【MIKAMIプロデュース興行Vol.1】7・17板橋グリーンホール『CRUISER GAME』全対戦カード!MIKAMIによる見どころ解説!

現在フリーランスで活躍するMIKAMIが7月17日(日)東京・板橋グリーンホールにて自身のデビュー25周年記念となるプロデュース興行「CRUISER GAME(クルーザーゲーム)」を開催する。

MIKAMIはメインイベントにて『三上恭平デビュー25周年記念試合』として日高郁人 &木高イサミとタッグを組み、高岩竜一& TORU & LEONAと対戦。

LEONAとは初対戦となるが、2012年にLEONAの父である藤波辰爾とDDTプロレスのKO-Dタッグ王座を獲得している。

また、MIKAMIによる各試合のみどころも掲載。

1st-GAME 20分1本勝負
『Opening CRUISER.』
AKIYORI(瀧澤晃賴)
vs
橋之介

AKIYORI (瀧澤晃頼=TTTプロレスリング) は今大会出場時のみアルファベットに変更。リングネーム
を変更する事は『新しい自分」になるという事。心機一転し、まだ見ぬ自分を知る、表現する事にも繋がるのだ。過去に一度二度対戦した時まだ彼は持っている(物がある筈)と思った。たとえ一時であろうともリングネームを変える事で、新しい自分が必ず生まれる。これは断言できる。2005年に立ち上げたこのCRUSIER’s GAME、 DDTの 『HERO!』を初めて素顔のHARASHIMAとして出場させた。その後、今に至るまで彼の活躍は周知の通り。AKIYORIにも期待している。得意技はファイヤーバードスプラッシュ、チルト3、スレンテン。

橋之介(フリー)はウォーリー山口さんの実の息子。ウォーリーさんは俺が旧ユニバーサルプロレス所属当時レフェリーをしており、その後みちのくプロレス、米WWFでも「ミスタートヨタ」の名で悪役マネージャーとして活躍。みちのく時代ウォーリーさんに『ゴマちゃん」というニックネームで呼ばれた俺、新人時代は東京の自宅に招かれお世話になった。みちプロを離れDDT選手になってからも気にかけてもらい試合会場に橋之介を連れて来てくれた。小さかった橋之介の遊び相手をしていたものだが、いつだったかお気に入りのサングラスの上に座って壊してくれたな。その後、大きくなったアイツはプロレスラーに。得意技はツイスタープレス、スワントーンボム。

この二人の初めてのシングル戦、体格もファイトスタイルも近く、スピードを持ってるためスイングするだろう。CRUSIER’sGAMEのオープニングマッチにふさわしい好ゲームになると思いマッチメイクした。

2nd-GAME 30分1本勝負
『上京!大阪迷勝負!』
くいしんぼう仮面
vs
ミラクルマン

くいしんぼう仮面の中の男とは、自分がまだMIKAMIと名乗る前のDDT旗揚げ間もない1998年ごろにライバルとしてシノギを削ってきた。特に千葉県の逆井にあったIWA JAPANの道場でのシングルマッチは忘れられないし、その後お互いが名前とスタイルを替えて大阪のデルフィンアリーナで戦った、彼のデビュー周年記念大会でのシングルマッチもまた強烈な記憶として今も頭に残っている。おそらく彼もそう思っているに違いない(YouTubeにあるので是非見てほしい)。そういった昔からの縁、ライバルでもある彼に自分の記念大会に出てもらおうと思ったのだった。

対するミラクルマン。ミラクルマンとは意外にも面識が少なく、自分はこれまで絡んだ事はない。がしかし、くいしんぼう仮面に誰とやりたいか聞いたところ、いの―番にミラクルマンの名前が挙がったのだった。ミラクルマンの中の人とはお互いがキャリアを重ねてから連絡を取るようになったのだが、ひじょうに礼儀正しく素晴らしい人。くいしんぼう仮面とは俺MIKAMIがいたかったという気持ちは凄くあるのだが、ここはミラクルマンに譲って大阪で幾度となく闘ってきたという二人で思う存分やってもらいたい。

東京のプロレスファンには馴染みがないかもしれないが、今回はじめてプロレスを観るという人が多い中「こういうプロレスもあるのか」と、大阪の笑いの風を東京でも吹かせてもらおうとマッチメイクした。

3rd-GAME 30分1本勝負
『This is CRUSIER.』
大谷譲二
vs
井坂レオ

大谷譲ニとは何度か対戦があるが先輩後輩など関係なく自分をしっかり主張してくる。これはプロレスラーとしてとても大事な部分。言い換えればハングリーなのだ。雑草魂。超軽量級と言える体格なのだが、持ち前のスピード&瞬発力とプロレス頭は高いポテンシャルを秘めている。レスリングスタイルは自分と共通点があるのを戦って感じた。

大谷譲ニ「僕は日頃ジュニアであることクルーザー級であることを意識して闘ってます!ヘビー級とは違うという所をしっかり見せます!MIKAMIさんにはクルーザーゲーム を毎月開催してほしいので皆様ぜひお越し下さい!」

対するは井坂レオ。彼とも大谷譲ニと同じくらい数度の対戦経験があるが、スピード‪・‬体格‪・‬ファイトスタイルはまさしく俺が提唱するクルーザーゲームそのもの。何度か俺はマーベラス道場へ練習しに行きそこで彼が得意とするスワントーンボムを一緒に練習、フォームを調整したりした事があった。スワントーンボムの使い手は少なく、俺は彼ともっとスワントーンについて語り合いたいと思っている。彼の所属するマーベラスに男子レスラーは彼しかおらず、大谷譲ニを雑草とするならば井坂レオはエリートだ。

井坂レオ「7.17クルーザーゲームに参戦させていただきます!初めての大会ですが自分も身体が小さく、動けて相手を翻弄できるレスラーを目指しています。この大会、そして大谷選手とは久しぶりの対戦でとても楽しみです。初大会で初勝利めざして頑張ります!応援よろしくお願いいたします!」

珍しくスンナリ決まったカード。面白そうだから、好ゲームになりそうだから。俺が面白そうと思う顔合わせはファンからしてもそうだろうと思ってる。クルーザー級‪でありクルーザーゲームを体現出来得る二人による試合で勝負は紙一重、どちらが勝ってもそれは実力差による物ではないと俺は思っている。

4th-GAME 45分1本勝負
『ULTIMATE CRUSIER.』
佐藤光留&スーパータイガー
VS
橋本友彦&竹田光珠

クルーザーゲームはレスラー個々の戦いでありながらも、大会を手がけるプロデューサーとしては全試合のパッケージとしても勝負をしている。今回は約十年ぶりの開催となるクルーザーゲームを¨外伝¨とした事もあり、MIKAMIが提唱する世界と毛色の違う対戦カードが一つあっていいと思っていた(実際は二つになってしまったが)。およそクルーザー級とは言えない体格を持つ橋本友彦の『友情出演』が早い段階で決まっていたから、格闘技経験が豊富なこの男と絡ませて面白そうな試合を組もうと思っていた。

相手に橋本のライバルかつ現王者のスーパータイガーを入れたのは、力量を知る二人にバチバチやらせたかったから。橋本が「対戦経験がない」と言う、DDT時代をよく知る実力者‪‪・‬佐藤光留も相手に置いた。橋本のパートナーを悩んでいると名乗りを挙げたのは666より竹田光珠。彼にとって他の三人は大先輩になるが、自他ともに認める¨鋼の肉体¨から繰り出される技には自信を持っており自分の力を試してみたいとも言う。それならば俺もGOを出すしかない。橋本友彦‪・‬竹田光珠vs佐藤光留‪・‬スーパータイガー、魅力的なカードがまた一つ決まった。

SEMI-FINAL 60分1本勝負
『MK4 vs MIKAM-Ism.』
加藤園子 & AKINO
vs
AKARI &久令愛

クルーザーゲームは男女の分け隔て、「女子プロは関係ない」という思いはなく今回も良いカードさえあれば女子の試合を組もうと思っていた。かつて一緒に仕事した事もある同い年のAKINO選手はクルーザーゲームの世界観に合いそうだと思っていたら、現在MK4というユニットを加藤園子選手と一緒にやっているという。ならば丁度いい、このタッグでのタッグマッチだ。そして相手には昔から友好関係でプロレス教室やコーチ経験もある‪PURE-J‬女子プロレス、久令愛&AKARIの若い二人にした。近い存在の彼女らとは練習したり技を伝授した事もあるからサブタイトルにMIKAM-Ism.という言葉を作らせてもらった。

「PURE-J女子プロレスのAKARIそして久令愛です。私達は2019年デビューの同期であり、時に対角で激しく、時にタッグ「くれあかり」として共に戦っています。今回は大先輩でもあるお二人と対戦させて頂きます。臆することなく、AKARIと私の絆の強さを前面に出し勝ちにいきたいと思っています。」

これに対し加藤&AKINOからの返答は以下。

「この二人が自分にどれ程の良い刺激を与えてくれるのか…それとも全くの無で終わるのか…。楽しみにしています。」

二人にとってAKINO&加藤は憧れの存在であるが、コレはチャレンジマッチなんかじゃない。食らいつくだけじゃなくその先の一発を見せてほしい。ここから、また何かが生まれるはずだ。

MAIN-GAME 時間無制限1本勝負
『三上恭平デビュー25周年記念試合』
MIKAMI & 日高郁人 &木高イサミ
VS
高岩竜一& TORU & LEONA

自身のデビュー25周年記念という事で大好きなレスリングがジックリ出来るシングルマッチも考えたが、板橋グリーンホールで初の自主興行である事に加えて初プロレス観戦者が多い事もあり多人数タッグのお祭りムードでいこうと決めた。日高郁人は同郷‪・‬島根県の隣町出身。これほどまでに田舎すぎるローカル関係であるにも関わらずプロレス界では殆ど接触がない選手だった。闘った記憶も一度二度ほどで、次は島根県同士で並んで立ちたいと思っていた。もう一人は木高イサミで、彼自身はレスラーになる前からMIKAMIを応援してくれていた。2007年に歌舞伎町で開いたプロレスBARドロップキックで俺は初代店長、彼は側近ともいえるスタッフでありのちに三代目の店長となった。これまでクルーザーゲームでのキーポイントといえる試合やタイトルマッチで組んだり闘ったりしてきた。日高郁人と木高イサミはタッグパートナーでもあり、今回6人タッグでいこうかと思った時この三人でトリオになるのが必然ともいえ、とても頼もしい二人と組めて俺は嬉しい。

俺はよくコントラスト(の大事さ)を考える。MIKAMI日高イサミ、我々みな小柄な体型である事から相手にはなるべく大きな男を入れようと思った。そこで高岩竜一という男が直ぐに浮かんだ。この人と俺は数回とはいえ大事な場面で戦ってきた。その度にボロボロにされているがそれでも真っ先に浮かんだというのは何かあるんだろう。日高さんにとってもゼロワン時代の繋がりがありとても大きな存在だ。そして高岩さんは俺MIKAMIのトレードマークでも脚立=ラダーを持ってこいと言う。脚立OKという事だな、
ならば出させてもらおう。

TORUのチョイスも体格がしっかりしている事が大きいが、彼は学生時代このクルーザーゲームの情報を当ブログでワクワクしながら見ていたらしい。これを知った時、じゃあもうお前もう出るしかないだろう!と。嬉しい。彼も嬉しいだろう。

そして最後にLEONA…彼の本名は藤波玲於奈といい父親は藤波辰爾、あの藤波辰巳さんだ。俺は2012年に藤波さんとシングルマッチをさせていただいている。

余談だが、弓矢固めに敗れたものの…

その後タッグを結成しタイトルに挑戦し奪取した。

俺はレジェンド藤波辰爾と対戦し、その息子とも対戦できるという幸運なレスラーである。(MIKAMI.)

『MIKAMIプロデュース興行Vol.1』
日時:7月17日(日)OPEN 11:00 START 11:30
会場:東京・板橋グリーンホール
※チケット引換10時〜

MAIN-GAME 時間無制限1本勝負
『三上恭平デビュー25周年記念試合』
MIKAMI & 日高郁人 &木高イサミ
VS
高岩竜一& TORU & LEONA

SEMI-FINAL 60分1本勝負
『MK4 vs MIKAM-Ism.』
加藤園子 & AKINO
vs
AKARI &久令愛

4th-GAME 45分1本勝負
『ULTIMATE CRUSIER.』
佐藤光留&スーパータイガー
VS
橋本友彦&竹田光珠

3rd-GAME 30分1本勝負
『This is CRUSIER.』
大谷譲二
vs
井坂レオ

2nd-GAME 30分1本勝負
『上京!大阪迷勝負!』
くいしんぼう仮面
vs
ミラクルマン

1st-GAME 20分1本勝負
『Opening CRUISER.』
AKIYORI(瀧澤晃賴)
vs
橋之介

▼大会詳細などはこちらにて
http://blog.livedoor.jp/suicideboyz/

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