【覆面座談会】『お題』2021年プロレス界を総括


9月

声優の稲田徹がまっする5でレスラーに。東京プロレスリンピック2020
復帰の飯伏幸太が棚橋弘至とメットライフドームでIWGP USヘビー戦
諏訪魔&芦野が世界タッグ奪取。暴走SUPLEXの旋風が吹き荒れる
朱里が無き母に捧げる5★STAR GP初優勝
大家健が20周年記念試合。スピリット・オブ・ガンバレ王座を新設 

10月

オカダ・カズチカがG1CLIMAX31制覇。飯伏は負傷欠場へ
KUSHIDA&イケメン二郎が「ジャケット・タイム」結成
N-1を中嶋勝彦が2連覇。丸藤正道からGHCヘビーも奪取

11月

KENTAがUSヘビー奪取「CMパンク用意はできてる」
高岩竜一がガンバレ☆クライマックス優勝。初代SOG王者に
中嶋勝彦vs拳王ダブル王座戦はドロー。潮崎豪が復活し挑戦表明

12月

アイスリボン所属5選手がプロミネンスで独立。雪妃真矢もフリーに
高橋ヒロムがBOSJ28を2連覇
YOSHI-HASHI&後藤洋央紀がWORLD TAG LEAGUE初優勝
全日本所属3選手(ゼウス・岩本煌史・野村直矢)のラストマッチ
アクトレスガールズが団体としての活動を終了 
渡辺桃がQQを裏切り大江戸隊入り。ブラックピーチへ
遠藤哲哉が新生バーニングを結成。小橋建太が後見人に
SEAdLINNNGの高橋奈七永が年内での退団を発表


 

<9月>

A:9月には全日本で諏訪魔と芦野の暴走SUPLEXが世界タッグを奪取

B:諏訪魔はタッグでの活躍がうまいよね。勿論シングルでも強いんだけどさ。

C:年始の1月に石川修司との名タッグ暴走大巨人を解散して、今度は芦野との暴走SUPLEXで大暴れですからね。

A:きっかけが王道トーナメントの優勝決定戦での芦野との勝負だからね。

B:王道トーナメントも制してタッグパートナーも得てって欲張り専務♪

C:石川修司に決めたタッグ技「ウルトラジャーマンボム」も強烈でしたね。

A:スターダムでは5★ STAR GPを朱里が制したね。

B:モノが違う女の本領発揮!

C:朱里選手は1年前に母親を亡くしており「この優勝は1年前に天国に旅立った亡き母に捧げます。」と語った姿には感動しました。

A:林下詩美との壮絶な43分19秒の両者KOドローの死闘も話題になった。

B:いよいよ林下詩美との決戦が12.29に行われる。2022年、朱世界の始まりとなるか林下詩美の長期政権となるかにも注目だ。

C:ガンバレ☆プロレスでは大家健の20周年記念試合が行われました。

A:負け続けながらそれでも頑張り続ける大家健の姿には励まされる人も多いはず。

B:大声を張り上げながらガンバレ☆プロレスの仲間を増やして「プロレスをメジャースポーツに」の夢を実現して欲しい。

C:同日には「スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王座」の新設も発表されました。

<10月>

A:10月にはノアで中嶋勝彦がN-1 VICTORYを2連覇達成

B:その翌週には丸藤正道からGHCヘビーのベルトも奪取し一気にトップに上り詰めた。

C:インタビューでも前回の王者の時とは違う、と語っており今後の中嶋勝彦政権に期待ですね。

A:新日本ではオカダ・カズチカがG1 CLIMAX31を制覇した。

B:オカダは2014年の第24回大会以来、7年ぶり3度目のG1制覇!

C:優勝決定戦で飯伏幸太が怪我をしてしまったのは残念でしたが、オカダは優勝者として慌てず堂々たるたたずまいでした。

A:飯伏は今年は年始こそいいスタートを切ったものの、後半は怪我や体調不良に泣かされて辛いね。

B:来年以降の復活にファンも期待しているはず。

C:不死鳥のごとく蘇って欲しいものです。

A:WWEではNXTでKUSHIDAとイケメン二郎がタッグチーム「ジャケット・タイム」を結成

B:元々SMASHで一緒の団体で成長してきた仲だから、遠い異国の地でも頼りがいのあるタッグパートナーになるよね。

C:ハチマンこと鈴木秀樹も所属するダイヤモンドマインと抗争を繰り広げてますね。

<11月>

A:11月にはKENTAが棚橋弘至の持つIWGP USヘビーのベルトを奪取した。

B:アメリカに生活の拠点を持つKENTAにUSヘビーのベルトは相性良いんだね。

C:会見も英語で話すことができますしね。東京ドームでは棚橋弘至とのノーDQルールでの防衛戦が決まりました。

A:AEWのCMパンクに向けて「オイ、CMパンク! 俺はすでにお前を眠らせる用意はできてるぞ」と呼びかけたのも熱い!

B:KENTAがベルトを持ってアメリカマットで大暴れする未来が見える…

C:ガンバレ☆プロレスではガンバレ☆クライマックス2021を高岩竜一が優勝しました。

A:あの高岩竜一が初代スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級初代王者の座に就くとは…90年代の新日ジュニア黄金期に熱狂していた者の一人として非常に感慨深い。

B:「このベルトをIWGP、GHCと並べるようにもっていきたい。」とも語っていてベテランならではの経験値で大いにベルトの価値を挙げて欲しいものだね。

C:決勝戦で敗れた今成夢人も今年は筋トレで大きくなった筋肉と持ち前の元気、声の大きさで立ち向かいましたが歴史を背負う者の壁は厚かったですね。泥臭く努力するとの言葉で乗り越えていって欲しいです。

A:ノアではGHCヘビー王者の中嶋勝彦とGHCナショナル王者の拳王がダブルタイトルマッチで激突

B:60分ドローとなったが壮絶な打撃戦で「ノアの戦いここにあり、金剛の強さここにあり」という戦いだった!

C:試合後には怪我から長期離脱していた潮崎豪が中嶋勝彦の前に立ちはだかり「アイアムノア」と「俺がノア」のどっちがノア?対決が元日の日本武道館決戦で行われることとなりました。

<12月>

A:12月に入っての最初の衝撃はアイスリボンの大量離脱だね。

B:世羅りさ・柊くるみ・宮城もち・藤田あかね・鈴季すずの5人はハードコア・デスマッチユニット「プロミネンス」として独立。団体の垣根を越えて戦いの場を広げていくことに。

C:早速、年明けの1.4に松本都の崖のふち女子プロレスとの対抗戦を実施することが決まってます。

A:一方の雪妃真矢はフリーとしてアイスリボンにも出場しながら他団体にも出るということに。

B:こちらも黒衣装の別の顔・雪妃魔矢がOZアカデミーのシングル王者だし、DDTにも出場するみたいだね。

C:世界も視野に入れてという発言もしてますし、もっともっと活躍の場を広げていくことを願うばかりです。

A:12月末にはアクトレスガールズも団体としてのラストを迎えることを発表しているね。

B:女子プロレス界は大きな変革の時を迎えているかもしれない…

C:国内ではスターダムがブシロードを親会社に迎えてから売上も倍増、SNSや地上波での放送局も拡大など勢いが盛んで伸び盛っている印象ですね。これに追従できる団体が現れるかどうか。

A:そのスターダムからは林下詩美が女子プロレス大賞を受賞した。

B:年間を通して最高峰の赤いベルト(ワールド・オブ・スターダム)を防衛し続けたのは見事。

C:既に9回の防衛を果たしており、紫雷イオの持つ14回の過去最多記録も視野に入ってくる位置です。

A:防衛を続ける度に貫録が増してきてるよね。強さの象徴としてどこまで突き進むのか?

B:もはやビッグダディの三女と呼ぶ人もほとんどいなくなったような…

C:入場時に赤いバラを持って入場してきて女性ファンにそれを渡す姿がいいですよね。宝塚の男役みたいな格好良さがあります。

A:新日本の両国大会ではベスト・オブ・スーパー・ジュニア(BOSJ)28を高橋ヒロムが連覇した。

B:怪我から復帰のYOHの4連敗からの7連勝も凄かったけど、ヒロムの壁は厚かった。

C:優勝決定戦で乱入してきたSHOもすさまじかったですね。リング外の二人をショックアローでKOさせておいて「メインイベント、ノーコンテストです! ご来場ありがとうございました~」とマイクですからね。大暴れですね。

A:そのSHOをロスインゴの内藤と鷹木、CHAOSからは後藤とYOSHI-HASHIが退散させに来るという構図ね

B:去年のベスト・オブ・スーパー・ジュニアの優勝決定戦(高橋ヒロムvsエル・デスペラード)がベストバウト級の素晴らしい試合だったから、インパクトの面で勝るには外野もひっくるめたドラマが必要だったのかもしれないが、やはり本質的には試合内容で魅せきって欲しいところ

C:そのデスペラードと高橋ヒロムの黄金カードが東京ドームで実現しますね。

A:同日のワールド・タッグ・リーグ(WTL)2021は後藤洋央紀&YOSHI-HASHIのCHAOSコンビが優勝した。

B:今年は石井智宏も含めてNEVER6人タッグを中心にベルト戦線で戦ってきた2人だが年末にタッグで東京ドームへの切符を手に入れた。

C:二人の合体技「消灯」が素晴らしいですよね。連日の後藤選手の「起床!!!」「消灯!!!」tweetと相まっていい味を出してます。

A:同じくタッグチームとして2021年活躍し続けたタイチ&ザック・セイバーJr.のデンジャラステッカーズと東京ドームで雌雄を決するね

B:全日本プロレスでは所属3選手のラストマッチが後楽園ホールで開催された。

C:ゼウス選手が大阪プロレスの代表となる為、独立退団。岩本煌史が契約満了で退団。頸椎椎間板ヘルニアで長期欠場していた野村直矢が退団となりました。

A:出会いがあれば別れがあるもの3選手がいなくなり、淋しくなるが新天地での活躍に期待したい。

B:全日本には2021年にデビューの大型新人・斉藤兄弟(ジュン&レイ)もいるし、他の選手にチャンスができるわけなので是非とも頑張ってもらいたい。

C:DDTでは長年所属していたユニット・DAMNATIONが解散され、所属ユニットに注目が集まっていた遠藤哲哉が小橋建太さんに直訴して新生バーニングを結成しました。

A:バーニングと言えば98年に全日本で結成された第1次、2000年にノアで発足した第2次、2013年に元ノアの5人が全日本プロレスで小橋から託され再結成した第3次と歴史のあるユニットだ。

B:今回もその歴史に名を連ねる小橋建太を後見人にし、秋山準を参謀に据えることでバーニングの歴史に第4次をDDTのリングで加えることになったわけだ。

C:遠藤哲哉選手は新体操で鍛えた身体能力はピカイチですし、KO-D無差別のベルトも2度巻くなどシングルプレーヤーとしての能力は申し分ありません。

A:あとはユニットを率いるリーダーシップをどれだけつけれるかというところで、今回は秋山準からガウンを託されたわけだ。

B:新時代を築くことができるかどうか歴史を紡ぐだけなのか、歴史を開くことができるのか注目だね。

C:女子ではSEAdLINNNGの代表の高橋奈七永選手が退団することを発表しました。

A:これは衝撃的だった。全女の最後の赤いベルト(WWWA世界シングル)王者として、全女イズムを引き継ぎながら女子プロレス界で里村明衣子と共に横綱として強さの象徴であった高橋奈七永がまさか退団することになるとは。

B:コロナによる影響が大きいね。自身の病気も公表して前向きに進むための選択とはいえ、時の流れを感じる。

C:SEAdLINNNGの所属選手からも非常に愛されて、深いリスペクトを感じます。奈七永選手の思いも受け継いでSEAdLINNNGの選手には頑張ってもらいたいです。

A:プロレス界全体を見通しても様々な出来事が起きたね。アントニオ猪木も1年前には元気に60周年を迎える式典に出ていたと思ったら今年は病に臥せってしまって…

B:弟子のKENSOが闘病生活を密着したドキュメンタリー番組「燃える闘魂 ラストスタンド~アントニオ猪木 病床からのメッセージ~」を制作し各方面で話題を呼んだ。

C:本当に「元気があれば何でもできる」ですよね。

A:やっぱり元気があってこそプロレスも見れるだね!

B:2022年も元気にプロレスを応援していけるように、まずは毎日のスクワットから!

C:それでは良いお年を!

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