【新日本】50周年記念セレモニー終了後に前田日明氏がコメント「プロレスの定義っていうのは、どんどん難しくなってるんですよね」

新日本プロレスは3月1日、東京・日本武道館で『CSテレ朝チャンネル Presents 旗揚げ記念日』を開催。

50周年記念セレモニーに登場した前田日明氏は終了後、バックステージにて「50年……もうそんなに経ったんですね。1972年というと……俺が小学校6年生の時か。高校1年か2年の時に猪木vsアリ戦があったんだよね。もうそんなに経ったんだね。途中、経営者が代わったりとかいろいろありましたけど、新日本という名前が残って。今じゃ新日本のアーカイブを海外で放送したりとかやってるっていうので、自分もFacebookやってると、海外のファンが自分の動画を集めて『ファンです』って送ってくれたりとかして、ビックリしますよね。今、鈴木みのるが海外でサーキットしてたりとか、海外で新日本の興行があったりして、ビックリしますよね、何かね。」と50周年についての感想を述べた。

続けて「ただ一つ残念なのは、新日本が作り上げてた、世界のどこにもないオリジナルの日本スタイルっていうのが、絶えちゃいましたね。それはしょうがないですけどね。」とコメント。

また印象に残る試合を尋ねられると「外国人で言うと、アンドレvsハンセンの田園コロシアムでやった試合。アレは本当にビックリしましたね。俺自身の試合は……藤波さんとやった試合とか、アンドレとやったシングルマッチも印象に残ってますね。」と懐かしんだ。

最後に「プロレスの定義っていうのは、どんどん難しくなってるんですよね。しょうがないんですけど、若い選手がそれぞれ自分でこうじゃないか、ああじゃないかって思ったことをどんどんどんどん実践して、やっていってもらいたいですね。自分たちの頃は、決着がつかない、なぜなんだ?っていうのがあったし、一般のプロレスファンの素朴な疑問、ロープに振ったら何で返ってくるのかとか、そういうのに対して、『じゃあ、こういうのはどうなんだ』っていうので、自分たちが問題提起したんですよね、ファンに応えて。プロレスってずっとその繰り返しだと思うんですよ。激しい試合、凄い試合っていうのは何なんだっていうね。それを永遠に問い続けるっていう。まあしょうがないですね。これが正解だっていうのはないんで、いろんな人が試行錯誤してやっていけばいいんじゃないですかね、特に若い人がね」とこれからの世代にエールを送った。

<写真提供:新日本プロレス>

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