【ノア】清宮海斗「苦悩の1年を乗り越え、2022年はノアの本当の中心になる」<1・1日本武道館決戦への道④>

【1月1日、日本武道館大会でのGHCナショナル選手権、拳王戦に向けての意気込み】

――次にですね、1月1日 拳王選手とのGHCナショナル選手権。前哨戦では、見事に勝利を奪ってますが、拳王戦に向けての意気込みっていうのはいかがでしょうか。

清宮 日本武道館でGHCナショナルをかけて対戦する相手の拳王は、僕の中では一番の宿敵というか、今までずっとやってきている相手なんで。感情や気持ちが一番乗る選手ですし、ここで拳王を倒して、来年のノア、スタートから俺が持ってってやろうっていう気持ちがあります。

――拳王選手とやり合ってると、肉体的にとてもハードだと思いますが、蹴りだとか、ものすごい破壊力ですし、清宮選手的にはああいうバチバチの試合っていうのは好きなほうなんですか。

清宮 うーん…でも僕が新人の頃、鈴木軍がきてた時期に僕がデビューしまして、それでもうめちゃくちゃやられたんですよ。そこで耐久力はつきましたね。ノアの試合でもやっぱり打撃系の選手が多いので、受け身とか、そういう受けることに対しては自信はありますね。

――相手がどういうスタイルであれ、受けて立つぞというそういう気構えということですね。

清宮 はい。

――たしかに受けてなんぼっていうのがプロレスの中であると思いますけど、清宮選手はけっこうボコボコに受けることが多いと思うので、これは大変ですよね。身体づくりとか、後の身体のリカバリーというか、身体のケアみたいなものはご自身でどういう風にされていらっしゃるんですか?

清宮 ケアは頻繁に体調を見て、ちょっとでもずれがあったらノアのトレーナーに連絡して、こまめに怪我が長引かないようにしていますね。

――その辺はすごくプロ意識高く肉体のケアは行っていると。

清宮 自分も膝の怪我が多くてですね、続いてしまうとやっぱり気持ちの部分とかもかなり落ちてきてしまうので、その辺は試合に影響出したくないんで気をつけていますね。

――食生活っていうのは、すごく気にするほうなのか。それとも、あんまり気にせずに食べちゃうほうなのか。

清宮 あんまり気にしないです(笑)

――やはり若くて代謝がいいから、食べた分を運動量でいくらでも消費できる。今、そんな時期ですよね。

清宮 はい。朝から合同練習っていうのが必ずあるんで、練習やってたらけっこう食べても大丈夫だと思うんですよ。

――なるほど。それは若さの特権だし、あとは練習量の賜物だと思うので。

清宮 でも、身体を大きくしたいんで、どんどん食べてます。

――ではこれからもまだまだ身体はグレードアップさせていく感じですね。

清宮 はい。

――2022年はバルクアップした身体を見てもらいたいと。

清宮 変化していく身体を見てもらいたいですね。

【新時代の旗手としてプロレスリング・ノアをどういう方向に導きたいか?】

――新時代の旗手として、もうすでに2019年の辺りは清宮時代到来っていう部分があったと思いますが、どの選手に聞いても、初めてベルトを獲ったときと、その後に何代か重ねてまた戻ったときとだと、全然ベルトに対する感じ方だとかが違うって聞いていたりします。これから新時代を担っていくっていうところでは、ご自身的にノアをどういう風に導きたいか、この辺りはどういう風にお考えですか。

清宮 最初ベルト獲ったときはあんまり気持ちが追い付いてなかったと思うんですよ。一番最初にベルト獲ったときも実感はあんまりなくて、俺ベルト獲ったんだっていうそういう驚きのほうが大きかったし、でも今はやっぱり自分が獲りたいっていう風に思ってるんで。その違いはやっぱりベルトを獲って見せていきたいですね。俺はこうするっていう。


※2018年12月16日横浜文化体育館にてGHCヘビー初戴冠

――例えば、今はレッスルユニバースとか、いろんな配信チャンネルで世界に広めていくっていう部分があるかと思いますが、清宮海斗っていうの
を世界に売り出して欲しいなと思っているんですよね。その辺りでいろんなチャレンジみたいなものってお考えですか。

清宮 TikTokって今めちゃくちゃ流行ってるんですよ。それを僕、個人的にやろうかなと思ってて。

――そうなんですね。TikTok。なるほど。

清宮 僕は妹がいるんですけど、妹が「お兄ちゃん、TikTokやらないの?」って。「やるから待っとけよ!」って言ってます。

―― TikTokでどういう風に見せていくのかがすごい重要ですよね。

清宮 そうですね。

――もちろん、プロレスっていうストロングな一面もありながら、それとは違う普段のご自身をどういう風にうまく見せていくのかっていうのもすごく大事だと思うので。新たなファンの開拓にも繋がりますし、絶対やったほうがいいと思います。

清宮 全部、僕は見せていきたいと思ってるんで。いろんな一面を、こんな一面もあるんだ、みたいなものも見せていって。いろんな面を見せていってどれか一つでも引っ掛かれば、それがきっかけでプロレス見てくれる人もいると思うんで。いろんな方向性でノアにお客様が集まってくれたらと思いますけどね。

――TikTokも含め、これからまたいろんなものが出てくると思うんですよね。そういう情報発信ができるメディアは。清宮選手は僕もいけると思います。

清宮 ありがとうございます。年齢層も広がりますからね。子どもから大人まで。

――やはりアピールできる部分というのがすごく大事だと思うので、特に清宮選手にはそういったところが時代に合っていると思います。

清宮 嬉しいですね。

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