【DDT】秋山準が坂口征夫とのヒザ対決を制し「KING OF DDT」1回戦を突破!2回戦の飯野戦に向け「次やるかどうかまだ決めてません」

DDTプロレスが6月16日、東京・新宿FACEで「DDT FREE -June- KING OF DDT 2022 1st ROUND」を開催。

DDT最強を決めるトーナメントが開幕し、秋山準が坂口征夫とのヒザ対決を制して1回戦を突破。

2回戦(同19日、東京・後楽園ホール)ではフェロモンズの飯野“セクシー”雄貴との異色対決が決まったが困惑を隠せなかった。

KO-D無差別級王者・遠藤哲哉が同12日のCFF(サイバーファイトフェス)で脳震とうを起こして今大会を欠場。

保持していた同王座を返上し、今トーナメントの優勝者が新王者に認定されることになった。

この事態に遠藤と同じユニットに属する秋山は「優勝してベルトを巻いて彼(遠藤)の前に立たなきゃいけない」と並々なる決意で出陣した。

秋山と坂口はシングル初対戦で、ともに一騎打ちを熱望していた。序盤レスリングの攻防から坂口がミドルキック、ヒザ蹴りで攻め込めば、秋山もヒザで応戦。

秋山がフロント・ネックロックで絞め上げれば、脱出した坂口は神の右ヒザ、ミドル、スリーパーで反撃。秋山もバックドロップ、エクスプロイダーを繰り出した。

坂口が偉大な父・坂口征二さん譲りのジャンピング・ニーアタックを見舞えば、秋山はジャンボ鶴田さん直伝のジャンピング・ニーパットで返した。

秋山はヒザ蹴り連打から、サポーターを外して生ヒザを連発。エクスプロイダーをカウント2で返されると、リストクラッチ式エクスプロイダーで坂口を仕留めた。

また、MAO VS飯野“セクシー”雄貴の一戦は、MAOがフェロモンズ対策として、防護服のような格好で登場。

飯野はアースホースを持ち出して妖しい攻撃を展開。飯野はMAOの口にホースをくわえさせ、片方は自身の尻に突っ込むとMAOがたまらずギブアップし、飯野が2回戦進出を決めた。

秋山は「次、飯野って聞いてない。シャッフルしてクジ引くんじゃないの?何のために坂口と1回戦でやって、次、飯野?これがDDTか?坂口のヒザは効いた。オヤジを背負ってのものだから思いがあるだろうし。いいヒザをもらって目が覚めたよ。トーナメントで勝ってベルトを巻きたいと思いました。でも、次やるかどうかはまだ決めてません」と飯野との対戦に困惑を隠せなかった。

ふだんフェロモン語しか発しない飯野は日本語を思い出したのか、「辛いことがあれば俺を見ろ!俺こそがDDTだ!」と発言。

1回戦敗退となった坂口は「対峙して”噛み殺さないと俺が殺される”って。久々にリングの上で恐怖を味わったよ。俺のプライドの方がちっぽけだった。でも俺はしつこいよ。勝つまでいくぞ。勝つまでヒザを叩き込んでやる。あとは樋口(和貞)、オマエに託した」と話した。

この日の結果により、6・19後楽園でのそのほかの2回戦の組み合わせはHARASHIMA VS吉村直巳、上野勇希VS佐々木大輔、樋口VS高梨将弘に決定した。

なお、第一腰椎骨折のため長期欠場していた大石真翔が7月24日の後楽園で1年ぶりに復帰することが決まった。

【大会名】DDT FREE -June- KING OF DDT 2022 1st ROUND
【日時】2022年6月16日(木)
【会場】東京・新宿FACE
【観衆】444人(超満員札止め)

▼ダークマッチ 10分一本勝負
高梨将弘&△小嶋斗偉 vs 岡田佑介&高鹿佑也△
時間切れ引き分け

▼オープニングマッチ トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
●岡谷英樹 vs HARASHIMA○
9分6秒 体固め
※蒼魔刀

▼第二試合 トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
●クリス・ブルックス vs 吉村直巳○
7分24秒 片エビ固め
※払腰

▼第三試合 トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
○上野勇希 vs KANON●
15分9秒 片エビ固め
※BME

▼第四試合 トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
●火野裕士 vs 佐々木大輔○
8分45秒 横入り式エビ固め

▼第五試合 トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
○飯野“セクシー”雄貴 vs MAO●
14分59秒 アース・シーシャ 

▼セミファイナル トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
○秋山準 vs 坂口征夫●
10分46秒 片エビ固め
※リストクラッチ式エクスプロイダー

▼メインイベント トーナメント1回戦 時間無制限一本勝負
●納谷幸男 vs 樋口和貞○
18分45秒 体固め
※ブレーンクロー・スラム

<写真提供:DDTプロレスリング>

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