【DDT】樋口和貞&吉村直巳の“ハリマオ”がKO-Dタッグ王座戴冠!復帰の遠藤哲哉が8・20大田区で無差別級王座挑戦へ

 DDTプロレスが7月24日、東京・後楽園ホールで「Summer Vacation 2022」を開催。チーム名が“ハリマオ”に決定した樋口和貞&吉村直巳のヘビー級コンビがMAO&朱崇花を破り、KO-Dタッグ王座を戴冠。2冠王になったKO-D無差別級王者・樋口からの指名を、復帰した遠藤哲哉が受諾し、8月20日、東京・大田区総合体育館でのタイトル戦が決まった。

 ハリマオは破格のパワーで攻め込めば、MAO組は合体技で対抗。MAOが樋口を担ぎ上げたところに、朱崇花が雪崩式不知火を見舞う離れ業を見舞うも、吉村がカット。

 MAOは竜巻旋風脚を樋口に叩き込むも、樋口は後頭部へのラリアットを繰り出した。ハリマオはサンドウィッチ・ラリアットをMAOに繰り出すと、樋口が合体式のハイジャック・パワーボムで朱崇花を叩きつけた。

 MAOは掌底連打で反撃も、樋口はぶちかましからブレーンクロー・スラムを決めて3カウントを奪取。ハリマオはタッグ結成からわずか約半月でベルトを力で奪い取った。

 樋口は「自分は晴れて2冠王になりました。先が決まってるけど、相手が決まってない。8月20日、大田区総合体育館。遠藤哲哉、返答を求めたい」と、かねて初防衛戦の相手に名指ししていた遠藤を呼び出した。

 リングインした遠藤は「樋口、俺がいないDDTを支えてくれてありがとう。吉村にも感謝してる。今日復帰戦で立ち上がったけど、皆さんに恩を返せてない。俺がそのベルトをまた巻いて、DDTのトップに立つことで支えてくれた全員に恩返したい。樋口からの指名ではなく、俺の気持ちで8・20大田区、俺に挑戦させてくれ」と応じ、両者はガッチリ握手を交わした。

 バックステージで樋口は「タッグベルトに関しては感慨深い。それを吉村と獲れたのはうれしい。そして大田区総合体育館、遠藤哲哉に決まった。俺は遠藤哲哉を倒してベルトを獲ったわけじゃない。男と男の勝負をして、どっちがチャンピオンにふさわしいか白黒つけるんだ」と決戦に向け武者震い。

 吉村は「いまだかつて、こんな強さの象徴はないんじゃないか。メインの相手もMAOさん、朱崇花さん。全員世代はほぼ一緒。すでに新しい風が吹いてると思う。ここ最近でこのベルト獲るの4回目。もう俺のもんと言っても過言じゃない」と自信たっぷり。

 無差別級王座への挑戦が決まった遠藤は「指名があったっていうことではなく、挑戦表明したのは遠藤哲哉の意志です。今日復帰戦、こうやって立ち上がることはできましたけど、ここから前に進む。支えてくれた皆さんに恩返しするのはベルトを獲らなきゃいけないと思うんです。ベルトを返上するっていうのは相当なことだと思ってるので。樋口は強敵です。今までとは人が変わったような。その樋口に勝てるかどうか。遠藤哲哉のプロレス人生第2章かな」と気を引き締めた。

 一方、1度の防衛もできず、王座から陥落したMAOは「想像以上に一撃がきつすぎるから動きが止まった気がする。またなんかあったらMAO、朱崇花組で組んでくれ。そしたらそのチャンスを絶対につかむ。またKO-Dタッグに挑戦する」と唇を噛んだ。

【大会名】Summer Vacation 2022
【日時】2022年7月24日(日)
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】624人

▼オープニングマッチ 大石真翔復帰戦 30分一本勝負
大石真翔&●平田一喜 vs 彰人&ヤス・ウラノ○
0分14秒 首固め
▼再試合 30分一本勝負
大石真翔&●平田一喜 vs 彰人○&ヤス・ウラノ
5分54秒 アンクルホールド

▼第二試合 2vs3ハンディキャップマッチ 30分一本勝負
火野裕士&○納谷幸男 vs アントーニオ本多●&赤井沙希&イルシオン
7分29秒 拷問式コブラツイスト

▼第三試合 30分一本勝負
○飯野“セクシー”雄貴&男色“ダンディ”ディーノ&今成“ファンタスティック”夢人 vs 高木三四郎&大鷲透&伊橋剛太●
9分46秒 ケツゴェ

▼第四試合 30分一本勝負
●佐々木大輔&MJポー&KANON vs 青木真也&勝俣瞬馬&エル・ユニコーン○
12分36秒 反則勝ち
※マスク剥ぎ

▼第五試合 遠藤哲哉復帰戦~スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
○遠藤哲哉&秋山準&クリス・ブルックス vs HARASHIMA&坂口征夫&高尾蒼馬●
16分24秒 エビ固め
※バーニングスター・プレス

▼セミファイナル DDT UNIVERSAL選手権試合 60分一本勝負
<王者>○高梨将弘 vs 岡田佑介●<挑戦者>
10分55秒 エビ固め
※タカタニック。第7代王者が初防衛に成功。

▼メインイベント KO-Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>●MAO&朱崇花 vs 樋口和貞○&吉村直巳<挑戦者組>
20分7秒 エビ固め
※ブレーンクロー・スラム。MAO組が初防衛に失敗、ハリマオが第75代王者組となる。

〈写真提供:DDTプロレスリング〉

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