【スターダム】白川未奈インタビュー<第2弾>初参戦からコズエンメンバーへの思い、話題となったサイコ化の真相を激白!

2020年10月からスターダム参戦を振り返って

 

――遡ること2020年10月からスターダム参戦を振り返って。私自身は一番最初、冒頭にも言いましたけど白川選手の人を魅了するプロレスラーとしての技量が間違いなく数段上がったと思っています。今は輝くプロレスラー白川未奈というのが確立してきていると思います。白川選手自身は振り返ってみて、いかがですか?


※初参戦はXでなくZとして登場

白川:本当にスターダムに参戦してよかったなって思ってて。試合をしながら、本当に周りに成長させてもらったなって。かつ、それだけじゃなくて、本当に皆、キャラクターがしっかりしているから、生き残るのに本当に必死なんですよ。だから、こんなに必死じゃなかったら、いろんなことを考えなかったと思う。今までは例えば、お客さんに喜んでもらう見せ方は考えてたんですけど、スターダムに参戦するようになってからは、例えば受け身もちょっと人変えてみようとか。そういうのも考えるようになった。受け身って、ケガしないようにするわけですけど。その受け身もちょっと取り方を変えるだけでも自分の色が出たりするので、そういうのを考えるようになりました。それは生き残るため。

 

――入場した時のポーズも、選手にも流行っていましたよね。

 

白川:大流行!笑

――選手が真似したいと思う入場って、なかなかないと思うんですよね。

 

白川:そうですね。

 

――白川選手の入場をやりたいと思う選手たちが出てきた。

 

白川:あれも最初は、昔からこうやって入場してたけど。私もWWEとかよく見てるんで。それも誇張しなきゃダメかもと思って、めちゃくちゃ誇張し出したら、流行ったんです。だから、自分が思ってる10倍くらいの勢いでやらなきゃダメだなと気付きました、最近。

 

――白川選手はどこかのタイミングでふっきれたんだろうなと。試合にしても、声の出し方にしても、自分のアピールが本当に上手になったというか、リアルレスラーになったなと思いましたよ。

 

白川:うれしい。ありがとうございます。

 

――これからますます成長していくと思いますし、シングルベルトの頂点を目指して、がんばってほしいなと思っています。

 

⑤フューチャー・オブ・スターダム王座獲得 vsウナギ・サヤカ(2021年7月横浜)

 

――そして、以前にフューチャー・オブ・スターダム王座を獲得してから、ウナギ・サヤカを迎え討った1戦。これはだいぶ前の話なんですけど。このあたりは今振り返っていかがですか?

白川:横浜で私がウナギとのトーナメントで勝って、その1週間後ぐらいの高田馬場で取られたんですね。

 

――この試合も短い間で王座の移動がありました。実際、チームの中でベルトをかけた試合というのは、プロ同士だから割り切っていると思いますけど、実際やってみて感じたことは、今振り返ってあります?

 

白川:実際感じたこと?2試合して、お互いがよく覚えている試合って、私は負けた方。ウナギに取られた。ウナギも印象に残っている試合で上げていたのが、私に負けた試合だったんです。お互い負けた試合の方が印象に残っていて。

 

――それはやはり悔しさという部分で?

 

白川:悔しさ。身内、身近に負ける悔しさは、遠くにいる人に負ける悔しさよりもリアルに感じられる。

 

――かなり近いですからね。

 

白川:はい。普段比べる対象とかじゃないじゃないですか。だから、すごく、私はフューチャー前も闘うとなった時、私が鼻の負傷で欠場している間に、7番勝負が組まれたりしていて団体から推されているな、というのをすごく感じていたから。そこで焦りと悔しさがあって。その気持ちがフューチャーの闘いにうまく乗っかって、最初ベルトが取れたけど。でも、ウナギとはさっきも言ったように、コズエンってバラバラというか、個がすごくあって。ウナギと私も中身が似ている様な感じに見えます?どういうふうに見えているんだろうと思って。

 

――芯の強さは2人にとても感じますね。ここでのし上がってやろう、みたいな。その当時、2人に相通ずるものをすごく感じました。他の選手よりも。

 

白川:ここでのし上がってやろうというのは、私もウナギもすごく他の選手よりもあると思う。


――しかも本音で、言霊というか、言葉に魂が乗っかって、本気の言葉でちゃんと言っているなという。それが言葉になって出てきているなという気がしました。

 

白川ウナギとセットで見られることが多いけど、お互いに持っている信念とか生き方も、それぞれ違うと思います。

 

――この時の前後の試合でも、すごくお互い牙を剥き合っているというか、バトルモードでしたね。スイッチが入った時の両者の闘争心のぶつかり合いは、見ているこっちからすると、ワクワク、ゾクゾクしましたね。

 

白川:1個のベルトをめぐって、笑顔で立てるのは1人なので。プロレスラーって、仲良くやることも大事なんですけど。ただ、チャンピオンになれるのは1人だけなんで。私は相手に優しさを見せていたら負けるということは、いろんな試合で、中野たむとの試合もそうだけど、すごく思ったから。お互いに相手を思う気持ちは蓋をしてぶつかったという感じです。それは必要ないじゃないですか。相手を倒さなきゃいけないから。

――もうリングに上がったらね。

 

白川:はい。あんまりコズエン対決はやりたくはない。

 

――気持ち的にしんどい?

 

白川:しんどい。でも、ただ中野たむは超えないといけないから、またその時はやってくるだろうなと思って。

 

――白川選手は本当に今、誰と絡んでも白川色をちゃんと出して、ぶつかっていけます。個性が確立されてきているから、そこはすごくプロフェッショナルとしての試合を、決まった試合に対しての自分の挑み方、見せ方、そういったところはファンに対してアピール力は強いなと思いますね。

 

白川:誰と闘うにしても、その人との会見の前よりも、そういった争いでも試合でも、絶対に相手の懐に入らないじゃないけど。絶対に対戦相手によって自分を変えるのはしないと決めてる。

 

――白川未奈ワールドという世界観の中で闘っていく?

 

白川:はい。

 

――それはいい戦略だと思いますね。

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