【東京女子】赤井沙希、SKE48荒井優希組が“難攻不落”のマジラビを下し、プリンセスタッグ王座を初戴冠!「ベルトを獲るところがゴールじゃないので、もっと成長して頑張っていきたい」
東京女子プロレスが7月9日、東京・大田区総合体育館で夏のビッグマッチ「SUMMER SUN PRINCESS ’22」を開催。赤井沙希(DDT)、SKE48荒井優希組がマジカルシュガーラビッツ(マジラビ=坂崎ユカ、瑞希)のV6を阻止してプリンセスタッグ王座初戴冠を果たした。
序盤、赤井組はダブル・ビッグブーツを瑞希に決めて好発進したが、その後はマジラビの猛攻で荒井が捕まる場面も多かった。赤井が坂崎に串刺し式ビッグブーツを決めるなど獅子奮迅の動きを見せると、荒井も瑞希にサソリ固めを決めて反撃。瑞希がフェースロックで荒井を絞り上げると、赤井は瑞希を三角締めで絞め上げた。
20分過ぎ、マジラビが合体技で攻撃すると、荒井が瑞希にフルネルソンバスター、赤井がブレーンバスターを繰り出した。坂崎のマジカルメリーゴーランドを赤井組が阻止すると、荒井が瑞希の背後からFinally(カカト落とし)を一閃。さらに坂崎にも蹴りを見舞うと、赤井が瑞希にケツァル・コアトルを見舞った。
そして、赤井と荒井がダブルの新人賞を瑞希に叩き込むと、赤井がカバーして3カウントを奪取。赤井組が難攻不落のマジラビから王座を奪い取った。
赤井は「マジラビは強いし、うちらが挑戦しても100回やって99回かなわなかったと思います。でも、私たちはタッグとして未熟かもしれないけど、優希ちゃんには可能性がメチャメチャある。100回中の1回を引き当てたのは、優希ちゃんの運のよさだったり引きだったり。私も引っ張っていくつもりでいたんですけど、優希ちゃんに支えられた部分もあります」と笑みを見せ、「次からが大変。追われる立場になるから。明日から追われる立場として、どんどんその先を走りましょう」と気を引き締めた。
プロレスデビューして初のベルト奪取となった荒井は「何度も苦しい場面もあったんですけど、赤井さんという素敵な先輩が近くにいてくれて、たくさん助けてくれて。今日は今までで一番の姿を見せられたんじゃないかと思います。でもベルトを獲るところがゴールじゃないので、もっと成長して、東京女子の一人としてもっと引っ張っていけるよう頑張っていきたい。(ベルトの重みは)今まで守ってきた先輩たちの歴史も背負うって、そういう重みも感じるので。このベルトに恥をかかせない存在でありたいと思います」とコメント。
一方、王座から陥落した坂崎は「あと1ミリ、2ミリ、届かなくて、ベルトを落としちゃったんですけど。マジラビは永久不滅なんで。またここから強くなっていこうと思います」、瑞希は「悔しいけど負けは負け。でも。今まで防衛してきたこととか、今日の試合とか絶対マイナスじゃない。それをバネにして、宇宙にって言ってるけど、まず世界に飛んでいけるよう頑張ります」と前を向いた。
【大会名】SUMMER SUN PRINCESS ’22
【日時】2022年7月9日
【会場】東京・大田区総合体育館
【観衆】1130人
▼オープニングマッチ 15分一本勝負
●長野じゅりあ vs 長野じゅりあ○
4分58秒 羅生門
▼第二試合 20分一本勝負
アジャコング&○愛野ユキ&らく&原宿ぽむ vs ハイパーミサヲ&角田奈穂&猫はるな&鳥喰かや●
12分28秒 エビ固め
※ヴィーナスDDT
▼第三試合 15分一本勝負
○水波綾 vs 渡辺未詩●
11分53秒 片エビ固め
※ホットリミット
▼第四試合 20分一本勝負
○志田光&乃蒼ヒカリ vs 上福ゆき&桐生真弥●
13分32秒 体固め
※荒鷲ドライバー
▼第五試合 20分一本勝負
里歩&●遠藤有栖 vs 駿河メイ&鈴芽○
14分21秒 体固め
※リングアベル
▼第六試合 インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>●伊藤麻希 vs アレックス・ウィンザー○<挑戦者>
13分22秒 エビ固め
※GTF。伊藤が5度目の防衛に失敗、ウィンザーが第8代王者となる。
▼第七試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
●サンダー・ロサ vs 山下実優○
13分39秒 首固め
▼セミファイナル プリンセスタッグ選手権試合 30分一本勝負
<王者組>坂崎ユカ&●瑞希 vs 赤井沙希○&荒井優希<挑戦者組>
24分28秒 体固め
※ダブル新人賞。マジカルシュガーラビッツが6度目の防衛に失敗、令和のAA砲が第10代王者組となる。
▼メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>○中島翔子 vs 辰巳リカ●<挑戦者>
19分23秒 片エビ固め
※ダイビング・セントーン。第10代王者が4度目の防衛に成功。
〈写真提供:東京女子プロレス〉