【新日本×スターダム】IWGP女子王座について棚橋「歴史のあるベルトのいい部分をうまく利用して」とエール
新日本プロレスとスターダムは23日オンライン会見にて、11月20日(日)東京・有明アリーナで開催する合同興行『Historic X-over(ヒストリック クロスオーバー)』の第一弾カードを発表、選手代表として新日本プロレスの棚橋弘至とスターダムの岩谷麻優が出席した。
史上初の新日本プロレスとスターダムの合同興行では、ミックスドマッチ3試合が決定した。
大会名:『Historic X-over(ヒストリック クロスオーバー)』
日時:2022年11月20日(日) 開場15:30 開始17:00
会場:東京・有明アリーナ
■ トム・ローラー朱里vsザック・セイバーJr.&ジュリア
■棚橋弘至&林下詩美vs後藤洋央紀&舞華
■タイチ&金丸義信と中野たむ&なつぽいvsエル・デスペラード&DOUKI&スターライト・キッド&渡辺桃
会見に出席した棚橋は「新日本プロレスとスターダムの選手が同じリングに立つっていう、ちょっと想像したら『すごいなんか楽しくなるんだろうな』って、やる前から感じてます。なので、スターダムのファンの方はスターダムの選手の良さがさらにいろんな媒体で伝わるだろうし、新日本のファンの方は新日本の選手をスターダムのファンの方に見てもらえるという、自分が好きなものを人にシェアするっていう、そういう広がりもある大会になるんじゃないかなと期待してます。なので、カードも発表されましたので、男子プロレスは筋肉がポイントになってくると思うので、しっかり照準を合わせて逸材ボディでこの大会に臨みたいと思います」と意気込みを語った。
棚橋とのタッグを熱望していた岩谷は「本日はこのような会見というか、このライオンマークのここに棚橋選手と並んで会見できる日が来るなんて思わなくて、それでちょっと緊張して飛びそうなんですけど……なんで棚橋さんと同じカードではないんでしょうか?」と残念さを見せるも「このミックスドマッチが組まれてないってことは、もしかしたら自分はIWGPのトーナメントに出るのか、そこもまだわからないですけど、ホントにこのスターダムがほかの団体さんと合同興行をするのも初めてのことだし。ましてや、スターダムと新日本さんの合同興行なんてホントにこれは選手も楽しみだし、もうワクワクしかないなって思います」と述べ「この有明アリーナのお客さんを大熱狂させる自信がスターダムにもありますので、それほど女子のプロレスも熱いっていうところを、初めて見る新日本さんのファン方にも伝わればいいなと思ってます。『やっぱ女子だからダメダメだよな』とか『女子だから』っていう言葉を『女子ってスゲーな』って思わせるような試合をみんなでやっていきますので、ホントに楽しみにしていてください。頑張ります!」とコメント。
棚橋は林下の印象について聞かれると「スターダムのなかでは結構、大柄な選手かなというのはありますね。で、やはりトップの選手なので並んで絵になるんじゃないかなと」と答えると「まあでも今回ね、ボクは林下選手と組みますけど、これが大盛り上がりすれば、また来年、再来年とその時々の選手でどういう組み合わせが面白いのかっていうのも考えられるし、今回は始まりですけど、ボクは1回で終わらない気がしてます」とその先の展開もイメージしているようだ。
そして、IWGP女子王座について質問された岩谷「自分がいまSWAっていうベルトのチャンピオンなんですけど、そのベルトの趣旨とちょっと似ている部分はあるのかなっていう印象がありました。でも、自分はSWAのいまのチャンピオン、そのベルトを大切に守りつつ、IWGPのベルト、初代のベルト、このチャンスを自分が獲りに行って両方巻いて、世界中に岩谷麻優をアピールしていきたいなっていう意気込みはすごいあります」と印象を述べた。
また、IWGPという言葉に関して岩谷が答えていると棚橋は「IWGP女子王座は、“インターナショナルレスリンググランプリ”って立ち上げからある歴史のあるベルトのいい部分をうまく利用して、そのIWGP女子っていう部分で対世間だったりとか、対ほかの団体だったりとか、インターナショナルなのでアメリカだったり、世界中の選手に対して『IWGPの女子王座ができたよ』ってことを大いにアピールして、是非チャンピオンになっていただいて、IWGPの女子のベルトを自分が持ってるいまのベルトと競わせてもいいんじゃないかなと思いますね」とエールを送った。
そして、設立されたIWGP女子王座に関してポジティブにとらえているか?という問いには「そうですね。まあ、IWGPっていうのは歴史もあって、IWGPって聞くといろんな名選手の顔が浮かんできますけど、批判から入るのではなく、まずやってみる。そしてそこに広がりをボクは感じられると思うし。だから、やる前にとやかく言うよりも、まずやってみてそこからまた良い部分、悪い部分っていうのは必ず出てきますので、そういった部分を選手、団体の努力でいい方向に向けていけばいいんじゃないかなと思います」と見解を語った。
また、今大会ではIWGP女子王座戦決定トーナメントの決勝戦が行われるが、トーナメントのスケジュールは以下
●一回戦
10.2 新日本プロレス・ロンドン
10.22 STARDOM・後楽園ホール
●準決勝
10.23 STARDOM・アリーナ立川立飛大会
●決勝戦
11.20 新日本プロレス×STARDOM合同興行 有明アリーナ大会
〈写真提供:新日本プロレス〉