【TAKAみちのく&ファイヤー勝巳インタビュー:前編】『タカタイチデスペマニア』直前!TAKAみちのくが自身30周年興行を語る<プロレスTODAY増刊号>

JUST TAP OUTより代表のTAKAみちのく、ファイヤー勝巳がプロレスTODAY編集部に来社。

TAKAみちのく30周年記念興行として「タカタイチデスペマニア」を開催。
TAKAみちのくに縁の選手が新日本プロレス、スターダムを始めとし、多くの団体から参戦!

1試合ずつがTAKAみちのくの思い入れのある試合のため、全試合の見どころを熱く解説。
また、それぞれが自身の試合について意気込みを語った。

今回の大会は、マスク着用のうえ声出し応援が可能!
ファイヤー勝巳はデビューして間もないため、ほぼ初めての声出し応援での試合となるが、その心境も明かした。

【大会名】~TAKAみちのく30周年記念大会~タカタイチデスぺマニア
【日程】2022年9月12日(月)開場:17:00 開始:18:00
【場所】東京・国立代々木競技場 第二体育館

▼インタビュー全編はコチラからご覧ください。

※後編は、TAKAみちのくが30周年を振り返る!近日公開。

 

①30周年記念大会への意気込み

――この大会を開催するにあたっての経緯や意気込みを聞かせてください。

TAKA「節目節目で大会やらせていただきましたけど、30は一番いい数字かなと思うんですよね。この次はあるか分からないし、ちょうどいいタイミングだと思うんですよね。やっとここまで到達できた、よしまたここからっていうイメージなんですよね。20周年、25周年を後楽園ホールでやらせていただいたんですけど、それ以上の会場でやりたいなと思って。いろいろあたった結果、代々木競技場第二体育館でやらせていただくことになりました。」

――しかも今回はマスク着用のうえ声出しOKですよね。

TAKA「これは大きいですよね。でもこの2年間拍手だけだったので、それに慣れてしまっている自分はいたんですよ。でもオーストラリアで試合したんですけど、向こうは声バンバン出してるので、ああこうだったよな、こういう感覚だったよなって思い出しました。」

――ファイヤー選手は声出しOKになったことについてはいかがですか?

勝巳「声出しありっていうのが、僕はほぼ初めてなのでとても楽しみですね。声援がある試合って想像がつかないんですよね。大きい会場で試合も楽しみなのに、僕にとって楽しみ尽くしな大会ですね。」

 

②各試合の見所

※全コメントは動画にて。

TAKA「現JTO(JUST TAP OUT)所属の澄樺、ミサ、rhythmの3人に対して、KAIENTAI-DOJOの仲間である山縣優、ハイビスカスみぃ(当時:アップルみゆき)、YuuRIはJTOですけど。ミサから見たら姉弟子みたいなものですよね。だからといって先輩と試合できて嬉しいということでなく、彼女らは結果を求めてますよね。特に澄樺、ミサは今他団体にもどんどん参戦しているので、ベテランをぶち倒す意気込みでやってほしいですね。」

――普段では見られないカードが見られるというのが醍醐味ですよね。

TAKA「今までタカタイチ興行でやってきましたけど、タイチと他団体で見られない、自分達だけのブランドを作ってきたんですね。そして今回はデスペも加わったので、中途半端なことは出来ないなと。練りに練って考えぬいたカードなので、全試合メインイベント級のつもりで組んでます。」

 

TAKA「これはもう稲葉ともかのための試合と言っても過言ではないですね。舞華と稲葉ともかはJTOで同期なんですよね。そしてMIRAIと稲葉ともかは自分きっかけでKAIENTAI-DOJOに入ってるんですね。なので、稲葉ともかにとって、団体は違えど、舞華もMIRAIも同期なんですよね。今スターダムでは舞華とMIRAIはユニットが分かれてますが、今回特別に組んでくれるということで。でも先日のスターダム若手主体興行「NEW BLOOD」で稲葉ともかがGod’s Eye(ゴッズアイ)入りをしてしまったんですよね。」

――びっくりしました!

TAKA「いや、このタイミングかよって(笑)。これ(タカタイチデスペマニア)終わってからにしろよって思いましたけどね。なので、図式的にどうなるのか・・。舞華は『3対1でもやってやる!』って言ってましたけどね。その中でそこに全く関係のないAoi。この中でどのように存在感を示せるかですね。」

――ファイヤーさんはこの試合いかがですか?

勝己「分かる人から見れば、めちゃめちゃ楽しみな試合ですよね。ともかさんのお母さんお父さんから見れば、めちゃくちゃ嬉しい(笑)」

 

TAKA「もともとこのカードは、鈴木軍メンバーの相手は、JTOの若手にチャレンジさせたいなと思ったんですよ。彼らの主張を聞いて、面白いなと思った人間を入れようと思ってたんですよね。でもそれだけだと力の差があるすぎるので、SNSで募集してみたんですよね。結構反応あって、SNSや個別で連絡くれた選手いたんですけど、その中で釣れた一番大きな魚がシュレック選手(笑)。若手募集したつもりだったんでこの人いくつかなって調べたんですけど。自分と同じ歳だったんですよね。『めちゃくちゃ、おっさんじゃん!』って(笑)。経歴見たら警察官だったみたいなんで。鈴木軍がめちゃくちゃ悪いことしてやろうかと思ってますね(笑)。」

 

TAKA「ちょうどタイチが20周年。2人合わせて50周年興行ってことでやろうかって話しもありましたけど。前回のタカタイチでヨシタツと初シングルやった関係で、タイチとヨシタツ。そして、タイチは今Youtubeに力入れてるんですけど、その中でヨシタツと対戦相手を生オファーしてやろうかって面白いこと言い出したんですよね。で、当日は自分も見たんですけど。彼らの同期が、後藤洋央紀、田口隆祐、中邑真輔。 中邑真輔呼びて~!って思ったんですけど、さすがに無理なので。なので、その場で後藤・田口にオファーして決定したんですよね。」

――同期対決、しびれますね。

TAKA「面白いカードになりましたね。」

――今回はタカタイチだけではなく、タカタイチデスペということでデスペラード選手が葛西純選手と改めて一騎打ちですね。

TAKA「もうこれはタカタイチの初期の話しになるんですけど、タイチと何やろうかって考えたときに葛西選手の名前が挙がって、新日本の選手が葛西選手と戦ったら面白くない?ってとこから始まったんですよね。そのときは新宿Faceで飯塚高史とやったんですけど・・・大パニックになりましたよね(笑)。そこから葛西選手は何かのたびに出てくださるようになって。DOUKIがまだメキシコにいたころに、日本に一時帰国して対戦したんですけど、もうボコボコにされたんですよね。それをデスペが怒って、その次のタカタイチマニアで対戦。そして顎を骨折するんですよ。もちろん直後の(新日本プロレスの)BEST OF THE SUPER Jr. は欠場。もう新日本プロレスになんて言っていいのか・・・ていうくらいダメージくらって。でもその枠にDOUKIが入って、ずっと新日本に定期参戦することになったんですよね。」

――面白いですね。

TAKA「そして僕が一時期新日本プロレスを離れていたので、タカタイチ自体がなかったんですけど。去年の暮れに復帰したことで、あの時の続きをということでタッグマッチをやったんですよ。そしてそこで葛西選手がデスペにバラ1本取り出して、シングルをやろうと。」

――あれは絵になりましたよね。

TAKA「もうこれはタカタイチの流れで舞台を作るしかないと。それでタカタイチデスペマニアになったんですよ。なのでこれは文句なしでメインイベントって思ったんですけど・・・タイチ曰く『トリプルメインイベントじゃね?』って。俺大嫌いなんですよ、ダブルメインイベントとか、トリプルとか。なんだかんだ結局最後がメインじゃないのかって。でもタイチに『タカタイチデスペだし、トリプルメインイベントでいいじゃん』って言われて、そうか、まあいいかって(笑)。なので、トリプルメインイベントです!」

 

③ファイヤー勝巳、自身のカードについて

――ファイヤー選手のカードはいかがですか?

TAKA「JTOの人間出すとして、誰をって考えたときにランキングトップ3の武蔵、蓮(※収録後にイーグルマスクに変更)、ファイヤー。そして自分に関係のある選手で考えて、やはりKAIENTAI-DOJOのときの選手で考えて、火野、イサミ、ウラノとなったわけなんですけど、思い入れ深い選手が揃いましたね。こちらも女子と同じく結果が欲しい、願わくは龍也が誰か倒して結果を残してほしい、今回だけで終わらない次に繋がる爪痕を残してほしいと思いますね。そして、JTO研修生デビュー第一号で、キャリアの浅いファイヤーですが、研修生上りの凄さを見せてくれたら嬉しいなと思いますね。」

勝巳「JTO対KAIENTAI-DOJOの対抗戦といってもいいくらいのカードだと思うんですけど、この大会でいっても僕が一番若手なんですよね。黒パン、黒シューズで今決まっているのは、僕1人だけなんですけど。それで僕が倒したらめちゃくちゃかっこいいなと。胸を借りつつも3人とも自分が倒してやるよと思ってますね。」

――以前、TAKA代表と火野選手の禁断の再開マッチがありましたよね。

TAKA「あれきつかったですね~。でもあれがなかったら、今回ここに火野はいないですからね。本当に険悪だったんで。今だからこそ笑えますけど、あのときはこれで人生終わるかもくらい思いましたからね。」

勝巳「僕、代表と火野選手の試合、まだデビュー前ですけどセコンドで見てたんですよね。なんだこの試合っていうか、緊張感が凄くて。あと、名前が被ってるので自分の『火』の方が強んだと証明するためにも火野さんから勝利を奪いたいですね。」

 

④TAKAみちのく、自身のカードについて

TAKA「前回のタカタイチで、金丸ノブさん組んで、ディック東郷&外道組とやったんですよ。それがめちゃくちゃ楽しくて、もっとやりてえなと。30周年だから、縁が深い人間をもっと集めたいなと思ったんです。なのでパートナーは、同じ歳、同級生、同期、入門テストも一緒、みちのくで一緒、アメリカでもメキシコでも一緒。日本帰ってきたら、全日本でも顔合わせて、いまだに接点を持って、30年を経て始めてUWFで戦ったりという腐れ縁のカズ・ハヤシ。本当どこに行ってもいるんですよ、あいつは。自分がメキシコ遠征行ったときに、カズもいるって噂は聞いてたんですけど、アレナメヒコでばったり。そののち、自分がWWEでアメリカに行ったら、カズもWCWに行って。アトランタを拠点としていたので、たまに行って飯でも食ったりしてたんですけど。買収で一緒の団体になったので、行動をともにしてたんですけど、僕が日本に帰るタイミングでちょうど彼も帰ってきて全日本に入団し、自分が全日本にあがらせてもらって組んだり敵対したり。それがずっと今でも続いて、本当によくも悪くも腐れ縁ですね。」

――不思議な縁ですね。ずっと同じ道をきて。

TAKA「カズ・ハヤシとは組んでもいい、対角にたってもいいという珍しい相手で。ただ、人間的な性格は合わないんですよ。好きとか嫌いじゃないんですよ、お互い興味ないんで(笑)。でも今でも唯一活躍している同期なので、組むか対戦するか迷ったんですけど、今回は組んでおきたいなと。もう1人はCIMA、これは同期じゃないですけど。彼と初めて会ったのは、メキシコで。そこからの縁ですけど、激しくもアホらしくも、いろんな抗争を繰り返してきたわけです。髪切ったり、パスポートを燃やしたり、亜パスポート・保険証をかけて戦ったり。まあでもお互い大人になったので、今はもう組むようになったりしてね。でも今年事件が起きましたよね。新日本プロレスのニュージャパンカップで、新日本所属じゃないCIMAと僕が1回戦で武道館で当たるというね。CIMAともなんだかんだ腐れ縁で。だから迷うことなくこの2人は決まりましたね。」

――本当によくここまで集まりましたよね。

TAKA「対戦相手は全てシングルで対戦して勝ったことあるんですよ。だけど改めてここで倒すことによって、恩返しじゃないですけど、ここまで大きくなりましたよっていうのを報告したい。そして25周年のときに飯伏と組んでオカダ&外道組とやったんですけど、もうこれは勝ったなというとこから、外道クラッチで負けてるんですよね。あのときの悔しさが忘れられないんですよね、だいたい周年記念大会の勝率0だし。だからここは是が非でも勝ちたいですね。」

――30周年こそは勝って終わりたいですね。9月12日が楽しみです。

 

<インタビュアー:プロレスTODAY総監督 山口義徳>

▼インタビュー全編はコチラからご覧ください。

※後編は、TAKAみちのくが30周年を振り返る!近日公開です。

 

【大会名】~TAKAみちのく30周年記念大会~タカタイチデスぺマニア
【日程】2022年9月12日(月)開場:17:00 開始:18:00
【場所】東京・国立代々木競技場 第二体育館

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