【東京女子】マジラビが「ふりーWiFi」を退けプリンセスタッグ王座V4!「今までにないタイプのタイトル戦だったので視野も広がった」

 東京女子プロレスが5月3日、東京・後楽園ホールで「YES! WONDERLAND 2022~夢の翼を広げ~」を開催。プリンセスタッグ王者のマジカルシュガーラビッツ(マジラビ=坂崎ユカ、瑞希)が「ふりーWiFi」(乃蒼ヒカリ、角田奈穂)の挑戦を退け、4度目の防衛に成功した。

坂崎の米AEWへの遠征が急きょ決まったたため、スケジュールの都合で第1試合でタイトル戦が行われる異例の事態になった。

4月24日、東京・両国KFCホールでの前哨戦では「ふりーWiFi」がコーナーポストを外して、瑞希の額を金具にぶち当てるラフ殺法で制していたが、この日もなりふり構わず。

 序盤は両軍ともに好連係を繰り出して、一進一退の攻防となったが、「ふりーWiFi」は2度に渡ってポストを外して、マジラビを追い込んだ。さらに「ふりーWiFi」はサンドウイッチ式のトラースキックを瑞希に見舞うも、立ち上がった瑞希は乃蒼にキューティースペシャル。

 坂崎が角田をマジカルメリーゴーランドで排除すると、再び瑞希が乃蒼にキューティースペシャルをガッチリ決めて3カウントを奪取した。

 坂崎は「読んでたけど、あっちも考えてきてた。2人の絆のベルトが守れてよかった。これで安心して飛行機に乗って、米国に行けます。(5・5大阪の欠場などで)お客さんにも迷惑かけてるかと思いますが、みんなが支えてくれるから、私たちは自由にできるので。感謝しかないです。(挑戦者組の電波は?)ちょっとだけ届きました」と安堵の表情を浮かべた。

 瑞希は「ああいったタッグもいいのかなって思った。今までにないタイプのタイトルマッチだったので、私たちの視野も広がった」、坂崎は「通常より、怒りのポイントが立ちやすいし。違う色になるんで、楽しいんじゃないかと思います」と話し、「ふりーWiFi」を評価していた。

 かたや、ベルト獲りがならなかった角田は「前哨戦で何度も戦わせてもらったけど、2人になったときが最強だなって。自分のパターンに持ち込みたかったけど、上回られて。完敗です。悔しいけど、ウチらは始まったばかりなんで。もっと経験値積んで、東京女子のタッグ戦線に食い込んでいってやろうと思います」と語った。

 乃蒼は「これまで、(マジラビと)させてもらったタイトルマッチのなかで一番厳しくて、怖かったなって。でも、ここまで引き出したのは自分たち。私たちに勝ったからこそ、もっと防衛して。いつかもっと強くなった『ふりーWiFi』がまた挑戦しに行きたい」と再挑戦を視野に入れていた。

【大会名】YES! WONDERLAND 2022~夢の翼を広げ~
【日時】2022年5月3日(火・祝)
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】695人(超満員札止め)

▼オープニングマッチ プリンセスタッグ選手権試合 30分一本勝負
<王者組>坂崎ユカ&○瑞希 vs 乃蒼ヒカリ●&角田奈穂<挑戦者組>
13分53秒 キューティースペシャル
※第9代王者組が4度目の防衛に成功。

▼第二試合 エキシビションマッチ 3分
才木玲佳 vs 遠藤有栖
※エキシビションマッチのため勝敗なし

▼第三試合 20分一本勝負
上福ゆき&○桐生真弥 vs 猫はるな&鳥喰かや●
10分9秒 逆エビ固め

▼第四試合 15分一本勝負
○鈴芽 vs 長野じゅりあ●
5分46秒 片エビ固め
※リングアベル

▼第五試合 20分一本勝負
辰巳リカ&渡辺未詩&○荒井優希 vs 愛野ユキ&らく&原宿ぽむ●
13分41秒 片エビ固め
※Finally

▼セミファイナル 20分一本勝負
○山下実優&伊藤麻希 vs 志田光&宮本もか●
15分2秒 片エビ固め
※Skull Kick

▼メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>○中島翔子 vs ハイパーミサヲ●<挑戦者>
14分29秒 エビ固め
※ダイビング・セントーン。第10代王者が2度目の防衛に成功。

〈写真提供:東京女子プロレス〉

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