほしい」とアピール。

 山下は「断るわけないでしょ。やってやるよ。このベルトはそんなに簡単じゃない。メチャクチャに蹴り倒してやる。このベルトは放しません。イッテンヨンでやりましょう」と受諾し、決戦の場を来年のイッテンヨンに指定した。

 バックステージで瑞希は「ユカっちがいたから、タッグっていいなって思った。ミリオンに勝てたことは大きい。みぃちゃんと闘うのって、ボコボコにされるし、一人じゃつらいなって思うことが多いけど。瑞希も東京女子を背負っていきたいと思ったから、勝ったこのタイミングじゃないとって思って。東京女子が始まってから、ずっとイッテンヨンを大事にしてるのも知ってる。絶対にいい大会にしたいし、最後に白いベルトを持ってるのは瑞希でありたいと思う」とプリプリ王座獲りを期した。

 一方、伊藤は「もう1回ちょっと自分自身のプロレスを見直そうと思う。だから、いったんタッグはちょっとお休みしたい。解散じゃなく。準備ができたら、もう1回やりたい」として、「121000000」の一時活動休止を口にした。

 山下は「負けたことはメチャメチャ悔しい。負けたってことは自分の弱さがあったってこと。そこはもっと強くしていかなきゃいけない。解散でなければ、納得した上で距離を置こうかなと」と話し、伊藤の意向に同意。瑞希との王座戦については、「今年のトーナメント(第8回プリンセスカップ)でもやられてるし、断る理由もない。絶対に私は負けない」とベルト死守を宣言した。

ALL RISE ’21
【日時】2021年11月25日(木)
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】437人

▼オープニングマッチ 20分一本勝負
○小橋マリカ&宮本もか vs 鈴芽&遠藤有栖●
10分42秒 片エビ固め
※駆け上がり式ブルドッキング・ヘッドロック

▼第二試合 20分一本勝負
愛野ユキ&らく&●原宿ぽむ vs 角田奈穂&猫はるな○&桐生真弥
10分38秒 片エビ固め
※ネコードブレーカー

▼第三試合 ハッピーラッキークイズ・ルール 15分一本勝負
●ハイパーミサヲ vs 上福ゆき○
10分8秒 十字架固め
※通常のプロレスルールに加え、ハッピーラッキークイズを3問正解しても勝利となる特別ルール。

▼第四試合 15分一本勝負
○中島翔子 vs 天満のどか●
16分4秒 片エビ固め
※ダイビング・セントーン

▼第五試合 15分一本勝負
○辰巳リカ vs 荒井優希●
13分54秒 足4の字固め

▼セミファイナル インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>○乃蒼ヒカリ vs 渡辺未詩●<挑戦者>
11分43秒 ブリザード・スープレックス・ホールド
※第6代王者が4度目の防衛に成功。

▼メインイベント プリンセスタッグ選手権試合 30分一本勝負
<王者組>坂崎ユカ&○瑞希 vs 山下実優●&伊藤麻希<挑戦者組>
24分17秒 キューティースペシャル
※第9代王者組が初防衛に成功。

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