BTSシングル王者・水波綾「信じるものが形になった年。王座防衛しAEWでもチャンピオンに」SEAdLINNNG~2021年最終戦~に向けて①

SEAdLINNNGのシングル最高峰のベルト、BEYOND THE SEA Single Championshipの6代目王者の水波綾がプロレスTODAYに来社。

7月に前王者の朱崇花に勝利し王者となると、8月の後楽園ホール大会で中島安里紗から9月の新宿FACE大会で優宇からベルトを防衛。春の参戦に続き秋にも海を渡りAEWに参戦するとSEAdLINNNGの王者としてアメリカマットでも注目を集めてきた。

今回、12.29のSEAdLINNNGの年内最終戦・後楽園ホール大会にて中島安里紗と8月以来、2回目となる防衛戦を行う。その意気込みと1年を通して2021年はどんな年だったのか、来年に向けての展望などを語ってもらった。

 

――挑戦者・中島安里紗選手が準備したノートについて「熱意が伝わらなかった」いうお話でしたが、意気込みは感じなかったと言う事ですか?

水波 意気込みは感じなかったっていうか、名前を書いた努力は認めますが、おそらく1日で書いたであろうノートを見せられても…。
そりゃ感じないですよね。

――なるほど再戦という形になりますので、ちょっと相手も手の内を変えてくるんじゃないかなと思うんですけど年の瀬になりますので年内勝って終わるか、負けて終わるかで、だいぶ来年のスタートも違ってくると思います。

水波 今年は自分がフリーになってから結果として形に残すことができた年だったと思います。まだ終わってないんですけど。今年最後の試合が勝って終わるか負けて終わるかは大きく違うとは思いますし、どちらにしろ新しい何かは必ず来年始まると思っているので、それに向けての勢いづけるか、勢いづけないかってのは大きいと思います。

――振り返ってみて2021年は水波さんにとってどんな年でしたか?

水波 信じるものが形になった年ですね。信じるものは何かっていうのは自分のファイトスタイルというか…よく「熱くて真っ直ぐだね」と言われますが、まさにその言葉通り飾らず気持ちで戦うという…

――なるほど。

水波 それが2021年はそこに結果が出てきたってことで、さらにアップグレードできたと思います。

――以前ご自身が一度引退を意識されたということでしたが、引退を考えたような人には思えないぐらい飛躍された年だったんじゃないかなと思います。

水波 色んな人の支えがあってこそだと思っているので本当にありがたいです。

――特に海外のAEWへトーナメントを優勝しての参戦でも、アメリカのスケールの大きさみたいなものを体感されたということでしたが、やはりアメリカマットっていうのは大きい、戦いがいのある場所だったんでしょうか?

水波 そうですね。テレビで大会が毎週2回放送され、100万人以上の人が見るぐらいのレベルの注目と、そのくらい大きな団体にまず行くっていうだけで、今までのものをさらに広げていかないと、そこで生き残ることができないというのを感じて。入場ゲートなどのセットも毎回凄いし、会場も大きいんですよ。

――会場が大きいんですね。

水波 はい。その分、体全体を大きく使わないとお客さんに伝わらないんです。大きい会場で水波綾をどう伝えるかっていうところの難しさだったりとか、あと国民性や州によってお客さんの反応が全然違ったりするのも新しい発見がありました。

――州によっても違うんですか?

水波 初めての体感というか。その中で自分の居場所を見つけていってチャンスを掴んでいくっていう、バチバチな感じ。向こうの選手は気持ちはすごくいい人ばかりなんですけど、でもみんなチャンスを掴みに来てるから、日本とはまた違った刺激だったり、サバイバルな空気に身を置いて揉まれてきたっていうのは今の自分にとっては大きいですね。

――なるほど。向こうではAEW女子王者・志田光選手も頑張ってますけども、志田選手は向こうはではどのようなイメージですか?

水波 スターですね。テレビマッチに出れる選手は少ないんですよ。その中に志田がいるっていうのは何か「スターだな」って私は感じたし、3月にタイトルマッチをした時よりも、今回また会ったときにもう全然雰囲気も変わってたし、でも志田は志田なんですけど、魅力もオーラも増していたっていう部分で、すげえなと思いつつ、志田っていう存在も私には欠かせない1人だなっていうのは感じましたね。

――ご自身的にはAEWマットにあがっての感触、あの周りのお客さんの感触みたいなものはいかがでしたか?

水波 まず(アメリカ国内で)お客さんが声を出して観戦する事がOKだったので、裏で控えてるときからお客さんがウォーって言うのが聞こえてきて、その状況が久々すぎて、入場直前でちょっと過呼吸になる位、いきなり緊張しはじめるって事があって…。

――そうなんですね。

水波 お客さんのパワーとエネルギーがすごくて。でも入場曲なっちゃえば、もういつもの自分になってリングに上がることはできたんですけど。自分の攻撃とか、自分が何かで倒したりとか、そういうときにお客さんが「ワー」ってなってくれたりもするので、それは嬉しいというか、勢いづけてくれるというか、それはさらに自信になるので、間違ってなかったんだとかそういったことが一挙手一投足で本当に自信になってくるっていう感じでしたね。

――プロレスラーになってよかったって感じる瞬間ですね。

水波 嬉しいですね。でももっとできるよねっていう、もっとやりたい、もっと行きたいっていう気持ちが増していく自分もいる反面、悔しく思うところもあったので、まだまだ自分自身の伸びしろや可能性を感じる部分があのリングにはいっぱいあって。だから良くも悪くも全部プラスになった期間だなって思いました。

――今後も再び渡米して、オファーがあればいつでも行くよと?

水波 はい、そういうスタンスですね。

――高橋奈七永選手の退団について。水波選手はどう思いました?

水波 比較的近くにいさせてもらう機会も多かったので、本当に大きな決断をされたなっていうのと。そこに至るまでに多分いろんな葛藤があったと思うんですけど、ご自身も言われてましたけど「大きな一歩、勇気を出して一歩踏み出す」っていうその一歩は必ず見てる人もいると思うし、その一歩に励まされる人だって必ずいるなぁと。奈七永さんから試合では勇気と元気とパワーをもらっている方が多いと思いますが、今回のこういう決断も、そういうふうに、思えるようなものだなっていうので。常に歩みを止めない人だなっていうふうには思いましたね。

――最後に2022年の目標について、いかがでしょうか?

水波 まずは12/29タイトル防衛して、またBTSシングルチャンピオンとして渡米する時があれば次は向こうのリングで防衛戦をしたいです。勿論、AEWのチャンピオンを狙っていきたいし。

――日本で取ったベルトを海外で防衛戦をやっていきたいと

水波 はい。いろんな挑戦をして自分のマインドをもっと広げていきたいですね。

――これからも大きく羽ばたいて、今コロナで元気がない日本をアニキのパワーで、皆さんに元気を与えていって欲しいなと思います。2022年の活躍を楽しみにしております。

水波 ありがとうございます。

(インタビュアー:プロレスTODAY総監督 山口義徳)

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