【新日本】『WTL』後藤&YOSHI-HASHIがタイチ&ザックに逆転勝利!EVIL&裕二郎が内藤&SANADAから無法ファイトで勝利を強奪!優勝決定戦は後藤組vsEVIL組に!<12.12広島:全試合結果>

新日本プロレスは12月12日(日)、広島・広島グリーンアリーナ で『WORLD TAG LEAGUE 2021 & BEST OF THE SUPER Jr.28』第22戦を開催。

今大会は『WORLD TAG LEAGUE 2021』の最終公式戦が行われた。

開始前の段階では後藤洋央紀&YOSHI-HASHI、タイチ&ザック・セイバーJr.、内藤哲也&SANADAの3チームが勝ち点16(8勝2敗)で首位に並ぶ混戦状態。

迎えた最終公式戦、第6試合では、内藤哲也&SANADA(8勝2敗)とEVIL&高橋裕二郎(7勝3敗)が対戦。EVIL組が勝利し、優勝決定戦進出の可能性が出た。

そしてメインの公式戦は、後藤洋央紀&YOSHI-HASHI(8勝2敗)とタイチ&ザック・セイバーJr.組(8勝2敗)が対戦。ここで後藤組が勝利し、後藤組(18点)が1位、EVIL組(16点)が2位で優勝決定戦へ進出となった。

試合に勝利した後藤がマイクを手に取り「俺たちが!新日本プロレスのタッグの歴史を、動かします!両国、優勝決定戦に向けて、消灯ー!」と言い放った。

※全試合結果&試合後バックステージコメント全文掲載

『WORLD TAG LEAGUE 2021 & BEST OF THE SUPER Jr.28』
日時:2021年12月12日(日) 15:30開場 17:00開始
会場:広島・広島グリーンアリーナ
観衆:1,558人

<試合結果>

▼第1試合 10分1本勝負
大岩 陵平 △
vs
藤田 晃生 △
10分00秒  時間切れ引き分け

■試合後バックステージコメント

大岩「今日のこの試合がこのシリーズの最後の試合で、最後までやっぱ勝てなかった。(天を仰ぎながら)クソッ! ああ、クソッ! まだ年内、試合があると思うんで、絶対勝っていい流れで来年に行きたいと思います。ありがとうございました」

藤田「今シリーズ最後のヤングライオン対決、勝てなかったっす。何回も言ってますが、引き分けや時間切れが当たり前じゃないです。誰かが勝たないと、誰かが1勝あげないといけないっす。それとあと一つ、昨日の中島さんのコメントで『オレは藤田と大岩のようなクリーンな環境でやってない』って、どういう意味で言ったか分からないですが、そんなの今関係ないと思うんす。3人とも同じ一つのところを目指して、新日本プロレスに入って、トップを目指してこれからやるのにアングラとか地下格闘技でプロとか、どうでもいいっす! 何回も言ってますが、自信ないんすか!?」

 

▼第2試合 30分1本勝負
『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦
小島 聡 〇
天山 広吉
(3勝8敗=6点)
vs
TAKAみちのく×
鈴木 みのる
(0勝11敗=0点)
9分27秒  ラリアット→片エビ固め

■試合後バックステージコメント

天山「広島、今日で『WORLD TAG LEAGUE』のラストの最終戦。まあ、2回しか勝ってない。2勝しか出来なかった。今日落としたら笑いもんやと思ったよ。でも、鈴木みのる、TAKAみちのく、まだまだやり足りないわな、アイツらの顔を見たら。クソッタレ! 憎たらしいよな。鈴木なんか、ふざけんな、このタコ! まあ、どっちにしろタッグリーグは終わったから。終わったっていうか、オレとしてはテンコジとして今年エントリーして何を残したかって言ったら、答えは分からんな。

でもね、出たからにはこの『WORLD TAG LEAGUE』でオレたちを、『リング上がって、テンコジ頑張ってるやん! やれやれ!』って応援してくれたお客さん、ほんの微々たる人かもしれないけど、勝った負けたはあっても何かしらインパクトを残したかったね。あんだけ負けてしまって、オレ自身もコジにも申し訳ないと思っているけど、でもこんなんでテンコジが腐って終わるってことはないから。

まだまだこれからも『WORLD TAG LEAGUE』じゃなくたって、オレたちテンコジはいつもテンコジ、そう二人で一つ。まだまだガッチリ絆を結んでるから。また見てくださいよ。そのうち隙きがあったら、チャンスがあったらベルトにも挑戦したいから、何かしらアピールせんといかんね。このまま今年1年終わってもしょうがない。なんかおもろいことやりたいなって思ってますよ。ありがとうございました」

小島「“終わり良ければ全て良し”ということにしようと思う。いろんなことがあった。だけど、こうやってタッグリーグに2021年に出場出来て完走したこと、それは素直に誇りたいと思う。今、2021年の12月に『WORLD TAG LEAGUE』にテンコジが実在していること、そこが一番大きなことだよ。形あるものには必ず終りがある。だからテンコジがいつまで形あるものでいられるのか、それはオレたちにも分からない。

誰にも分からないけど、今こうやって現実に実在していること、それに心から感謝して、このシリーズはまだ両国があるけど頑張りたいと思う。優勝の望みはなかったけど、オレも天山も間違いなく生きていた、このシリーズに。2021年に生きていた。それがこのシリーズの全てだ。本当にありがとうございました」

鈴木「(※ニヤニヤした顔で、荒い息遣いで座り込んでぐったりしているTAKAをしばらく見続け)もういいな? もういいな。オマエがこの2年以上どっぷり浸かっていたクソローカルドインディーの温い温い水! これで慣れたろ、この激流に! TAKAみちのく、アイドリング完了」

TAKA「ああ……ああ……(立ち上がって)ヨッシャ! ヨッシ! オーッシ!」

 

▼第3試合 30分1本勝負
『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦
本間 朋晃
真壁 刀義 〇
(2勝9敗=4点)
vs
タイガーマスク ×
永田 裕志
(1勝10敗=2点)
9分07秒  キングコングニードロップ→片エビ固め

■試合後バックステージコメント

真壁「まあ、これで最終戦獲ったけど、なんだろうね? やっぱり最終戦に懸ける思いは同じだと思ったし、タイガーも永田裕志も同世代だし、凄え試合になるなんてそらなるわな。ただ、場所をもっとオレたちでもう一回掘り返していかないとよ。オレたちの望むステージ、そこまで上がらないと。なんだかんだ言って、数年前だよな? 猛威を振るったこのオレ様とこけしだよ。
オレ様とこけし・ザ・本間の今回のタッグリーグだって、いかんせん2勝しかしてねえな。ハッキリ言って、これが答えかもしれねえ。答えかもしれねえけど、さらに上目指して獲りに行かねえといけねえだろうし、行くのがオレたちプロレスラーだと思ってっからよ。試合終わって、気持ちいいなんてそんな気持ちはさらさらねえ。なんべんも言ったよな? タッグならタッグ、シングルならシングル、その頂点を掴まねえとオレは納得しねえんだよ、昔から。

オレとこけし、もう無理だって? バカ言ってんじゃねえよ。2勝したぜ? 2勝もしたぜ。これでドンドン上に這い上がっていきゃあいいんだろ? 這い上がるのはオレとこけしの得意技だからよ。周りの人間がどう見ようと、会社がどう見ようと、レスラーがどう見ようとオレたちには関係ねえ。オレたちはその準備された場所で、最大限の凄え場所で凄えファイト見せてやるよ。そうしたら次から次へとのそのステージは上がっていくだろう。ただそれだけだよ。

ええ? なんでかって? オレは正直よ、今のこの新日本によ、少しだけ文句があんだよ。なんだか分かるか? 殺伐としたよ、このオレ様と本間・ザ・こけしの得意な殺伐としたリングをもう一回呼び戻してやるぜ。そうしたらよ、凄えもん見せてやるよ。言いてえことはそれだけだよ。まあ、最後の最後、オレたちが獲って、満足いくかいかねえかって言われたらよ、勝ちには満足いくぜ。でも、そこには勝負が決まってんだよ。価値ある勝ちじゃねえなって、オレは思ってからよ。永田&タイガー、どうのこうのじゃねえんだよ。最後の試合獲って、オレたちは当たり前だと思ってる。だが、それ以上だな。そこに行くまでによ、1勝でも2勝でも3勝でも獲らなきゃいけなかったよな。いいぜ、オレはいくらでもほざいてやっからよ。テメェらじっと見とけ、コノヤロー! このままただで済むと思うんじゃねえぞ。オレたちは必ず、必ずカムバック、必ずリベンジかましてやる。それだけ」

本間「真壁が言った通り、誰かが『G.B.H終わりだ』とか『過去の人間だ』とか『出る必要ねえ』とか言ってるかもしれねえけど、オレと真壁が諦めない限り、この闘いはずっとずっと続くんだ。今日勝って、終わり良ければ全て良しかもしれない。でも、やっぱり2勝じゃ満足いかないし、最後の最後で残りたかったのが正直なところです。
ただ一つ、オレ自身、開幕2戦目かな? 3戦目かな? あるところを痛めまして、もうダメかと思った。めちゃくちゃ痛くて。オレの不注意でなっちゃった怪我だから弱音なんか吐いてる場合じゃなかった。でも、オレは最後まで戦うことが出来ました。ちょっとばかし自信になりました。

そんでもって、日に日に動きもしなやかになってきて、やっぱり試合ってやらなきゃダメだと思ったし、結果が全てのリーグ戦、2勝9敗。これを真摯に受け止めてまたもう一回、もう一回、頂点に登り詰めたいと思います。ありがとうございました」

永田「ああ、チクショー! 悔しい。ああ悔しい。せっかくタイガーと組んだのに」

タイガー「ありがとうございました」

永田「どうもありがとう。せっかくタイガーと組んでいいコンビネーションができたのに、やっぱりいきなり組んで結果を残すのは甘くないな。だけど、オレたちのコンビネーションや意思の疎通は凄く合った実感があったから、これで終わりにしたくない。そう思ってます、正直言って」

タイガー「そうですね。永田さんから最初にオファーを貰った時はこの『WORLD TAG LEAGUE』に出ることに悩みましたけど、出てみて正直、イキイキ出来たっていうのが一つですかね。ヘビーとの対戦かもしれないけどイキイキ出来た。ただ一つ、自分の中で許せないというか解せないのは、タッグのチャンピオンでありながらヘビーから一人も獲ることが出来なかったっていうね。それはジュニアがヘビーに勝てないのか? それとも自分自身が勝てないのか? それは分からない。当然TAKAみちのくも同じ結果だと思うけど、ジュニアはヘビーに勝てないのか? 敵わないのか? 自分の中ではそんなことクソ食らえ! クソ食らえ! いろんな人がこのリーグ戦にオレと永田さんが出ることに対して、『いらないんじゃないか?』とか『どうでもいい』とか、言いたいことはドンドン言えばいい。オレたちは関係ない、そんなこと。

オレたちはレスラーなんだよ! 求められればいつでも試合をする。それがオレたちレスラー。ジュニア、ヘビーなんて関係ない。時代は動いてんだろ? 昔じゃないんだよ。関係ねえよ、そんなもの。そこが一番歯がゆいところかな? まあ、自分の力不足といえばそれまでだから。もういくら強がってもどうしようもない。自分の負けは負け。ただ、さっき永田さんも言った通り、これを終わらせたくないなと。やはりボクは永田さんをレスラーになる前から知っていて、もの凄い尊敬しているし、今もコンディション作りから全て、永田さんは素晴らしいと思っています。まだまだ永田さんも老け込むキャリアじゃない。確かにキャリアは上かもしれないけど、関係ないよ、そんなもん。関係ないんだよ。みんな同じ、若手とやってんじゃん。違う? みんな同じ年齢のヤツとやってる? 違うでしょ。関係ないんだよ! 誰が決めんだよ、こんなこと。年齢だ、キャリアだって関係ない。これからも永田さんとは組んでいきたいと思っています。そして、今日で『WORLD TAG LEAGUE』は終わったけども、ジュニアのタッグ、ロビーとの防衛戦もあるし、誰が来るか知らないけど、オレはジュニアとしてこの『WORLD TAG LEAGUE』でヘビーとやってきたことは自分の中でもの凄く大きい。

次、挑戦者が誰になるか知らないけど、オレは簡単にいかれないよ。(※IWGPジュニアタッグのベルトを叩いて)これをずっとロビーと防衛する。そして永田さんとのタッグも継続したいです。(※永田に向かって)すみません、結果出ずに。ありがとうございました」

永田「時代にまだまだ抗っていきましょう」

タイガー「関係ないです」

永田「どうもありがとう。本当に今シリーズはありがとう」

タイガー「ありがとうございました」

➡次ページ(後半戦)へ続く

<写真提供:新日本プロレス>

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