【東京女子】EVE王者・山下実優がミリー・マッケンジーを返り討ちにして王座死守!「ミリーとの戦いは終わってない」

 東京女子プロレスが11月27日、東京・後楽園ホールで「ALL RISE ’22」を開催。英国ロンドンで、現地時間13日(日本時間14日)にプロレスリングEVE王座を奪取した山下実優が、EVEからの刺客ミリー・マッケンジーを返り討ちにして初防衛に成功した。

 両者は10月にスペインで、11月に英国で2度一騎打ちを行い、対戦成績は1勝1敗。今度は戦いの場を日本に移しての決着戦。山下は11・20新宿FACEでのタッグでの前哨戦で直接フォールを奪われているだけに、負けられない一戦となった。

 開始早々、ミリーは場外で強烈なジャーマンを見舞うなど厳しい攻め。山下はスクリューキック、コブラクラッチで反撃も、ミリーのスリーパーで捕獲された。10分過ぎ、山下は蹴りの乱れ打ちにいくも、ことごとく得意技をかわされ、なかなかペースをつかめず。ミリーはスピア、ジャーマンから腕取り式サイトー・スープレックスで決めにいくも、山下はカウント2で返した。

 ピンチを脱した山下はSkull Kick、クラッシュ・ラビットヒートとたたみかけて3カウントを奪った。

 山下は「今日決着戦で私が勝ち越しましたけど、私とミリーの戦いは終わってなくて。終わらせたくないなって思いました。またどこかで、まだやってない国はたくさんあるので。どこかで会うかもしれないので、そのときはお互いに成長した姿でぶつかりたい」と英国のライバルとの次なる戦いを見据えていた。

 本国にベルトを持ち帰ることができなかったミリーは「悲しい。ガッカリしてるし、EVEの期待を裏切ってしまった。自分にはガッカリしてるけど、ヤマシタは素晴らしいレスラー。彼女と戦う度に、多くのことを学び、よりよいレスラーになれるので、また戦えたら光栄」と話した。

【大会名】ALL RISE ’22
【日時】2022年11月27日(日)
【会場】東京・後楽園ホール
【観衆】657人(超満員)

▼オープニングマッチ 15分一本勝負
○鈴芽 vs 長谷川美子●
8分13秒 片エビ固め
※リング・ア・ベル

▼第二試合 2vs3ハンディキャップマッチ 20分一本勝負
○中島翔子&ハイパーミサヲ vs 桐生真弥&猫はるな●&鳥喰かや
9分17秒 ノーザンライト・スープレックス・ホールド

▼第三試合 20分一本勝負
○辰巳リカ&渡辺未詩 vs 宮本もか&長野じゅりあ●
13分1秒 ドラゴンスリーパー

▼第四試合 15分一本勝負
○瑞希 vs 遠藤有栖●
9分55秒 キューティースペシャル

▼第五試合 20分一本勝負
伊藤麻希&●乃蒼ヒカリ vs 上福ゆき&角田奈穂○
13分22秒 片エビ固め
※紫電改

▼第六試合 プロレスリングEVE選手権試合 30分一本勝負
<王者>○山下実優 vs ミリー・マッケンジー●<挑戦者>
13分52秒 片エビ固め
※クラッシュ・ラビットヒート。第20代王者が初防衛に成功。

▼セミファイナル プリンセスタッグ選手権試合 30分一本勝負
<王者組>赤井沙希&○荒井優希 vs 愛野ユキ&原宿ぽむ●<挑戦者組>
14分45秒 片エビ固め
※Finally。第10代王者組が3度目の防衛に成功。

▼メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>○坂崎ユカ vs ビリー・スタークス●<挑戦者>
14分50秒 片エビ固め
※マジカルメリーゴーランド。第11代王者が初防衛に成功。

〈写真提供:東京女子プロレス〉

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