【ノア】GHCナショナル王座調印式で桜庭が船木に提案「青森と秋田出身なんで東北No1決定戦も一緒にしたいんですけど」<10.27記者会見>


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【10.27記者会見】10.30有明アリーナ大会直前記者会見 GHCナショナル選手権調印式 レポート

プロレスリング・ノアは10.30有明アリーナ大会で行われるGHCナショナル王座をかけて戦う、王者・船木誠勝、挑戦者・桜庭和志が登壇し調印式を行った。

こちらの王座戦はGHCマーシャルアーツルールで行われ、この試合のレフリーが島田裕二レフリーとなることがあわせて発表された。

因縁浅からぬ両選手はどのような心境でこの試合に臨むのだろうか。


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【以下選手コメント】

桜庭和志
「桜庭和志です。他にはない試合をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします」

船木誠勝
「桜庭選手には特別な思いが自分にはありまして。ちょうど自分が15歳で入門した時に、実は桜庭選手も、学年は1個下なのですが年が一緒で。お互い知らないですけど、桜庭選手の方は自分を見て、中学校を卒業してからすぐにプロレスに入れるんだと。で、お母さん、お父さんに相談したら学校卒業してから行けと。それでしぶしぶ学校を卒業してから来たと。もしかしたらその時一緒にレスラーになっていたかもしれない。自分の方が先に入門して、それで桜庭選手が大学終わってからですかね、UWFインターで。その時自分はパンクラスだったんですけど、形としては何年ですか?7年くらい業界では後輩になりますかね。そこからいきなりですね、自分の感覚としては自分が前を走っていたつもりだったんですが横からスポーツカーがバーッと通り過ぎて行った、そんなイメージでした。特にホイス・グレイシーと1時間半くらいですかね、試合した時はあんまり自分は人のことうらやましいとか思わないんですけど、すごいなと。ホイスにタオルを入れさせた。初めて同年代の後輩になるんですけど、すごいな、うらやましいなと。そこで何か月後かにヒクソン戦が決まっていたので、俺も勝たないとダメだなと追い込まれた記憶があります。そこで追い込まれたから負けたのかという事ではないですけど、プレッシャーですよね。相当かかってきたという記憶があって。常に自分の頭の中のどこかに彼がいた存在で。2007年のDynamite!! USAで自分が引退して解説をしていた時に、目の前でホイスと試合をしている桜庭選手を見て、俺はなんでこんなところに座っているんだろうと思って、復帰に向かって火が付いた要因の一人でもあります。一度目の現役の時は試合することはなかったんですが、自分が復帰する時、ちょうど15年前ですね。桜庭選手が相手になってくれた。その時は全然自分の先を歩いていました。それでも降りてきてくれて戦ってくれて。でも全く歯が立たなかった。正直、試合終わって控室行って泣きましたね。何もできなかったです。本当に去年のことの様に記憶しています。なので自分としては15年たった今、どこまで追いついているかわからないですけど、桜庭選手と戦って勝って15年前の自分にも勝ちたいと思います。今回は自分がチャレンジャーの気持ちで挑みたいと思います」

【以下、質疑応答】

―船木選手から桜庭選手への思い入れをお話しされていましたが、桜庭選手は船木選手へどういった想いを持たれていますか。

桜庭和志
「船木さんはやっぱりずっとパンクラスとかで強かったので、あこがれのイメージでした。今でも全然ありますね。で、15年前のこと思い出したんですけど、青森と秋田出身なんで東北No1決定戦も一緒にしたいんですけど」

船木誠勝
「もちろん。あとこの間もらったコシヒカリも―」

桜庭和志
「よろしくお願いします!」

―それと、レフリーが島田裕二レフリーという事も発表されました。

桜庭和志
「島田さんは適当にやっておきます」

船木誠勝
「一回、田村選手と試合した時にやってもらいました…それだけですね。まぁ色んな人の試合をさばいているんで、ベテランだろうと思います」

―ノアでは初めてのマーシャルアーツルールですが、福岡ではその内容に似たダブルバウトルールで戦われました。そこについては何か思うことはありますでしょうか。

船木誠勝
「自分としては今の桜庭選手の研究としてやりましたので、こんな感じなんだっていうのは把握できました」

桜庭和志
「3カウントナシですよね?3カウントナシなんでやっぱり下から攻撃とかいっぱいできるので、QUINTET(クインテット)の時みたいな感じでできるので僕はいいなと思います。ただ前回1回決まりそうになっちゃって。まさか船木さんがニンジャチョークってやつをやってくるとは思わなかったので。ニンジャチョークって僕、QUINTET(クインテット)の時1回負けちゃっているんですけど、そこは気をつけなきゃいけないと思っています」

船木誠勝にとっても桜庭和志にとっても、若き頃お互いに憧れた存在である。福岡大会ではダブルバウトルールでありながらその戦いは、尋常じゃない緊張感、緊迫感、そして刹那的な戦いであることをまさに見せつけた。次は一対一のタイトルマッチ。様々な経験を重ねた両選手がプロレスのリングで作り出す、異色のGHCナショナル王座戦。そのヒリついた空気を会場で存分に堪能したい。

【有明アリーナ大会情報】
※5大GHC選手権試合、実施!王座移動はあるか?
※武藤敬司引退ロード第三弾!
棚橋率いる新日本プロレス精鋭に、武藤含むNOAH三世代タッグが激突!

■大会特設サイトはこちら→https://www.noah.co.jp/thereturn/

<写真提供:プロレスリング・ノア>

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